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エムテックレボリューション GSX-R750(スズキ GSX-R750)新車から30年のオーナー車の各部に理に適った手法を施す【Heritage&Legends】
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レストア要素も含めつつパッケージとして底上げを図る
「当時新車で買われた車両で、そこからずっと乗られているオーナーさんのものなんです。最初は“ハンドルを上げたい”と入庫して、そこから車体や足まわりに手を入れて、合わせてリフレッシュも行っています。今回はエンジンオーバーホールとともに、かつて当店で以前作ったオリジナル鍛造ピストンキットの最後の1セットを組みました。WPC加工やDLC(ダイヤモンドライクコーティング)など、できる限りの表面処理を行っています。エンジン外観も当時の純正色と同等のガンコ...
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【歴史】スズキ「GSX-R750」(1985年~1991年)|ひたすらに勝利を追い求めた戦うための油冷マシン
スズキ「GSX-R750」誕生の歴史
油冷GSX-R750の栄光はサーキットと共にあった
大排気量の市販4ストスポーツをベースにしたマシンで争われていたTT-F1クラスのレースは、1980年代初頭は排気量の上限が1000ccで行われ、スズキはGSX1000Sをベースにした空冷エンジン搭載のマシンで参戦。1984年からレギュレーション変更で排気量上限が750ccになると、同じく空冷のGSX750E4をベースにするようになる。
しかし、すでにライバルたちは強力な水冷エンジンを積むようになり、空冷エンジンで立ち向かうのはもはや限界だった。そんな水冷のライバルたちと真っ向から闘うために、サーキッ...
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Team Classic Suzuki GSX-R750 SRAD RACER(スズキGSX-R750)'90年代を席巻したスーパーバイクをクラシックTTレース向けにチューン【Heritage&Legends】
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世界グランプリ500王者、RGV-Γのカラーもアレンジ
イギリスのGB(グレートブリテン)スズキが展開する、チームクラシックスズキ。スズキの絶版モデル用純正パーツの供給・販促の一環として、かつてのスズキ名車や旧車の再生を行う。さらに現在の欧州各地で行われているクラシックモデルによるレース(TOTの耐久レース版と考えると分かりやすいだろう。スプリントレースもある)用車両の製作&参戦を行ってきた。
そのチームクラシックスズキの最新作が、このGSX-R750だ。同時代のWGP500スズキファクトリ...
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飯田レーシングファクトリーGSX-R750(スズキGSX-R750)'88デイトナ・スーパーバイクウイナーを目標に作り込む【Heritage&Legends】
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登場当時に衝撃を受けたJ型R750を大事にしていく
油冷機登場時=1985年頃の日本はレーサーレプリカブームで、そこに投入された初代油冷、スズキGSX-R750はその中核でもあった。毎年行われる市販車の変化や、それを元にしたTTF-1やスーパーバイク群が叩き出すレース結果に一喜一憂し、憧れも抱いた。この車両のオーナー・橋本さんもそんなひとりで、’88年型GSX-R750=J型の登場当時、強い衝撃を受けたという。
当時は免許の限定解除も必要で、車両価格も高かった等の理由もあって手には入れられなか...
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<訃報> スズキの名物エンジニア 87歳で逝く ~さようなら横内悦夫さん
スズキ数々の名車を世に送り出した名物エンジニア
スズキ1970~80年代初頭のロードレース、モトクロス世界グランプリ時代のレースグループ長であり、市販モデルの世界ではGS750/1000やRG250Γ、GSX1100SカタナやGSX-R(400)/750などの名車を世に送り出した名物エンジニア、横内悦夫さんが亡くなりました。87歳でした。
横内さんは、昭和9年4月、宮崎県出身。昭和32年に鈴木自動車工業(当時)に入社、設計課に配属となり、同42年には短期間だけアメリカに駐在、同49年にレースグループ長に任命されてモトクロス、ロードレースのチームマネジメントとマシン開発を担当。 両競技とも...