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オプションで電熱効果も追加できる!『NANKAI カジュアルダウンパーカージャケットSDW-8123』#GEARS TEST(2019年)
カジュアルパーカージャケットのデザインは秀逸
ライディングジャケットの機能性、安全性は判っていても、バイクから降りたときの「いかにも」な感じが不満というライダーは少なくない。
本誌女子部のライダー達も、機能より「体の線がキレイに見えてカジュアルに着られるデザインが大事」と口を揃える。
ナンカイの新製品SDW−8123は、そんなストリート派ライダー待望の製品。
どう見てもライディングジャケットに見えないカジュアルなパーカーだが、本体全面に防水フィルムを内蔵し、防風・防寒性能を確保。
首回りは高めの襟に伸縮性の高いリブの内襟を組み合わせてネックウォーマーいらずの保温性を持ち、袖口にも冷たい風...
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リュック&シートの2WAY防水バッグ『TANAX PITGEAR タフザックSQ15 MFK-255』#GEARS TEST(2019年)
確実な防水性を得ている
タナックスのタフザックは完璧な防水性と丈夫さでツーリングライダーから絶大な信頼を得ているが、新製品のSQ15はリュックとしてもシートバッグとしても使える2WAY仕様。
街乗りからツーリングまで幅広く使えるオールラウンドアイテムだ。
素材はターポリンではなく、ナイロンにTPU(サーモ・プラスティック・ポリウレタン)コーティングを施したもの。
ターポリンは温度によって柔軟性が変わり、特に寒い時期は硬くなって使いにくいことがあるが、この素材は気温の影響をほとんど受けない。
しかもターポリン素材に対して強度が1・5倍で15%軽量(自重800g)という特性もオートバイ用バッ...
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自由に遊べる魅力はそのままにトリッカーが帰ってきた!『YAMAHA TRICKER』#試乗インプレ(2019年)
バイクを操ること自体を堪能できる楽しい相棒
その車名と、オフロードモデルともオンロードモデルともつかないルックスのせいか、キワモノ的なイメージを持たれがちなトリッカー。
実はエンジンやフレームはセローと共通。セローと大きく異なるのは外装デザイン以外ではフロント19、リア16インチのホイールと舗装路向きのタイヤ、それを支える前後サスペンション。
と書き出すと、まるでオフ車ベースのモタードモデルのようだが、そうではない。
トリッカーのキャラクターは「ストリートからオフロードまで幅広く遊べるファンバイク」という、他車にはない唯一無二のものだからだ。
トリッカーが最も得意とするのはエクストリーム...
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フルプロテクションの3シーズンジャケット『FLAGSHIP VERTEX MESH JACKET FJ-S196G』
ワイルドなデザインながら保護性能も万全
2月は寒さのピークだが、ライダーとしては「もうすぐ春が来る!」と前向きに捉えたいところ。
ニューモデルの発表や3月のモーターサイクルショーを楽しみにしているライダーも多いだろう。
ウエア関連も新作の春夏物が披露されるのは2〜3月だが、いち早く試せたのがこの春フラッグシップからデビューする新ブランド「FLAGSHIP」のメッシュジャケット、バーテックスだ。
見ためは大きめのロゴをあしらったショートジャケットで、肩、肘、背中、胸にプロテクターを内蔵。
肩と肘の外側には耐摩耗性の高いパッチも貼られ、プロテクション性能を稼ぎにくいメッシュ仕様ながら充分な安...
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定番の防寒デニムが機能性アップ!『K'S PRODUCT HRD4-S』#GEARS TEST
「防寒性」を謳うカジュアル系デニムパンツとは比較にならない暖かさ
ライディングウエアには安全性、動きやすさ、快適性といった要件が求められるが、多様なアプローチでレベルを上げているのが快適性。
80年代まではメッシュのジャケットやグローブは存在せず、防寒性もスキーウエアに劣る程度の性能。
現在のウエアは気温や天候への対応性が飛躍的に上がっているのだ。
カドヤのHRD4−Sは、カジュアルなストレートフォルムのデニムパンツながら高い防寒性能を備えていることが特徴。
表地は丈夫な14オンスデニムで、中間層に耐水圧10000㎜、透湿5000g/㎡の防風フィルム、裏地に保温性の高いマイクロフリースと...
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フレームもバイク専用モデルからセレクト!バイク専用メガネのススメ『Grass Arcus Downdraft』#GEARS TEST
バイクに乗る時もメガネを着用している人は多いだろう。
しかしヘルメットの内装と干渉して掛け心地が悪かったり、夜間になると見づらさを感じる…など、不具合を感じる場面も多々あるのではないだろうか。
そんなお悩みを解消してくれるのが、ひとりひとりのライディングスタイルに合わせて製作する“バイク専用メガネ”だ。
自身もメガネライダーであるテスター・太田が、実際にオリジナルメガネを製作!
専用モデルならではの実用性、快適性を徹底テストしてきたぞ!
バイク漫画『バリバリ伝説』とGlassArcusのコラボレーションによるスペシャルモデル。
主人公・巨摩郡のバイクのカウル、フレーム、エアダクトなどをテ...
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世界に誇れる“最高のヨンヒャク”『HODNA CB400 SUPER FOUR/SUPER BOL D'OR』#CB THE ORIGIN
いつの時代も愛され続け27年目を迎えた永遠の定番
1992年、CB1000スーパーフォアとともに「プロジェクトBIGー1」コンセプトの下で登場したのがCB400スーパーフォア。
堂々たるスタイリングと高性能と扱いやすさを兼ね備えたパフォーマンスで爆発的なヒットを記録し、瞬く間に400スポーツクラスの頂点に君臨した。
その後もたゆまぬ改良を続け、1999年には革新的なバルブ数切替機構「ハイパーVTEC」を搭載、2007年からはFI化も施され、この年同時にハーフカウル装備のボルドールも登場。
進化と熟成を重ねながら、常に時代の最先端を走り続けてきた。
常にクラスをリードする存在であり続けたと...
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配線不要のバッテリー一体型ホルダー『DEF モバイルバッテリー搭載スマートフォンホルダー』
どんな車両でもマルチに使える
スマホのナビアプリでモニターを常時表示させているとバッテリー残量は急速に減る。
ハンドル回りにUSBソケットを固定し、車体側バッテリーから給電すればバッテリー切れの心配は無くなるが、メインスイッチに連動する配線を見付けて端子を引き出し、ハンドル回りまで引き出す作業は少し面倒だ。
今回試したDEFのスマホホルダーは、ハンドルバーにクランプ固定するスマホホルダーと5V出力のバッテリーを一体化させたアイテム。
車体から電源を取る必要が無いので簡単に装着でき、複数車両での使い回しもOK。
バッテリー容量は5000mAhで、スマホなら1〜2回のフルチャージが可能。
バ...
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【レビュー】アライヘルメット「ラパイド・ネオ」
80年代のシンプルなフォルムと最新規格適合の安全性・快適性を融合
ライダー用ヘルメットの黎明期には紙の帽体にコルクの緩衝材を組み合わせた製品もあったが、1960年代には樹脂製帽体に発泡スチロール製緩衝材という構造が主流となり、機能性や快適性を高める方向で進化してきた。
近い将来、インカムやカメラ、ディスプレイを備えた「スマートヘルメット」も登場するだろうが、ライダーを守るという点で現在のヘルメットは完成の域にあるだけに、余計な物は要らないと考えるライダーも多いだろう。
そうしたシンプルさへの回帰というニーズに応えたのがアライのラパイド・ネオ。
最新モデルでは当たり前に装備されているディフ...
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精悍マスクに生まれ変わった定番スポーツスクーター『YAMAHA CYGNUS X』#試乗インプレ
熟成と進化を併せ持った申し分のない仕上がり
1984年の初代登場以来、ヤマハを代表する125㏄スクーターとしてモデルチェンジや改良を重ね、幅広いユーザー層に支えられているロングセラーがシグナス。
19年モデルのシグナスXはヘッドライト/テールライトのLED化や液晶フルデジタルメーター、12V電源ソケットを採用。
持ち前のスポーツ性はそのままに、さらに実用性を高めている。
空冷OHC4バルブ単気筒エンジン、アンダーバックボーンタイプのフレーム、前後12インチのホイールなど、全体の構成はごくオーソドックスで、119㎏の車重と775㎜のシート高も125㏄スクーターとしては標準的。
小柄なライダ...
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昭和61年 HONDA NSR250R【昭和vs平成 名車烈伝】(太田安治)
400㏄優位をひっくり返した俊足スプリンターNSR
2スト250㏄と4スト400㏄の混走もあった80年代のプロダクションレース。僕はFZ400RやGSX-Rで走っていたが、ホームコースにしていたSUGOの登り坂では250と400のパワー差が如実に出て、RZ、MVX、Γ、RZ-Rは相手にならなかったし、TZRもスリップストリームを使えば難なくパスできた。
だが87年にNSRが登場したことで400優位の時代は終わる。軽さを活かしたコーナリングスピードに400と同等のストレートスピードが加わり、ラップタイムは400より速い。さらに88年型NSRはカタログ値こそ45馬力だが、電気系を少しいじるだ...
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【BMW G310R】ついに登場!BMW初のライトウエイトスポーツ!【試乗インプレ】(2017年)
スタイル、走り、質感に加え価格も魅力的な注目株!
BMW=大排気量の高級車というイメージが強いだけに、このG310Rの登場に驚いた人も多いはずだが、新興国市場へ国際的企業が積極進出するのは時代の流れだし、市場開拓のためには、BMWを手の届くブランドとして認知させることも重要。G310Rをインド生産としたのは、低価格実現とブランド周知には手っ取り早い手段と言える。
日本国内では普通二輪免許で乗れる唯一のBMWとなるので、ブランドに敏感な若いライダーや女性ライダーに注目されることは間違いないし、重量車の取り回しに疲れたベテランライダーも、BMWなら抵抗なくダウンサイジングできるはずだ。
この...