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人気カテゴリー「スクランブラー」、ドゥカティの「スクランブラー」シリーズは何が違う? 『DUCATI SCRAMBLER CAFE RACER』#魅惑のネオクラシックBRAND
長い歴史を持つメーカーの多い外車でも、ネオクラシックのカテゴリーは盛り上がっている。ドゥカティではスクランブラーファミリーがその好例。スタイリッシュなデザインと元気な走りで好評なシリーズだ。最新モデルであるカフェレーサーは、低くセットされたハンドルやシングルシート風タンデムシートカバーが付いているのと、サイドカバーのゼッケンなど、往年のレーサーをオマージュしたテイストが入ったシルエットをしているのが特徴。ベースモデルのアイコンとはフロントのタイヤサイズなども異なり、少しハンドリングに落ち着きが増している。高速安定性も良好で、スポーティな走りだけでなく、高速巡航も楽な1台だ。
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一生に一度は乗っておきたいバイクの1台「SUZUKI HAYABUSA」(2014年)
デビュー7年目ながら不動の人気を誇るメガモンスター
現行モデルがデビューして7年経つというのに、メガスポーツの定番として変わらない人気を集めているハヤブサ。
今年ついに国内仕様が登場、しかもそのハイパワーの源泉である水冷直4エンジンのスペックが、輸出仕様と同じ最高出力197PSのフルパワーということもあって、ますます注目が高まったといえる。
パワー以外の国内仕様の大きな特徴は、180km/hのスピードリミッターが付いていることと、ETC車載器が標準装備されていることだろう。
全てが上質で、力強く誰もが扱える懐の広さ
世の中でもっとも速いバイクの1台として一世を風靡した超高速モデル。
今年...
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バネレートを1割落としただけで走りが激変した新オーリンズ『TRIUMPH DAYTONA675R』(2014年)
デイトナ675Rは、足まわり、エンジンともに大幅に進化している!
エンジンはクランクケース、シリンダーなどの構造を大幅に変更、ボア×ストローク比をさらにオーバースクエア化。
高回転・高圧縮化してパワーアップしてデイトナ675が、ようやくフルモデルチェンジ。
走り出してすぐにわかるほど従来型とはハンドリングが違う。
前後の足はこれまでの675Rと同グレードのオーリンズだが、内部セッティングを変更し、バネレートも1割ほど落ちていた。
感覚としてはこの差が非常に大きい。
バネがよく動くおかげで、複合コーナーなど、コーナリング中にサスにかかる荷重が一旦減少しやすくなるような状況での安定感、スタビ...
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「ホンダ、オーリンズ、ブレンボの技術者が日本に集結し、共同開発した最高傑作のCBR」がコレだ!!『HONDA CBR1000RR SP』(2014年)
オーリンズは車体の落ち着きが純正サスペンションとは全く違う
こういったチューニングパッケージというのは、狙い所が問題になる。カギになるのは姿勢を安定させたり、乗り心地、低中速域での接地性に影響するバネのチョイスで、イザとなれば草レースで威力を発揮する余力を持たせるか、スポーツ走行までにしておくかでかなり違う。
CBRで草レースとなると超高速域での戦闘力まで考えなくてはならない。その辺りの戦闘力まで欲を出すと、街中や峠道などで大方は硬い動きをすることになる。
特にCBRのようなシンプルなサスシステムでフルカバーするのは難しいのだ。
でもこのSPが狙っているのは「峠道からサーキットでのスポー...
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独創的なデザインと新感覚のライディングフィールでオートバイの新しい価値を創る!『HONDA NM4-01/02』(2014年)
このNM4は、モーターサイクルの新しい価値を生み出すことで、バイクに興味のない方にもホンダを好きになっていただけたらいいな、という想いで開発しました。新感覚を取り入れたスタイリングはフロントに注目が集まると思いますが、あえて太さにこだわり、200サイズとしたリアタイヤと絞り込んだテールとの対比にもぜひ注目して下さい。走りですが、マシンに潜り込む「コックピットポジション」とバックレストの相乗効果で、アイポイントの低い、スピード感にあふれた走りと、背中から押されるような加速感を併せ持つ「グラインダー感覚」を堪能していただけると思います。このマシンだけが生み出す世界を、ぜひ楽しんで下さい!(三...
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ヤマハの威信をかけ、時間、コストといった制約を超越して完成したVMAX!『YAMAHA VMAX』#輝匠価値(2014)
YZF-R1を出す前から企画は始まってました。何回も挫折し、試作車もいっぱい作りました。普通ではできない、矛盾だらけの開発だったんです。普通だったら、絶対やれないですよ。日産のGT-Rと同様に、メーカーの威信をかけ、時間、コストといった制約を超越して作りえたものなんです。手作り感、ホンモノ感にも拘ったのも、ヤマハのブランドバリューを上げることが目標だったのに加え、日本のモーターサイクルの価値を引き上げたいというテーマもあったので、妥協はしませんでした。こうして完成したVMAXは、日本のオートバイが唯一作り得た独自価値、独自様式なのです。アメリカやヨーロッパのオートバイではなし得ない世界で...