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新ブランド「FLAGSHIP」から、胸部プロテクターを標準装備した春夏モデルのジャケットが登場!
春の準備をそろそろいかが? フルプロテクションの3シーズンジャケット
2月は寒さのピークだが、ライダーとしては「もうすぐ春が来る!」と前向きに捉えたいところ。ニューモデルの発表や3月のモーターサイクルショーを楽しみにしているライダーも多いだろう。
ウエア関連も新作の春夏物が披露されるのは2~3月だが、いち早く試せたのがこの春フラッグシップからデビューする新ブランド「FLAGSHIP」(フラッグシップ)のメッシュジャケット、バーテックスだ。
見ためは大きめのロゴをあしらったショートジャケットで、肩、肘、背中、胸にプロテクターを内蔵。
肩と肘の外側には耐摩耗性の高いパッチも貼られ、プロテクシ...
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125cc並みに軽量コンパクトな車体 スポーツライクな走りに対応する足まわり【KAWASAKI Z250SL ABS】(2015年)
コンパクトな車体で扱いやすさ極まるハンドリング
Zシリーズの最小モデルがZ250SL。
エンジンや車体といった基本コンポーネンツはニンジャ250SLと共通で、違いはフルカウルを取り払ったネイキッドスタイルとバーハンドルの装備程度、という兄弟車だ。
車体が125〜150ccモデル並みに軽量コンパクトなうえに、ハンドル位置が高めで力を入れやすいから、取り回しは自由自在。
ハンドル切れ角も大きく、狭い駐輪場での移動やUターンも楽々と行える。
ルックスから受ける印象どおり、走行特性は軽快かつシャープ。
ゼロ発進がスムーズで低回転域での粘りもあり、市街地走行ではストレスフリー。このクラスの単気筒エ...
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数えきれないほどのモデルに乗った2人が語る、俺の忘れられない1台【太田安治】
あんなに魅せられていたZ2のことはすっかり忘れてしまった
73年に免許を取った僕が最初に魅せられたオートバイはカワサキの750RS。燃料タンクの艶っぽい曲線美、当時は珍しかった黒塗装のエンジン、マルチシリンダーを誇示するような4本マフラーの光沢。群を抜いて美しい。アイドルのレベルじゃなくて、ミスコンの世界大会優勝者みたいなもんだから、手に入れたときは泣きそうなほど嬉しかった。
それから何台も乗り継ぎ、技術や知識が少しづつ蓄積されるにつれて、機能や性能への関心が強まった。水平対向4気筒エンジンのホンダGL1000、並列3気筒のヤマハGX750、「4サイクルマッハ」と呼ばれたカワサキZ650...
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往年の“2スト魂”を伝えるライトウエイト・スプリンター!【KAWASAKI NINJA 150SS】(2016年)
旧きよき時代のテイストを受け継ぎながらも高性能
1990年代前半まで、速さを売りにする250㏄以下のロードスポーツモデルは2ストローク車が主流だった。2ストエンジンは部品点数が少ないので軽量・コンパクトに作れるうえ、4ストエンジンよりも出力を稼ぎやすく、軽さとパワーが求められるスポーツモデルには最適だったのだ。特に80年代はロードレースブームもあって、RZやTZR、NSR、Γ(ガンマ)、カワサキではKRやARといった2ストスポーツ車の全盛期だった。しかし90年代に入ってレーサーレプリカブームが終焉を迎え、98年には排出ガス・騒音規制の強化という逆風を受けた国産2スト車は続々と日本国内での...
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超レアマシン! カワサキ最後の2スト・ピュアスポーツ!【KAWASAKI NINJA 150RR】(2016年)
2ストの楽しさを新車で体験できるラストモデル!
ニンジャ150RRはタイカワサキで生産されていたKRR150系がルーツだが、タイ市場の急速な4スト化に伴ってインドネシア生産となり、モデルチェンジを受けて『ニンジャ』の車名が与えられた。しかしインドネシアでも4スト化の流れは速く、この15年型がカワサキ最後の2ストロードスポーツとなりそうだ。
4スト単気筒の最新モデルであるニンジャ250SLと比べると車格はほとんど変わらず、車重は15㎏軽い。そして最高出力は149㏄ながらSLと同じ29馬力。改めて2ストのメリットを感じさせる数値が並んでいる。最新モデルとは違い、走り出すまでにはひと手間かかる...
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「ちょうどいい」サイズとパワーでどこでも楽しめるオールラウンダー【KAWASAKI VERSYS 650 ABS】(2015年)
乗り心地とスポーツ性を絶妙にバランスさせた足回り
排気量もタイプも異なる様々な車種でツーリング的な試乗を行うことも多い僕が、日本の交通環境に合っていると感じるのは400cc以上1000cc未満のネイキッドかアドベンチャーモデル。それ以下の排気量だとエンジンの常用回転数が高くて気ぜわしく、それ以上では車体が大きくて重いからだ。
ヴェルシス650はそうした僕の好みに合ったオンロードツーリング指向のミドルツアラー。試乗したのは個性的だったフェイスデザインがニンジャ系と同じシャープなものになった2015年型だ。
パワーユニットはニンジャ650やER-6nと同じ並列2気筒。ニンジャやERはマニア好...
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ついに登場! シャープな走りのストリート・スプリンター‼【YAMAHA MT-25/MT-03】(2016年)
気負わずスイスイ走れる軽快なハンドリング!
ヤマハは共通のエンジンと車体を使ってバリエーションモデルを作る「プラットフォーム」展開を進めている。手始めはMT-09をベースとしたアドベンチャーツアラーのトレーサー、第2弾がフルカウルスポーツであるYZF-R25ベースのネイキッド、MT-25だ。320㏄版のMT-03も同時に登場したが、まずは国内販売のメインとなる250㏄版から話を進めていこう。
R25はスポーティーなルックスと、スムーズ&エキサイティングな2気筒エンジン、素直そのものといったハンドリングで、若い世代を中心に幅広く支持されているモデル。それに加えてバリエーションモデルを投入し...
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ほどよいパワーと十分なトルクで自在に使える170㏄トレール!【KAWASAKI×K's STYLE KLX170BF】(2016年)
プラス20㏄でパワーも増した魅力ある「ジャストサイズ」
カワサキのKLXシリーズは日本国内向けに競技専用車の110L、原付二種の125、軽二輪の250をラインアップするが、海外向けモデルとしてKLX150BFがある。エンジン/車体の基本構成はKLX125と共通だが、車名の最後に付くBF(ビッグフット)が示すように、フロント21インチ、リア18インチの大径ホイールと、専用の倒立フロントフォークを装備。主な仕向け地である東南アジアでは本格オフロードモデルという位置付けになっている。
このKLX150BFをベースに、輸入販売元のケイズスタイルがボアアップキットを組んで販売しているのがKLX17...
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お尻も上半身も電熱パワーで温める!【ALLMIGHTY サイバーホットシート/サイバーウォーマー】
ホンダのゴールドウイングやBMWの大型ツアラーにはシートヒーターが装備されている。どちらも冬の高速道路で使ってみたが、尻からじんわり暖まる感覚は例えようのない快適さ。そこでリプレイスの汎用シートヒーター『サイバーホットシート』を試してみた。
簡単に言えば「電熱線を内蔵した座布団」といった構造で、取り付けはシートに被せて面ファスナー付きのベルトで固定し、付属のバッテリーハーネスを車体側の12V電源に接続するだけ。バッテリー端子に直接接続するなら10分程度で装着できる。また、オプション設定のモバイルバッテリーを使えば車体から外して持ち運ぶことも可能だ。
車体側12V電源で試したが、外気温5℃...
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MC21は「魔法のバイク」と呼ばれるほど完成度の高いマシンだった【2スト熱狂時代‼︎】
僕たちの世代は「男子16歳にしてオートバイに乗る」が普通のことだった
2スト車が注目されているという話を聞くと、思わずニヤリとしてしまう。80年代のレプリカブーム世代なら誰しも「あの頃は良かった」的な感傷があるはずだし、4ストしか知らない若い世代は2ストロークというエンジン形式が好奇心を刺激するのだろう。
懐かしくて新鮮、という点ではアナログレコード人気の再燃と同じだが、それぞれが過去のものとなった経緯はだいぶ違う。CDの登場でアナログレコードが駆逐されたのはメディアの保管や持ち歩き、操作などの扱いやすさをユーザーが望んだという理由が大きいけれど、2ストエンジンが淘汰されたのは地球環境保...
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普及価格でも暖かさはトップレベル!【KIJIMA グリップヒーターGH08】
グリップヒーターは冬専用の装備というイメージがあるが、実際に装着すると使用期間が意外に長いことに気付く。外気温が15℃を下回るとスイッチを入れる人が多いから、東京近郊なら11月から5月までは当たり前のように使うし、夏場でも雨の日などには大いに活躍する。個人的にはオートバイには標準装着して欲しいアイテムだと思っている。
テストしたのはオーソドックスなスイッチ別体型グリップヒーターのキジマGH08。グリップ径は実測32㎜台とノーマルと大差ないので握り心地はごく自然。出力も21Wから36Wまでの5段階に調整でき、外気温やグローブの防寒性を問わずに快適に運用できる。なにより8000円という低価格...
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アドベンチャーに最適な新世代マルチパーパスタイヤ!【MICHELIN ANAKEE ADVENTURE】
高い安心感とフットワークで存分に「冒険」を楽しめる
新車のオートバイにはメーカーが想定する使われ方に合ったタイヤ(OEMタイヤ)が装着されているが、ユーザーの使い方が幅広いアドベンチャーモデルの標準タイヤは、車種によって舗装路向きタイヤとオフロード走行を視野に入れたタイヤに分かれている。
ミシュランのアドベンチャー用タイヤは100%舗装路走行が前提のロード5トレール、舗装路90%、ダート10%のアナキー3、舗装路とオフロードの比率が半々のアナキーワイルドの3種類。今回試乗したアナキーアドベンチャーはアナキー3の後継モデルで、舗装路80%、オフロード20%の使用状況を想定している。トレッド...