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タジマエンジニアリング CB1100R(ホンダ CB1100R)ワンオフ的な要素も現代的な要素も採り入れて全体を構築【Heritage&Legends】
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レーサーチックにというオーダーを形にしトーンを調整
純正のカラーリングパターンを踏襲しながら、ブルーを主体とした色使いでシャープなイメージを持たせ、前後17インチ化した、ホンダCB1100RC。フレーム各部の補強溶接や燃料タンクの加工からはタジマエンジニアリングならではのワンオフらしさも感じられる。
「そうですね。この車両は、いろんなバイクを持っておられるオーナーさんのもので、“とにかくルックスをレーサーに近づけてほしい”という依頼から最近仕上がったものです。作り方や作業といったものは今までと...
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バイクショップ クラフト CB750F(ホンダ CB750F)当時の雰囲気のままに制動力を高め軽量化も行うエフ【Heritage&Legends】
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大事に乗るをテーマに純正スタイルで今風に作り込む
「今回は前後のブレーキディスクを当店オリジナルで販売を始めた純正サイズのサンスターにして、ホイールもCB-Fではあまり見かけないJBマグタンにしました。カラーリングもちょっといなさそうなFZ(CB750FZ。初期’79年式)の赤に変えてみたんです」と、楽しそうに愛車CB750FCの詳細を教えてくれるのは、沖縄・クラフトの大嶺さん。これは今年4月3日に千葉県・袖ケ浦で開催されたCBミーティングに持ち込まれた大嶺車の最新状態だ。
大嶺さんの言う「C...
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Team CB’s 市本ホンダ CB900F(ホンダ CB900F)段階的でもまとめてもカスタムを楽しんでいく【Heritage&Legends】
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17インチカスタムをベースに段階ごとの変化を楽しむ
純正車両が見せる高いバランス感。車両の現役時代でも言われていた“ホンダ車オーナーは純正好きが多い”。こうした背景からか、CB-Fシリーズには純正スタイルを望むユーザーが多いようだ。旧車人気が高まった今でも、再生産パーツや各種手法で蘇る車両が増える一方、それを大事にしたい気持ちからか、何かを換えていこうという熱は他の機種より低めかもしれない。
そんな中で、チームCB’sの市本さんが最近追加の手を入れたというのが、このホンダCB900F。セパレー...
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安田商会 CB750F(ホンダCB750F)ポイントを抑えてレストアし純正新車に近くする【Heritage&Legends】
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純正スタイルをキープし、より楽しめるようにレストア
白×赤のカラーリングやブーメランコムスターホイールから、1982年のCB750FCと分かる車両。手を入れた安田商会・安田さんはこの車両の成り立ちをこう説明してくれる。
「このCB750Fは割と長いこと放置されていたんです。屋内でしたから、ぱっと見には今とあまり変わらないようにも思えたんですけど、結構あちこち傷んでいました。それでレストアしていったんです。CB-Fのお客さんは純正スタイルが好きな方が多いですから、そんな方にもマッチするでしょう。...
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MCジェンマ GPZ900R(カワサキGPZ900R)多くのノウハウでさまざまなオーダーを具体化する【Heritage&Legends】
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ハイチューンエンジンのトルクを生かして楽に走る
GPZ900R Ninjaに関しては幅の広いオーダーへの対応力を見せてくれるMCジェンマ。この車両の構成を聞くと、なるほどと思える部分も多い。代表・石田さんはこう説明してくれる。
「この車両は、以前のNinjaカスタムでもよく見られたように、エンジンは後継機や派生機のハイブリッド的な構成を採っています。シリンダー&ヘッドがZRX1100で、ピストンやカムがZZR1100という具合。ミッションは5速です」
改めてハイブリッドの構成を説明しておくと、...
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ホンダ「NSR250R SP」[MC28]歴史解説|最後のロスマンズ、NSR進化の果て(1993年)
ホンダ「NSR250R SP」[MC28]の特徴・歴史
ロゴまで忠実に再現されたスポンサーカラーモデル
SP仕様は、伸び側減衰力調整機構付きフロントフォークと、フルアジャスタブルタイプのリザーバータンク付きリアショック、乾式クラッチ、マグテックホイールの4アイテムが標準装備というのもさることながら、その時々にホンダのレース活動を支えてきたメインスポンサーのカラーリングが施されるという点も、大きな魅力だ。
ホンダのレース活動を支えてきた数々のスポンサー。ロスマンズ、レプソル、沖電気、キャビン、セブンスター、キャメル、カストロール、ラッキーストライク、味の素、シード、ペンタックス、コニカミノ...
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スズキ「GSX400E」歴史解説|あえて2気筒を選択することで誕生した隠れた名車(1980年)
スズキ「GSX400E」の歴史・特徴
クラス初のDOHCヘッドを採用した180度クランクのパラレルツインエンジンを搭載し、ホンダ・ホークⅡ、ホークⅢとともに1970年代後半の400ccクラスをけん引したスズキGS400。
長らく2スト専業メーカーとして歩んで来たスズキは、20数年ぶりに開発した4ストモデルにもかかわらず、軽快でバランスの取れた走りで大ヒットを呼んだことに自信を深め、すぐさま次期モデルの開発に着手。
燃焼室内で混合気が2つの渦を巻くように設計されたTSCC(ツイン・スワール・コンバスション・チャンバー)ヘッドを持つ、DOHC4バルブツインのGSX400Eを1980年1月に発...
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メローズ GPZ900R(カワサキGPZ900R)タンデムステップ使用前提で作り込まれる、ほど良さ【Heritage&Legends】
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メンテナンスと弱点対策からアップデートを進める
いろいろなジャンルが成立し、特化が進んだ今のバイク界。ニンジャ=GPZ900R登場当時の1984年、国内展開スタートの1991年(GPz750Rは1984年)を振り返るとそれはまだまだで、ニンジャのような車両が1台あればどのジャンルでも楽しめた。だから代わるものがなく、ずっと持っているんだというオーナーも多いだろう。そこでこの車両だ。
元々は奥さん用に購入したというものを、弱点対策やメンテナンス、トラブルが起こる前の予防的修理を重ねてきたという...
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テクニカルガレージRUN GSX-R1000(スズキ GSX-R1000)乗り手が性能を引き出し使えるパッケージを作る【Heritage&Legends】
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走る曲がる止まるを高めるバージョンアップ・コンプリート
マットブラックの車体色。その各所に見えるパーツがアクセントカラーとなっているスズキGSX-R1000。ベースはL2=2012年型だ。手を入れたのはテクニカルガレージRUN。オーリンズショックやブレンボ+サンスターのブレーキ、マルケジーニホイールといったパーツ使いや仕立てからは、同店で手がけるコンプリートカスタム“バージョンアップ・コンプリート”ということが分かる。
「その通りで、1年半ほど前(※撮影は’21年初頭)に作ったものです。オー...
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ホンダ「NSR250R SE」[MC28]歴史解説|スタンダードとSPの中間でユーザーの期待に応えたSEモデル(1993年)
ホンダ「NSR250R SE」[MC28]の特徴・歴史
SP人気の影に隠れたユーザーの要望に応えて
SEとはスーパーエディションの略で、スタンダードモデルとSPモデルの中間に位置するモデル。最初の登場は1991年5月。ガルアームのMC21型のバリエーションモデルとしてラインアップされた。
ワークスレプリカカラーをまとったSPの人気は高く、限定販売ということもあって、早ければ2ヶ月ほどで完売してしまうこともあった。もちろん、価格的に購入を諦める人もいただろうが、買えなかったユーザーからは乾式クラッチを望む声が多かった。その要望に応えて、SPの装備を簡略化し価格を抑えて登場したのがSEだった...