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MCジェンマ GPZ900R(カワサキGPZ900R)さまざまなオーダーを具体化するノウハウを生かす【Heritage&Legends】
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大排気量をロングクルージングで使いデータ収集も行う
TOT=テイスト・オブ・ツクバへの参戦や、ロングからショートまで多彩に楽しむツーリング。さらにスイングアームピボットを下げて現代的な前後17インチホイールでの乗りやすさを提供する「JGC-N」というシャシー製作によってGPZ900R Ninjaの可能性を追求するMCジェンマ。ニンジャへの多彩な要望を形にすることにも長けていて、この車両もその一例だ。代表・石田さんに聞こう。
「この車両は1日に1000kmだったり、とにかく長距離を走るオーナー...
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スズキ「GSX250E」歴史解説|250cc専用設計で実現された扱いやすさが魅力(1980年)
スズキ「GSX250E」の歴史・特徴
当時は、メカニズム的に急速に進化していた時代で、単気筒より2気筒が、2気筒よりマルチが、OHCよりDOHC、2バルブより3バルブや4バルブが高性能でエライとされ、それが販売台数にも直結していた。今でこそ当たり前になったDOHC4気筒というエンジンパッケージも、当時は大きさとコストを許容できる大型車への採用が中心で、中型クラスでは1979年のカワサキZ400FXにようやく採用されたレベルだった。
そんな状況の中、400cc以上にサイズやコストの制約が厳しい250ccクラスで、スズキ初の4スト250ccモデルに採用されたのは、TSCCと呼ばれる独自の燃焼...
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ACサンクチュアリー GPZ900R(カワサキGPZ900R)アップデートされた仕様を生かして長く楽しんでいく【Heritage&Legends】
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進化を確実に取り込んだコンプリートパッケージをベースに
コンプリートカスタム車、RCMを送り出すACサンクチュアリー。GPZ900Rニンジャはそのひとつの柱で、現在は“スポーツパッケージNew TYPE-R”というメニューをRCMニンジャのスタートエディションとして用意し、それを元にして各オーナーが好きなパーツや仕様を選んでいくスタイルを採る。このRCM-537もそのうちの1台で、New TYPE-R 2020年仕様がベースだ。この内容を知れば、車両の細部や成り立ちも分かる。同店・中村さんは...
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ブルドック Z750FX(カワサキ Z750FX)ハイスペックかつ静かなエンジンに注目したい【Heritage&Legends】
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現代車も乗るオーナーが尊重する、コンプリートの作り込み
純正パターンのホワイト&ゴールドストライプをそのままに、ベースカラーを鮮やかで深みのあるメタリックブルーにした角タンクのZ。サイドカバーエンブレムからも分かるように、Z750FXがベースだ。Z2〜Z750のハードはほぼそのままに、シリンダーヘッドカバーも含めた外観を角型化した、いわゆるFX-1だ。
そうして前後17インチホイール化をはじめとした現代的でかつスマートな仕立ては、ブルドックが手がけるコンプリートカスタム車、GT-M(Genu...
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スズキ「GSX750E」歴史解説|質実剛健なツアラーとして熟成したGSX750E(1980年)
スズキ「GSX750E」の歴史・特徴
カワサキのZ系やホンダのCB-F系がそうであったように、1970年代の大型車はまず欧米市場向けにリッターマシンを開発し、それをベースに日本向けにスケールダウンする手法が主流だった。しかし、長らく4ストマシンの開発から遠ざかっていたスズキは、さまざまな問題への対処のしやすさから、まず1976年末から1977年にかけて国内向けにGS750、GS400、GS550を投入。その実績を経て、1978年にGS1000をリリース。ヨシムラの手によって国際格式となったその年の鈴鹿8時間耐久レースを制し、レースにも通用するポテンシャルを備えていることを世界中に知らしめ...
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ITOH SPL. GPZ900R(カワサキ GPZ900R)実践的な加工や換装を行ってガンガン走る【Heritage&Legends】
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ブラックベースで走りと快適性を追うプライベート改
「元々はライムグリーン×ホワイト。20年くらい前、ニンジャに乗り始めた頃にトレーディングガレージナカガワさんの車両が格好良くて、見本にしました。地元のショップさんの力も借りつつ、基本は自分でやってます」と言うオーナー・伊藤さん。
車両自体は前後17インチホイール仕様によるすっきりしたルックスを元にして、A6カラーベースのブラックでシャープな雰囲気も作り出している。基本的には派手にならないように、ブラックでまとめるというのがコンセプトというが、各...
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スズキ「GSX400F」歴史解説|スズキ初の400cc4気筒ユニットを搭載(1981年)
スズキ「GSX400F」の歴史・特徴
スズキ初の4気筒400ccマシン、GSX400Fのエンジンは高性能の象徴とされていた4バルブDOHCヘッドの4気筒で、燃焼効率を高めるTSCCも採用。一体鍛造の6軸受けクランクシャフトなど、耐久レースで培われた技術も随所に採用されていた。
カワサキのZ400FXがそうであったように、当時の4気筒400ccは免許制度の関係で容易には大型バイクに乗れなくなってしまった、中型免許ライダーの大型車志向を満たす意味合いが強く、このGSX400Fも大柄な車格に仕上げられていたが、ANDFやトリプルディスクブレーキなどの豪華装備を持ちながら、FXやXJより若干軽い...
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T.T.Rモータース CBX(ホンダCBX)CB-F用パーツを使ってユーティリティも強化する【Heritage&Legends】
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足まわりを軸に軽快さを高めたシルキーシックス
ホンダは1970年代終盤に、世界最大の2輪市場・アメリカに次ぐ主要市場であるヨーロッパでのシェア拡大を狙った。そのためにスポーツバイクのラインナップを強化し投入する、通称“ノルマンディ上陸作戦”を展開する。1979年に投入されるCB-Fシリーズもその中にあったが、その少し前の1978年型として現れ、ノルマンディ上陸作戦の中心にあったのが、6気筒GPマシン・RC166の系譜を汲むDOHCヘッド並列6気筒のCBX(1000)だった。1047cc・空冷直...
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ACサンクチュアリー GPZ900R(カワサキGPZ900R)17インチ化に適合させ弱点対策も深めた上でカスタム施工【Heritage&Legends】
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ベースへの信頼性が高いから各部にこだわって作り込める
ACサンクチュアリーのコンプリートカスタム、RCMによるNinja。これも“スポーツパッケージNew TYPE-R スタートエディション”の2020年仕様を元にして、さらにカスタム化を図ったという1台だ。
このスタートエディションでは、まずエンジンをリフレッシュ。バルブガイド打ち替えやバルブ製作等についても既にメニュー化されているし、クランクのダイナミックバランスやジャーナルラッピング。シリンダーの内圧検査、またモリブデンコーティングなどの...
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キタガワモーターサイクルズ VMAX(YAMAHA VMAX)カスタムと整備に独自パーツの具体化をプラスする【Heritage&Legends】
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ロングツーリングに向けた理想を細部からもまとめ込む
メタルシルバーの外装やまたがりやすそうなシートから、乗ってみたくなるVMAX(1200)。車体下を這うようにブルーの焼き色を見せるケイファクトリー・チタンエキゾーストシステムや、スリムなスポークを持つ前後のアドバンテージ・イグザクトホイールといったパーツからも、軽く仕立ててありそうだと分かる。
そんな印象とともに、もうひとつ特徴的な部分が見える。タンデムシートサイドに備わるコの字形状のプレートパーツだ。
「これはこの車両のオーナーさんのご依頼...