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ブルドックZ1 (カワサキZ1)/生誕45年超のZに最新機能を融合し続けるデモ車#Heritage & Legends
常に進化を続けるZ、その例としてのデモ車
ブルドックがカワサキZ系を中心に作るコンプリート・カスタム車のGT-M(Genuine Tuning Machine)。
その特徴は、GT-Mのために必要な機能やルックスを狙って作られたオリジナル/コラボパーツを使うこと。また、自社でほとんどの作業=自ら狙う数値と精度を実現するための内燃機加工、弱点を補い、17インチ化に適正な各部数値も織り込むフレーム加工作業=を行うことにもある。
きっちり作られたベースがあって、各パーツは狙った機能を発揮する。さらに双方が一元管理でき、組み上げの際の配慮も加われば、パッケージとしての質は当然高まる。そんなバラン...
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ドレミコレクションZ900RS(カワサキZ900RS)/イメージの核を絶妙に取り入れたZ1スタイル#Heritage & Legends
ネオクラシックの世界を満喫させる
2017年秋の東京モーターショー、カワサキZ900RSの世界初公開の場にノーマルとともに飾られていた3台のカスタム提案車。
そのうち1台はドレミコレクションによるもので、外装をZ900RS自体が範としたZ1に近づけ、4本出しマフラーや前後18インチホイールさえも装着していた。
発売から後もこの車両=Z900RS Z1 Styleに準じたパーツが続々と登場、その勢いは衰えることがないようだ。
同社代表の武 浩さんに聞いた。
「Z900RSのようなネオクラシックは、ゼファーシリーズ現役時代にルーツがあったと思います。手前味噌ではありますが、あの頃に私たちはゼ...
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特集〜Go Ahead まだ見ぬ世界があるはずだ〜ミスター・バイクBG 9月号絶賛発売中!
ミスター・バイクBG 9月号
特集 Go Ahead まだ見ぬ世界があるはずだ
バイクは車体とライダーが一体となり突き進むところに醍醐味があり。その最たるものの一つがツーリング。それまで見たことがなかった場所へ行く。実体験という新鮮さとともに、バイクの元々持つ魅力がより色濃く感じられてくるのです。CB750FOUR、750SS、XT250、NC750Sを駆り、それぞれの想いを胸に日本各地へ。赴いた先で見えてきたものは?
Mr.Bike BG (ミスター・バイク バイヤーズガイド) 2019年9月号 [雑誌]posted with amazlet at 19.08.14
モーターマガジン社...
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え、これってZ1!? いや、Z900RSだ! ドレミコレクションが発表した「Z1 Style」のカスタムパーツがおもしろい!
往年の名車を再現するドレミコレクションの熱い思いをご覧あれ
東京モーターサイクルショー2019のパーツブースに人だかりができていて「なんだろ?」とのぞいてみると、こんなバイクが展示されていました。
Z1かあ、やっぱりかっこいいなあ、と思ったら、違いましたね。
DOREMI COLLECTION(ドレミコレクション)が発表した「Z900RS Z1 Style」です。
純正色を再現したカラーに、4本メッキマフラー、昔ながらの大きなウインカー、サイドカバーエンブレム、テールカウル、フロント&リアフェンダーなどなど、随所にZ1を彷彿されるパーツが装備されています。
特に面白いなあ、と感じたのはツ...
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川崎重工が名車「Z1」&「Z2」のシリンダーヘッドの再生産を発表!
発売から約半世紀たったいまでもファンが多い歴史車。オーナーのために初回1,000個の再生産、発売は2019年秋の予定!
川崎重工は、いまなお根強い人気を誇る「750RS」(1973年発売。以下、Z2)および、その国外向け輸出仕様である「900 super4」(1972年発売。以下、Z1)シリーズのシリンダーヘッドを愛好家向けに再生産することを発表しました!
2019年秋から川崎重工の特設サイトで注文の受付が開始されます。
Z2・Z1は、発売直後より大好評を博し、ともにカワサキのモーターサイクルを象徴する歴史的なモデルとなりました。Z2は国内で累計2万台以上を販売、Z1は世界で累計10数万...
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KAWASAKI Z1【プロショップキヨ代表 清原明彦氏 昭和vs平成 名車烈伝】
※月刊オートバイ2018年8月号より
打倒ホンダ・ナナハン!テストコースや一般道で世界一のクルマ、作ったった!
キヨさんの愛称で知られる、プロショップキヨの代表、清原明彦さん。言うまでもないが、キヨさんは元カワサキのテストライダーにしてレーシングライダー。60年代後半のA1からA7、そしてH1とH2、もちろんZ1をテストライダーとして開発。「清原君がそう言うから」という理由でカワサキの市販車が設計変更したなんて話、たくさんある。
「Z1のテストは、かなり開発が進んで、量産試作車くらいの段階で僕のところに来たんやったかな」
Z1のテストは70年頃か、それ以前の話。その頃キヨさんは、主にH1...
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時代は変わっても永遠のライバル【1972年 KAWASAKI 900 Super4 [Z1] /1970年 HONDA CB750 FOUR [K1] 】
オートバイ史をけん引するつぶし合わない好敵手
CBナナハンとZ1、CBXとFX、Fとニンジャ、そしてCBRとZX_R。日本のオートバイ史上において不倶戴天のライバルと呼ぶべきモデルが、ホンダCBとカワサキZだ。
きっかけは1968年に発表されたCB750FOURだった。ナナハンは、日本初の750㏄で、量産市販車初の並列4気筒エンジンを搭載した、日本のオートバイ史に残る名車で、ここから日本製オートバイの世界制覇が始まった、とも言われるスーパーバイクだった。
しかしその頃、カワサキでも、ひとつのプロジェクトが始動していた。CB750FOURが東京モーターショーで公開された68年、すでに走行実...
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Z1を凌ぐエンジンバランス!【1973年 KAWASAKI 750RS[Z2]】
国内最速ビッグを目指した750㏄専用セッティングのZ
世界的なヒットモデルとなった900スーパー4、Z1。その成功を受けて日本でもZ1を販売するつもりだったが、大型バイクに対する社会的な批判が日増しに高まる中で、ホンダの提唱する「国内市販は750㏄まで」というメーカー間の申し合わせが成立。事実上、国内販売が出来なくなってしまった。
そこでカワサキは、Z1をベースに排気量を746㏄にスケールダウンした750RS「Z2」を開発し、1973年2月に発売を開始。スケールダウンとはいえ、DOHC4気筒は魅力十分で、66㎜のボア×ストロークとなったエンジンは良好なバランスを発揮。Z1を凌ぐとも言われ...