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スズキ「GSX1400」を解説! 強烈な威圧感を放つ最大排気量のネイキッド・キング【絶版バイク紹介】
スズキ「GSX1400」の解説
インジェクション+6速、怒濤のトルクで新境地を開く
GSX1400はネイキッドらしい外観を得るために、フレームはダブルクレードル、リアショックは2本という構成がまず決められ、開発段階では「バランス」がキーワードとして掲げられた。低回転からの太いトルクは魅力だが、シャシーにとっては悩みの種になる。
これに対抗するために剛性を高めるのも有効だが、やりすぎては安定指向が強まって軽い身のこなしや旋回性を失いかねない。充分な剛性を持たせつつも俊敏に動けるという要求をバランスさせることが開発目標となった。
その狙いは見事に現実となり、非常にコントローラブルな低速域での...
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「油冷エンジン」を搭載したスズキのビッグネイキッドを3台紹介!【絶版バイク解説】
スズキ「GSF1200」(GV75A・1995~1999年)
小型かつ軽量ボディにパワフルな油冷ユニットを搭載
スズキはネイキッドブームの回答として、GSF1200を1995年に発売。「走りのネイキッド」を謳ってリアにリンク式モノショックを採用し、車体のコンパクト化を進めることで208kgの乾燥重量を達成している。
GSX-R1100のエンジンをベースにボアを1mm拡大して排気量を1156ccとし、カムの変更やキャブレターの小径化、排気系の見直し、低圧縮比化により当時の国内自主規制値である97PSを発揮する。
スズキ「INAZAMA1200」(GV76A・1998~1999年)
オーソド...
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大型4気筒ネイキッドバイクの「ファイナルモデル」を5機種紹介!【絶版名車解説】
カワサキ「ZRX1200DAEG ファイナルエディション」
伝説のライムグリーンを纏ったラスト・ダエグ
往年のZ1000Rローソンレプリカを想わせる独特なスタイルをモチーフに1996年末にデビューしたZRX1100。
リッターオーバーのネイキッドとしてはコンパクトな車体による扱いやすさ、ツアラーのZZR系から発展したパワフルなエンジンの組み合わせによって実現されたスポーティな走りを兼ね備え、バランスのとれたスタンダードなネイキッドとして人気を集めた。
2001年には排気量拡大とフレームを刷新したZRX1200 Rが登場。2009年にはエンジンをインジェクション化し、日本国内専用に出力特性...