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T.T.RモータースCB750F(ホンダCB750F)/Fカスタムの幅を広げるスクランブラースタイル #Heritage&Legends
ショップのカスタムの幅を広げるためのトライ
「元々ウチのオリジナルパーツを使ったデモ車両だったんですが、カスタムの幅を広げられたらいいなってカフェレーサー製作を始めたんです」
T.T.Rモータースの代表、林さんがこう言う車両は、’80年型CB750F(A)がベース。
基本をそのカフェレーサースタイルというルックスに置いたのも、それが理由だ。
レースや一般的なストリート向けとしては性能追求や今風、当時風というスタイルはあっても、ベーシックな部分では同じ=走りをきちんとする=であって、ここに関しては今までも学び、追ってきたし、今後もそうだろうという前提がある。
対してこのクラシックスタイルと...
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タジマエンジニアリングCB750F(ホンダCB750F)/純正らしさを軸に順を追って作られた17インチ改 #Heritage&Legends
よく走ることに加わる純正らしいルックス
ホンダのCB-Fや6気筒CBXをベースにしてレストアやカスタム車を多く送り出す、タジマエンジニアリング。ここで紹介するCB750FCは「コストや時間のことも考えながら、部分ごとに何度かに分けて作ってきた車両(同店・村嶋メカニック)という。
「コンセプトとしてはまず、ツーリング主体。それから『純正らしい』こと。このふたつ」(代表・田島さん)ということで、フレーム補強は通常のタジマスペシャルCB-Fからは抑え気味の10カ所(通常20カ所)、リヤショックはレイダウンも行いながらアッパー部をサイドカバー裏に隠し一見純正にし、かつ元のマウントボスも残して(右...
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ACサンクチュアリーCB750F RCM404(ホンダCB750F)/ワンオフも駆使して作り込んだRCM-CB #Heritage&Legends
パーツがなかったゆえにカスタムらしさも強まる
「サンクチュアリーによるRCM=リアル・コンプリート・マシンのホンダCB-F」。
こう聞けば車両の素性は何となく伝わってくるだろう。前後17インチ化に始まる車体アップグレードと、それにふさわしい細部の仕上がりを持ったカスタムコンプリート車両である。
だが、この車両の場合は少し事情が異なった。オーナーが長年所有していたフルノーマル車を、運動性能を高めたいと同店に持ち込んだ……というところは他のRCM同様。
ここでZ系やNinja系ならば、17インチ化のための最適数値を持った同店のスカルプチャーステムやスイングアーム等が使用パーツに挙がってくる。...
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タジマエンジニアリングCB750F TYPE RS(ホンダCB750F)/ツーリングを主にしつつサーキットも楽しめるRSパッケージ#Heritage&Legends
データや加工に後継車のものを取り込んで進化
1979~1983年に展開したホンダCB-Fシリーズを2020年が迫ろうとする今楽しむには、レストアやメンテナンスで性能を維持する方法がまずある。
もうひとつ、前後ホイールの17インチ化や動力性能強化というカスタムによって、CB-Fのスタイルを生かしながら現代的な走りを手にするという方法がある。
とくに後者ではディメンションの変更やフレームの補強という項目が必要になってくるが、その見本的な存在が、タジマエンジニアリングの手がけるタジマスペシャルCB-Fだ。
「現代車のフレームと旧車のフレームで別物だろうと思われるけど、狙っているところはあまり変...
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【俺たちのレーシングレジェンド】フレディ・スペンサーとHONDA CB750F SUPERBIKE(1982年)
悲願のデイトナ優勝を勝ち取った空冷CBの金字塔
ホンダの市販車レースとのかかわりは、1970年代中盤のヨーロッパ耐久選手権。CB750FOURベースのRCB1000で連戦連勝し「無敵艦隊」とも「不沈艦隊」とも呼ばれ、クラスをリードしていく。
そして、並列4気筒の第2世代「F」シリーズをデビューさせると、耐久レーサーはRS1000へと進化し、世界耐久への参戦を継続する一方、その1000㏄エンジンをベースとしたマシンでAMAにも参戦をスタートする。当時、世界最大のマーケットはアメリカで、AMAでの活躍は、そのままアメリカでの販売、すなわち世界での販売につながっていたのだ。
ホンダとしてのAM...
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T.T.RモータースCB750F (ホンダCB750F)/リビルドエンジンも加えて快適なスペンサーレプリカを構築#Heritage & Legends
レプリカ仕様のオーダーに乗りやすさと使いやすさを
ホンダを代表する名車と言えば、今年60周年を迎えた4気筒のCBシリーズが筆頭格だろう。1969年のホンダCB750Fourで国産直列4気筒の歴史が始まり、これを打ち倒そうとZ1が現れ、以後の日本車の時代が築かれる。CB第2世代としてDOHC4バルブのCB-Fが’79年に送り出されると、性能もスタイルも一気に現代化&スープアップしていく。
欧州の耐久選手権やアメリカのAMAスーパーバイクはそんな日本製4気筒車の活躍の場となり、速さを目指して数々の、今で言うカスタム的なトライが各メーカーファクトリーによって行われていった。ことAMAでは市販車...
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ルーツ the CB 〜各クラスのファーストCBたち〜 #CB THE ORIGIN
浅間火山レースを制したベンスパ・キューニー
ホンダのファーストモデルといえば、1947年発売のホンダA型。
もっともこれは自転車に組み付ける小型補助エンジンのことで、車体も含めたホンダの完成車と言えば、50年発売のドリームD型だろう。
鋼板のプレス材で車体を構成したオリジナルフレームを持つドリームD型に対し、53年発売のベンリイJは、鋼管バックボーンフレームを持つ4ストロークモデル。
驚くべきことにホンダは、完成車の第一号からわずか3年で、現在のオートバイデザインに相通ずる車体設計を作り上げたのだ。
その6年後に誕生したのが、ファーストCBこと125㏄のCB92だ。
古いファンが「ベンス...
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“CB”尽くしの大展示イベント!「DREAM CB750FOUR 誕生50年特別展示」がホンダコレクションホールで開催!
まずは3月16日から「CBレーサーの血統」がスタート!
HONDA ドリームCB750FOUR(K0)の誕生が1969年ですから、今年は記念すべき50周年のアニバーサリーイヤー! そんな中、ツインリンクもてぎ内のホンダコレクションホールでは、特別展示が行なわれます。
3月16日(土)から6月12日(水)にかけては「CBレーサーの血統」と題した展示が行なわれ、デイトナ200マイルを制したCB750レーサーや、デイトナ100マイルを制したCB750Fなどが展示される予定となっています!
■展示車両
・ホンダ CB450 レーサー(1967年) デイトナ200マイル
・ホンダ CB750 レー...
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【HONDA CB1100】時代を彩った空冷CBフラッグシップ烈伝【ノスタルジックコレクション】
70~80年代を受け継ぐ名車たち
全てを一からつくり上げたニューモデルもあれば、過去のモデルからイメージ、デザイン、技術を受け継いだオートバイもある。このページでは、70〜80年代のオートバイから「何かを」受け継いだオートバイの例を少しだけ紹介してみよう。
CB1100に流れる名車のDNA
ホンダが誇る空冷4気筒のCB1100シリーズには、時代をリードして来た数々の名車のDNAがしっかりと受け継がれている。ホンダCBの歴代名車をプレイバックだ‼
公式サイト
CB1100 車種カタログ
空冷・4ストローク・DOHC・直列4気筒1,140ccエンジンを搭載したロードスポーツモデル「CB1100」
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「日本の本田」が“世界のHONDA”へ【昭和44年 HONDA CB750Four / 昭和54年 HONDA CB750F】
幾多の名車・ヴィンテージが生まれた昭和と
技術革新でオートバイが急速に進化を遂げた平成。
しかし、もうすぐ新元号。新しい時代に突入する前に
歴史に残る名車烈伝をお送りします。
いつまでも忘れない、今でも乗りたい珠玉の名車たち。
ナナハンとは排気量でなくCB750Fourのこと
昭和41年、ホンダは世界グランプリレースで史上初のメーカータイトル5クラス(50/125/250/350/500㏄クラス)を完全制覇。強すぎるホンダを規制しようとレギュレーションが強化され、ならばとホンダはGPから撤退。次なる目標は、レースで培った技術を市販車に生かすことだった。
世界中のオートバイ&自動車メーカー...