文・写真:山ノ井敦司
![画像1: Honda MONKEY OWNER:しげちゃんマン(62)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2024/04/30/948651cd1875fb1153048ab79930f280cda9c23b_xlarge.jpg)
Honda MONKEY
OWNER:しげちゃんマン(62)
![画像2: Honda MONKEY OWNER:しげちゃんマン(62)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2024/04/30/286b241fe1595e39c47e5131450728b0eee388df_xlarge.jpg)
Honda MONKEY
OWNER:しげちゃんマン(62)
通常オートバイを購入する場合は車体、丸々1台として購入するのが普通だが、コチラのマシンはパーツを1つ1つ集めて8年かけてイチから製作した超〜こだわりが詰まったモンキー。カスタムのテーマは見れば分かるように『あいつとララバイ』の主人公である研二くんが乗っていたZ2仕様。
イチから作るということで、フレームも純正ではなく、Gクラフト製GC-020アルミフレームをベースとし、エンジンには武川から発売されているコンプリートエンジンを搭載した走りにこだわった12インチカスタムとなっている。
![画像1: 8年かけてイチから製作した研二くんZ2仕様のホンダ「モンキー」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2024/04/30/0d1cbaacb0d1763b647dc89abdb5c3fcf364599c_xlarge.jpg)
研二くんのZ2をイメージした外装はオーナー自ら塗装したもの。面倒なラインもうまく再現されている。上の全体が映る写真を見ると分かるようにサイドカバーに入る「DOUBLE OVERHEAD CAMSHAFT 900」の文字を「TAKEGAWA Super head 4V+R 125」と置き換えるなど細かな部分も抜かりない。
![画像2: 8年かけてイチから製作した研二くんZ2仕様のホンダ「モンキー」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2024/04/30/7637b4650546a5b520eb2da8d404096fdbace0cc.jpg)
![画像3: 8年かけてイチから製作した研二くんZ2仕様のホンダ「モンキー」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2024/04/30/f6d30db0dd0a522a63b1208f6d7c3c2d64b32ca3.jpg)
ACE WELL製のメーターはウッドストックから発売される専用ステーを使うことでスマートに取り付け。ビキニカウルを取り付けることで、どうしてもゴチャゴチャしてしまう配線をうまく隠した。他にも「HONDA」ロゴが定番の三又カバーもカタカナで「モンキー」となっているのも面白い。
![画像4: 8年かけてイチから製作した研二くんZ2仕様のホンダ「モンキー」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2024/04/30/00347bd87e662350ea2c14427c4748fad725543f.jpg)
![画像5: 8年かけてイチから製作した研二くんZ2仕様のホンダ「モンキー」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2024/04/30/3175d4bcad64dc171b8ae71aadea8084886bca09.jpg)
コンプリートエンジンということで、ボアアップ時に必要な細かなパーツの準備もいらず、面倒な組み込み作業もない上に、武川の技術者によって組み込まれた状態で手元に届くようになっている。他にもクランクケースもハイパワー化されたエンジンに合わせ武川オリジナルの強化タイプを使用するなど、トータルで考えるとかなりお得と言えるのではないだろうか。
![画像6: 8年かけてイチから製作した研二くんZ2仕様のホンダ「モンキー」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2024/04/30/b3c3f49813cf59116020ee7a5b339ae3c61127d4.jpg)
![画像7: 8年かけてイチから製作した研二くんZ2仕様のホンダ「モンキー」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2024/04/30/d191225c1d8b87423ba3146dd57afc9922ab92fe.jpg)
スイングアームもフレームと同じくGクラフト製。リアホイールはNSRの12インチホイールだが、フロントの3本キャスト(前期)とは違い6本キャスト(後期またはXR100M用)を選択。他にも前後ブレーキはブレンボ、リアYSS製ショック、前後KOOD製の中空アクスルシャフトなど、人気パーツがフルで投入される。
以前、ショップにNSRホイールの3/6本キャストで性能や走りなど、何か変わったりするのか? ということを聞いた時に前期の3本の方が硬く、後期の6本の方が柔らかい印象があるということを聞いたことがある。HRCから発売されていたNSF100でサーキットを走るライダーでも純正が後期と同じ6本キャストだったのにも関わらず、わざわざNSR前期の3本に変える人もいたそう。ちなみに重さはほぼ同じ。あとは3本だと古っぽいけど、6本だと単純に見た目がかっこいいよね! とその人の好みにもよるものもあるのであくまで参考という感じで。
文・写真:山ノ井敦司