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ピストンブローククラブ GSX750S(スズキ GSX750S)徹底的なモディファイの上に20年超進化続行中のカタナ【Heritage&Legends】
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組み上げ後に不可欠な作業も考慮しつつ進化を重ねる
「完全メンテしたノーマル車というのは、かなりよく走るものだし、性能だってユーザーが考えているよりも、高い場合が多いんですよ」という代表・中村さんの言葉からも分かるように、ピストンブローククラブが重視するのはいわゆる通常メンテナンス。基本を見直すことで得られるメリットは、予想以上のものがあるということだ。
店名も「ピストンが壊れるまで走ろう!」的な意味で、これは裏返せば「1台の車両を長く乗ってほしい」。そのためのメンテナンス重視という姿勢だが、...
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パワービルダー GPZ900R(カワサキ GPZ900R)230psをマークしながら日常域で気軽に使えるターボ改【Heritage&Legends】
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メカチューンも過給も多彩な技法を極めた車両
’15年のスーパーチャージドモデル、Ninja H2の登場によって2輪でも過給は身近になったが、それまでは特殊だった。しかしカスタム界では、コンピュータほかの進歩によってラグ(レスポンスの遅れ)やパワーの急な立ち上がりというデメリットを払拭し、ターボやスーパーチャージャーによる充填効率向上を生かした例もすでに多くあった。パワービルダーの針替さんもその事実を自分の肌で知るひとりだ。長年4輪エンジンのメカチューンやターボチューンを手がけ、そのノウハウを...
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サンクチュアリー横浜大和 GSX1100S(スズキ GSX1100S)不動再生からコンプリート化しペイントで引き立てる【Heritage&Legends】
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コンプリートに新たな個性を作るカスタムペイント
かつてのカスタムブーム時の多くのカタナカスタムで感じた、すっとしたイメージを現代流に解釈した。そう思えるスマートな1台だ。
「ベース車両はオーナーさんの持ち込みで、何年か不動だったと聞きました。それでまずは動くようにとレストアなど立ち上げ作業をするうちに、コンプリートカスタム製作に進みました」
こう、このカタナについて教えてくれるのはサンクチュアリー横浜大和の川浪さん。同店はACサンクチュアリーのフランチャイズ店で、川浪さんはかつてサンクチュア...
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チームCB’s/市本ホンダ CB1100R(ホンダ CB1100R)17インチ化で変わる車高を補正し妥協のない車体を作る【Heritage&Legends】
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ディメンションを考慮しステム形状を変更する
’90年代に花開いたカスタムブーム。ベース車両もさまざま、そこに盛り込まれる手法もまさに多彩。元々付くことも想定されていなかったパーツを付ける、ベースを改造していく中で、19/18インチや18/18インチの細めのタイヤから最新の17インチタイヤを履いてというように、かつての名車を現代的に走らせる手法も確立した。
「ウチのマシンは街乗りできることがまず基本。その上で、保安部品を外せばサーキット走行もできるっていうのが理想だよね」と市本ホンダ=CB’s...
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高嶺の華ばかりのZシリーズで異色の“敷居の低さ”こそLTD最大の魅力【Heritage&Legends】
1970年代半ばに竣工したアメリカ、ネブラスカ州リンカーン工場でZ1とともに製造が始まったKZ900LTD。こうした歴史上のできごとと別に、多くの絶版車好きの口から発せられた「なぜ君はZ1じゃなくLTDなの?」という問い。「その気持ち、重々分かりますが、一度乗ってみると結構いいヤツなんですよ」と、バイクのメンテナンス&絶版車専門誌“モトメカニック”の製作に携わる中でLTDを購入してしまったオーナーにして2輪ジャーナリスト、栗田 晃さんは言う。その作業と声を聞いてみよう。※本企画はHeritage&Legends 2022年3月号に掲載された記事を再編集したものです。
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ブルドック Z1(カワサキ Z1)17インチカスタムに似合う形を提案した2007年のGT-M【Heritage&Legends】
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より良いZを作るためのパーツやノウハウの確立が分かる
元々は修理というスタンスでZに手を入れてきたブルドック・和久井さん。多くのZを修理していく中から、もっとよく走るように、いい状態を長く楽しむようにと現代的なスペックや機能を取り込んだカスタム製作の要素を強め、ブルドックを開店したのは2001年のことだった。当時すでに蓄積されていたノウハウは17インチコンプリートカスタムとしての車両製作につながり、それは後にGT-Mと呼ばれるようになった。そして2007年にはその1台が、鈴鹿8耐併催のカスタ...
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オートスタッフ末広 ASS-TY001(ヤマハ RZV500R)運輸省認定取得のオリジナルフレーム2ストマシン【Heritage&Legends】
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車両メーカーと同等の認定用試験もクリアした完成車
’80年代の国内バイク市場の主力は2ストローク車だった。公害や騒音の対策で1970年代末には各社とも4ストロークへの主力切り替えを行い、2ストが下火になっていたのにだ。火付け役はヤマハRZ250で、軽く速いというバイクの魅力を引き出した先にレーサーレプリカの時代が到来し、息を吹き返した。強まる規制の影響で1999年をもってその生産はレーサー以外ほぼなくなったが、未だ2ストロークの魅力に惹かれるライダーは多い。
そんな2スト愛好者から支持を集めた...
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ONE&ONE INVESTMENT “H2R REPLICA”(カワサキ 750SS H2)往年の2ストトリプルレーサーをストリート仕様で復刻 【Heritage&Legends】
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イギリス・ハリス社にフレームをオーダーして特性を一新
Z登場以前のカワサキは2ストローク車主体のメーカーで、そのトップモデルたる500SS(H1)と後に登場した750SS(H2。H1のクランクケース/クランクジャーナルに手を入れた発展版としていい)には、それぞれを元にしたレーサー、H1RとH2Rが存在した。H1が’69年、H1Rが’70年春、H2が’71年に登場した後、H2Rは’73年1月に市販が開始された。
そのH2Rを20年近く後になる’90年代当時に再現し、かつ一般公道で楽しめるように...
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レッドモーター RZ250(ヤマハ RZ250)想像と現物合わせ、その量が鍛えてくれたカスタム対応力【Heritage&Legends】
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我流で手を尽くしたことが今に至るカスタムの下地に
今ではドラッグレース関連で名前を聞くことが多いレッドモーターだが、じつは中古車販売から日常整備までと、守備範囲の広いショップだ。そしてこの車両を作った1993年頃はロードレースにも積極的だった。
このRZはそんな同店がリヤサスをカンチレバー式からリンク式に変更した上で当時のTOF=テイスト・オブ・フリーランス(現TOT)に参戦。多くの仕様変更を行っていく中で上位を走るようになったものだ。同店・中村さんは当時の経緯をこう言う。
「お店で車両販売...