ライター
【歴史】スズキ「GSX-R750」(1985年~1991年)|ひたすらに勝利を追い求めた戦うための油冷マシン
スズキ「GSX-R750」誕生の歴史
油冷GSX-R750の栄光はサーキットと共にあった
大排気量の市販4ストスポーツをベースにしたマシンで争われていたTT-F1クラスのレースは、1980年代初頭は排気量の上限が1000ccで行われ、スズキはGSX1000Sをベースにした空冷エンジン搭載のマシンで参戦。1984年からレギュレーション変更で排気量上限が750ccになると、同じく空冷のGSX750E4をベースにするようになる。
しかし、すでにライバルたちは強力な水冷エンジンを積むようになり、空冷エンジンで立ち向かうのはもはや限界だった。そんな水冷のライバルたちと真っ向から闘うために、サーキッ...
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2021 春のテイスト・オブ・ツクバ で活躍したスズキ油冷並列4気筒車を紹介【Heritage&Legends】
TOT SATSUKI-STAGEで見た、スズキ油冷並列4気筒車の秘密
参戦台数も増加中! スズキ油冷並列4気筒車のメリットは?
国内最大規模のサンデーレースとして知られる、テイスト・オブ・ツクバ(TOT)。各クラスの主力という印象は希薄だが、近年のTOTでジワジワと参戦台数が増えているのが、スズキ油冷4気筒マシン群なのだ。
その理由を知ろうと、2021年5月に開かれたSATSUKI-STAGEの会場で、各車のオーナーとチューナーに話を聞いてみると「ノーマルでも十分速い」、「耐久性が抜群」、「パーツが潤沢」、「ZERO-3は参戦台数が少ないから気が楽」などという、ちょっと気になる答えが続...
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「油冷エンジン」を搭載したスズキのビッグネイキッドを3台紹介!【絶版バイク解説】
スズキ「GSF1200」(GV75A・1995~1999年)
小型かつ軽量ボディにパワフルな油冷ユニットを搭載
スズキはネイキッドブームの回答として、GSF1200を1995年に発売。「走りのネイキッド」を謳ってリアにリンク式モノショックを採用し、車体のコンパクト化を進めることで208kgの乾燥重量を達成している。
GSX-R1100のエンジンをベースにボアを1mm拡大して排気量を1156ccとし、カムの変更やキャブレターの小径化、排気系の見直し、低圧縮比化により当時の国内自主規制値である97PSを発揮する。
スズキ「INAZAMA1200」(GV76A・1998~1999年)
オーソド...