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最新テクノロジーの導入と細部の熟成でツアラー適性向上『KAWASAKI NINJA1000/ABS』(2014年)
あらゆる路面に適応するトラクションコントロールを採用
これまでのニンジャとの最大の違いは、パワーモードとトラクションコントロールの採用。
パワーモードは「フル」と「ロー」を選択でき、ローでは中高回転の出力をフルの約70%に抑える。
しかし、もともとパワフルなので非力感はなく、アクセル全開のフル加速でもしないと、どちらに設定してあるか判りにくい。
対して3モードのトラクションコントロールは体感しやすく、介入度が最も大きい「3」では後輪の僅かな空転も検出、雨天でマンホールなどに乗った際の瞬間的スピンまで抑制できる。
通常はフルパワー+モード1でOK。モード3は介入度が大きくスポーツ走行でリズ...
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【絶版車コラム】1984年1月、全世界で一斉に発売されたNinja!【KAWASAKI GPZ900R】
世界最速のニンジャが世界中を席巻する
Z1の登場から10年を経た1982年の終わり頃、モーターサイクル用としては世界初の4ストローク並列4気筒DOHC4バルブエンジンのプロトタイプが出来上がる。 その排気量は908㏄だった。
カワサキがGPZ1100をフラッグシップとしていた事でも解るようにリッタークラスの機種が大勢を占めていたが、908㏄のマシンでそれらに立ち向かうべく努力を重ねていた。この「ニュー・ジェネレーション・スーパースポーツ」のためには、エアロダイナミクスの観点からもフェアリングの形状などを決定する事が非常に重要だったのである。
風洞実験が繰り返され、デザインと共に空力特性も...
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スーパーバイク最強の1台!『KAWASAKI NINJA ZX-10R SE』#試乗インプレ
サスに加わった「知能」が抜群の働きをみせる
ZXー10RSEは昨年試乗したZXー10RRのストリート用ハイグレードバージョン。
ホモロゲモデルのRRに対し、こちらは峠道からサーキットまで、幅広い走行条件下で上質な走りを目指したモデルだ。そのために、カワサキはサスに「知能」を与えた。
国産としては初になる、ショーワ製の電制セミアクティブサス・KECSの採用である。
このサス、ユニットのベースとなっているのは10R用のバランスフリーショック。
強力な減衰を無駄なフリクションがなくスムーズに発生させられる優れモノだ。
それが路面状況やモードに合わせ、リアルタイムで減衰力を変える。
「ロード」「...
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平嶋夏海の「つま先メモリアル」 (第2回:KAWASAKI Z650、Ninja650)
大型バイク購入に意欲を燃やすオートバイ女子部の平嶋夏海ちゃんによる、試乗インプレッション企画! 親子でジムカーナを楽しんだり、オートバイ女子部としてミニバイクレースに挑戦したりと、ますますバイク熱が高まる一方のなっちゃんが、いまリアルに気になる車輌とは……? 第2回目では、ニンジャ650とZ650という、カワサキから登場した注目のモデル2台を乗り比べてきました!
ーー出発前にちゃんとエアチェックしてたけど、普段から自分のバイクもチェックしてるの?
「自分のバイクは、ツーリングの時はお父さんにやってもらってるんですが、ジムカーナの時は、最初の頃は全部自分でやらされてたんですよ。お父さんに『...
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3月1日(金)発売開始! カワサキ Ninja ZX-10R KRT EDITION/Ninja ZX-10R SE/Ninja ZX-10RR
カワサキが走りの様子は動画もご覧ください!
これまで逆輸入車としての扱いだったカワサキNinja ZX-10Rシリーズが初の国内仕様車として、2019年3月1日から発売開始されます。
ラインナップするのは「Ninja ZX-10R KRT EDITION」、「Ninja ZX-10R SE」、「Ninja ZX-10RR」の3機種。
「ZX-10RR」といえば、少しレースに興味がある方ならご存知でしょう。スーパーバイク世界選手権をはじめ、鈴鹿8耐などの「市販車をベースにしたレース」で、活躍するレーシングマシンです。スーパーバイク世界選手権では、現在までジョナサン・レイ選手が4連覇を達成し...
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【昭和59年 KAWASAKI GPz900R Ninja】新世代最速王は水冷エンジンをつれて――。【昭和vs平成 名車烈伝】
幾多の名車・ヴィンテージが生まれた昭和と
技術革新でオートバイが急速に進化を遂げた平成。
しかし、もうすぐ新元号。新しい時代に突入する前に
歴史に残る名車烈伝をお送りします。
いつまでも忘れない、今でも乗りたい珠玉の名車たち。
いつまでも色あせない永遠の名車の条件
昭和44年にホンダ・ナナハンが登場して以来、日本にも出来上がったビッグバイクマーケット。打倒ナナハンを狙ったZ1に続き、スズキはGSを、ヤマハはXSを発表し、これで国産4メーカーの4気筒ビッグバイクが出揃うことになる。いわば、これが1巡目。
2巡目のトップバッターはカワサキだった。GPZ1100で一巡目を終えた時、Z1の903...
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キタコからNINJA 400・250などにSBSブレーキパッドの新製品
NINJAにデュアルカーボンで、制動力と高寿命を!
キタコが取り扱う、ブレーキパッドの世界NO,1シェアを誇るデンマークのSBS社製ブレーキパッドに、カワサキNINJA 400・250用、スズキGSX-S125、GSX-R125、GIXXER用、ヤマハのモトクロッサーYZシリーズ用が登場。NINJA用のDCシリーズは、耐久レース用に開発されたデュアルカーボン製で、制動性能はもちろん高寿命を実現しているという。GSX-S125・GSX-R125・GIXXER用のHFシリーズは、小排気量モデル用のセラミック製標準パッドで、制動性能と耐久性を向上している。YZシリーズ用にはシンターメタル材を採...
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最強最速のプライドを継承し続けるフラッグシップ【KAWASAKI NinjaH2R】#ROOTS of BRAND
世界最速を目指して技術を結集した最新モデル
昨年初公開されたニンジャH2は、スーパーバイクレース用のZX-10R、俊敏さも備えるメガスポーツであるZX-14R、オールラウンダーとして人気のニンジャ1000といった従来のカワサキ製ビッグバイクの全てを超越した、真の世界最速を目指す特別な1台だ。
その車名からしてそもそも特別だ。現代のカワサキ製スーパースポーツの代名詞「ニンジャ」と、マッハシリーズの最高峰として70年代前半に世界最速を目指した2スト750ccスポーツ「H2」を合体させたのは、最速への強いこだわりだろう。
技術的アプローチも独特で、近年の2輪車では珍しい過給エンジン、しかもター...
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往年の“2スト魂”を伝えるライトウエイト・スプリンター!【KAWASAKI NINJA 150SS】(2016年)
旧きよき時代のテイストを受け継ぎながらも高性能
1990年代前半まで、速さを売りにする250㏄以下のロードスポーツモデルは2ストローク車が主流だった。2ストエンジンは部品点数が少ないので軽量・コンパクトに作れるうえ、4ストエンジンよりも出力を稼ぎやすく、軽さとパワーが求められるスポーツモデルには最適だったのだ。特に80年代はロードレースブームもあって、RZやTZR、NSR、Γ(ガンマ)、カワサキではKRやARといった2ストスポーツ車の全盛期だった。しかし90年代に入ってレーサーレプリカブームが終焉を迎え、98年には排出ガス・騒音規制の強化という逆風を受けた国産2スト車は続々と日本国内での...
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超レアマシン! カワサキ最後の2スト・ピュアスポーツ!【KAWASAKI NINJA 150RR】(2016年)
2ストの楽しさを新車で体験できるラストモデル!
ニンジャ150RRはタイカワサキで生産されていたKRR150系がルーツだが、タイ市場の急速な4スト化に伴ってインドネシア生産となり、モデルチェンジを受けて『ニンジャ』の車名が与えられた。しかしインドネシアでも4スト化の流れは速く、この15年型がカワサキ最後の2ストロードスポーツとなりそうだ。
4スト単気筒の最新モデルであるニンジャ250SLと比べると車格はほとんど変わらず、車重は15㎏軽い。そして最高出力は149㏄ながらSLと同じ29馬力。改めて2ストのメリットを感じさせる数値が並んでいる。最新モデルとは違い、走り出すまでにはひと手間かかる...
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スタイル一新、走りも磨いて国内仕様堂々のデビュー!【KAWASAKI NINJA ZX-6R】(2019年)
ハイレベルなポテンシャルが生む誰にでも扱いやすい優しさ
2019年型のZXー6Rは最新のニンジャシリーズの流れを汲む、アグレッシブな面構えになった。今回試乗したモデルは6Rとしては初の国内仕様。骨格やエンジンの基本レイアウトは先代モデルを踏襲するが、新型は外装を一新、EURO4適合のためにマフラーやエンジンマネージメンなどにも細かく手が入っている。
ホモロゲーションモデルとしての600㏄という排気量にこだわらず、636㏄という排気量を選択したZXー6Rは、プラス36㏄の排気量が生むゆとりあるパワーを味方に、乗り手に従順に仕える扱いやすさを獲得。以来、無駄なレースポテンシャルの追求をやめ、...
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アクティブからNinja400&250用のセパレートハンドルキットが登場
純正ハンドルよりも垂れ角が付き、前傾姿勢が取りやすくなる!
オートバイ総合用品メーカーのアクティブからカワサキNinja400/250(2018年モデル)用のセパレートハンドルキットが新登場した。
純正よりも垂れ角を付け絞ることで前傾姿勢を導くハンドルと、フロントスプリングに荷重をかけプリロードをかけるアジャスターが同時にリリース。
いずれも2019年1月中旬デリバリーとなる。
プリロードアジャスターは、ノブ半回転で0.5㎜ずつプリロードがかかり、タンデムや荷物積載時など、シーンに合わせてスプリングの初期荷重を変えることができる。なお、Ninja400の場合は同じハイパープロ・ブランドの...