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ヤマハ SR400「原点を問い続ける一台」【カメラマン 柴田直行/俺の写真で振り返る平成の名車】第11回(撮影2015年)
クラシックバイクで最も洗練されたSR400
ヤマハSR400が個人的に気になっている。
1978年のSRのデビューは高校生の時に雑誌で見た。ちなみに78年はキャンディーズが解散、サザンオールスターズがデビューした年。時代は勢いよく新しいものへと流れていた。
SRと同時デビューしたヤマハのラインアップは2気筒や3気筒エンジンへと突き進む中、SRは異色のビッグシングル。ご存知通り、40年間もほぼそのままの形で生産されて、現在でも新車で購入できる。
SRはカスタムベース車としても人気。でも俺はノーマルの形が好きだ。ここからはSRに目が眩んだ俺のお惚け話を聞いてもらおう。
自分の青春時代である7...
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【プレイバック80's】「Kawasaki ZX-4」レース参戦を想定した軽量コンパクトなカワサキ4スト・ヨンヒャク(1988年)
カワサキ初の4スト400レーサーレプリカ!
レーサーレプリカ全盛の80年代半ばに、レプリカではなくスポーツツアラー的なコンセプトという独自路線を貫いてGPZ400R、GPX400Rを発売してきたカワサキ。しかし加熱するレーサーレプリカ人気を無視することができなくなり、ついに1988年に初の4スト400㏄レーサーレプリカとしてZX‐4を市場に投入することになった。
4メーカーの400㏄レプリカの中で最後発となっただけに、ツインチューブ構造で高い剛性を備えるアルミe‐BOXフレーム、クラス最軽量の乾燥重量152㎏という車重、φ40㎜の正立フロントフォークに窒素ガス注入式のユニトラックサスとい...
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【プレイバック80's】「Honda CBX400F」ホンダの持てる技術を全て投入した新型400㏄4気筒(1981年)
満を持して投入された、ホンダ渾身の4気筒ヨンヒャク
CB400FOURが期待よりも売れなかった理由を、ホンダは暴走族問題や環境問題など、当時は2輪車には厳しい状況だったゆえ、と分析していた。
そして後を継いだホーク系2気筒は、免許制度改定で生まれた400㏄クラスのマーケットで成功と呼べるレベルの売り上げを記録した。
だが400㏄クラスのマーケットにカワサキがZ400FXを投入し、続いてヤマハXJ400、スズキGSX400Fが登場した結果、このクラスで初の4気筒を手がけたホンダだけが、そのコマを持たない状況になってしまったのである。
他メーカーの4気筒車が大人気を博するなか、ホンダは当時の...
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Suzuki GSX400F(1981年)<ヨンヒャク今昔物語>-Be Reborn-
ライバルたちに打ち勝つべく誕生した、スズキ初の4気筒ヨンヒャク
スズキは2気筒のGSX400Eを中免向けラインアップの中心に据えていたが、1980年の末にいよいよ4気筒400㏄のGSX400Fの存在を公表した。当初は輸出向けのみで、国内仕様の登場については明言しなかったが、翌1981年から国内モデルとしても販売を開始している。
その国内仕様のカタログには、「いま、スーパーマルチを体現する。ビッグマシンをも凌ぐハイパフォーマンス・メカニズムをフル装備。」というコピーが大きくあるが、空冷4ストロークDOHC4バルブ(TS㏄/ツイン・スワール・コンバスション・チャンバー)のエンジン、ANDF(...
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Yamaha DRAGSTAR400(2016年)<ヨンヒャク今昔物語>-Be Reborn-
今なお高い人気を誇るヨンヒャク・クルーザー
400㏄クルーザーの中でも人気モデルとして君臨するドラッグスター400がデビューしたのは1996年で、そもそもXV400ビラーゴの後継モデルとして開発されたモデルだった。
エンジンこそビラーゴ譲りの400㏄空冷Vツインを引き続き採用していたが、クルーザーの魅力であるエンジンの鼓動感を強調するために大幅に改良されたもので、これを搭載するのはビラーゴよりも大幅に低重心化され、リジッド風デザインのモノショック式リアサスを備えた新設計フレームで、クルーザーとは思えないようなスポーティなハンドリングと、扱いやすく快適な乗り味を両立。
その低さを活かした流...
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エンジニアリングキヨナガSR400(ヤマハSR400)/レーサーモチーフの快速仕様をカラー変更#Heritage & Legends
カラーリング変更でイメージを現代化
前後17インチに現代スポーツのような配置のモノショックリアサスを持ったこのヤマハSRカスタム。元々はエンジニアリング・キヨナガがオートポリスでのONE&TWOフェスティバルで走らせていたSRレーサーを範に、それに近い仕様でと作られたものだった。
フロントはフォークなどにヤマハXJR400を、リヤはガルアームなどにホンダNSR250R(NC21)を活用し、走りを重視した仕様としてまとめているのはそうした背景から。
一方のエンジンはピストン変更で排気量を拡大、これにFCRキャブレターを装着するが、キック一発で軽くかかり、それこそ近場もちょっとしたスポーツツ...
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Kawasaki XANTHUS(1992年)<ヨンヒャク今昔物語>-Be Reborn-
「4ストのマッハ」として生み出された異色ネイキッド
1989年に登場したゼファーをきっかけに、1990年代初頭に起こったネイキッドブーム。空冷、鋼管フレーム、ツインショックという70年代的なオーソドックスなネイキッドモデルに注目が集まる中、1992年にカワサキが送り出したザンザスは型破りなネイキッドスポーツだった。
その基本コンセプトは「4ストマッハ」で、70年代前半に強力な2スト空冷3気筒エンジンによる強烈な加速で知られたマッハシリーズを、4ストエンジンで現代に復活させることを狙ったもの。
しかしザンザスはあくまで現代的なマッハを開発することを目指した。エンジンはZXR400用の水冷直...
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Yamaha FZ400R(1984年)<ヨンヒャク今昔物語>-Be Reborn-
F3のチャンピオンレーサー、FZRレプリカ!
1983年にデビューしたXJ400ZはXJ400/Dの後継モデルで、空冷から水冷となり、最高出力も45PSから55PSにまでにパワーアップ。しかし当時、激戦となっていた400㏄クラスの国内レースでの戦闘力向上のために、84年に初代全日本TT‐F3チャンピオンとなったワークスマシン・FZR400と同時開発されたのが、FZ400Rだ。
スチール製角パイプフレームにセミエアフォーク、ニューリンク式モノクロスサス、フロント16インチ・リア18インチのホイールを装着。丸目2灯のヘッドライトが特徴のハーフカウルを組み合わせる。搭載されるエンジンは、XJ4...
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Kawasaki ZZR400(1990年)<ヨンヒャク今昔物語>-Be Reborn-
ZZRの血統を受け継ぐ正統派ミドルスポーツツアラー
メガスポーツの元祖ともいえる初代ZZR1100がデビューした1990年、1100のコンセプトを400㏄クラスに持ち込んだミドルサイズのスポーツツアラーとして同時にデビューしたのがZZR400だ。
このZZR400、カワサキがZ400FXやGPZ400Rなど、過去の400㏄モデルの開発で多用してきた500〜600㏄モデルの排気量縮小という形で開発されていて、ベースとなったのは輸出モデルのZZR600だった。
そのため400㏄クラスとしてはやや大柄な車格となっているが、その代わり安定感の高さや防風効果の高いカウルなどによって、スポーツツアラ...
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【プレイバック80's】「Honda NS400R」ワークスマシンNS500の市販車レーサーレプリカ(1985年)
フレディ・スペンサーが駆ったGPレーサー、NS500レプリカ
400㏄を超える大排気量2ストスポーツは70年代も半ばになると排気ガス規制などの影響で姿を消した。
しかし水冷化や排気デバイスなどで2ストが復権した80年代、折からのレプリカブームの盛り上がりと共に当時世界GPの最高峰で2ストが主流だったGP500マシンのレプリカを求める声が高まり、1984年にはスズキRG400/500Γ、ヤマハRZV500Rが相次いで登場。
これらに追随するように1985年、ホンダもNS400Rをリリースした。もちろんそのモチーフは、1983年にフレディ・スペンサーの手で世界チャンピオンを獲得したNS500...
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ホンダ CB400 SUPER FOUR(撮影2016年)「400ccならではの旅」【カメラマン 柴田直行/俺の写真で振り返る平成の名車】第10回
能登路をゆっくりと。大型バイクにはない魅力がある
今回の被写体はホンダCB400SF。ネイキッドのスーパーフォア。『ゴーグル』で当時行なっていた、ホンダCBでゆくツーリングインプレの連載で、舞台は能登だった。
CB400SFは中型免許取得の時に教習車としてお世話になるバイク。たぶん日本のライダーに最も多く乗られているバイクだろう。
この上なく乗りやすく、ツーリングにもぴったり。名車の多いCBシリーズの中でも、CB1300SFと共に最も長く生産されている。
ロングセラーゆえにカラーバリエーションも数え切れないほど。白赤がお馴染みだが、撮影車は2016年に追加されたチタニウムブレードメタリッ...














































