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ブライトロジック GSX1100E(スズキ GSX1100E)質実剛健という印象の車両をスマートにアップデート【Heritage&Legends】
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派生モデルに適用されるスペックをアレンジする
1980年代には、名車と呼ばれるバイクが多く生まれた。同時に、そんな名車のコンポーネントを生かしながら派生または発展・進化したモデルや、逆に名車のベースとなったモデルも多くある。GSX1100Sカタナに対するGSX1100Eはこのうち後者の例と言えるだろう。GSX1100E。2バルブ4気筒のGS1000を発展させて4バルブ&オーバーリッターの1074cc化し、’80年型として登場した。出力も100psを超え、市販車世界最速を謳ったフラッグシップ。当...
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ブライトロジック ハヤブサ(スズキ ハヤブサ)軽く、速くを狙ってネイキッド化したツーリングハヤブサ【Heritage&Legends】
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取り回しなどへの可能性も想定してミニマル&シンプル化
「しばらくツーリングに2気筒車を使ってたんですけど、途中で一緒に来てる4気筒車に乗り換えてみると、やっぱりいい。なのでツーリング目的がひとつ。あとひとつはハヤブサ、現行モデルの取り回しが重いので、“とにかく軽くて取り回しがいい”を目標にして作ってみたんですよ。軽いハヤブサは良いはずって(笑)」
ブライトロジック・竹中さんが車両コンセプトを説明するこの車両。ベースはもちろん4気筒で、第2世代ハヤブサが選ばれた。
「いろいろ付いているものを外...
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ブライトロジック GSX-R750RK(スズキ GSX-R750RK)“本物よりも本物”というこだわりの'86年8耐レプリカ【Heritage&Legends】
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現役時代の要素を再現しながらカスタムらしさも取り込む
1985年のGSX-R750を皮切りに登場したスズキ油冷モデル。水冷よりも簡素で軽く、空冷よりもパワーを引き出すという思想は当時の4ストローク・レースシーン事情にもマッチし、GSX-R750は登場年にル・マン24時間耐久レース優勝、全日本TTF-1でチャンピオンを獲得する。当時TTF-1規定下にあった鈴鹿8耐にも投入されて、’85年は3位と6位。’86年には#12ケビン・シュワンツ/辻本 聡組が3位を得た。
その’86年ヨシムラ8耐マシン...
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手法やパーツの洗練で楽しみを深める。レプリカの素材として好適なGSX-Rシリーズ|ブライトロジック【Heritage&Legends】
市販車ベースで戦う鈴鹿8耐やスーパーバイク、TTF-1での活躍。その多くで輝いてきたスズキGSX-Rシリーズには、レプリカスタイルもよく似合う。しかも時代が進むとともに手法もパーツも洗練されてくる。それらを駆使しながら深みを増す。同時に、GSX-Rが本来持つ素性を生かす不変の手法も盛り込む。好きなスタイルを作り、その中にしっかりした走りを作る。ブライトロジックの作る車両で、それを知ろう。※本企画はHeritage&Legends 2022年10月号に掲載された記事を再編集したものです。
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ブライトロジック KZ1000(カワサキ KZ1000)きっちり仕立てた18インチに現行サスを組み合わせる【Heritage&Legends】
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外装やステムも変更し全体のイメージも一新する
オーリンズサスペンションの日本扱い元であるラボ・カロッツェリア(
「オーリンズサスペンション装着展示車両の毎回のテーマは、“正立フォークとツインショック”、それから“倒立フォークとモノショック”の組み合わせ。このKZ1000は前者で、ほかの2台が後者でした。ただし、オーリンズサスが付いていれば何でもいいというわけでもなくて、サスペンション本体は展示時点で市販中のものを、その状態(本体無加工)で使うんです。サスペンションメーカーのデモ車ですし」とブ...
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ブライトロジック GSX1100S(スズキ GSX1100S)オーソドックス・イズ・ベターの見本的18インチカタナ【Heritage&Legends】
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車両を軽く感じられ、飽きないから長く付き合える
しばらくは17インチと18インチが混在していたカタナ・カスタムだが、このところの主流と言えるのは、前後18インチのようだ。この車両もその18インチスタイルで作られている。
「このくらいの構成がオーソドックスな感じだと思います。前後17インチのフルカスタムでももちろんいいんですけど、普通にやるのならこれかな」
ブライトロジック・竹中さんはこのカタナの全体感をこのように教えてくれる。確かに見た目も各部仕様とも、普通。言い換えればどこかが突出したよう...
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ブライトロジック GSX1100E(スズキ GSX1100E)オーソドックスルックに潜む的確な走りのスペック【Heritage&Legends】
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シンプルに楽しめるバイクという作り込みを貫く
スズキの4ストロークスポーツの多くに冠せられるモデル名「GSX」。同社初の4ストロークモデルGS750、すぐ続いたスケールアップ版のGS1000がDOHC2バルブで、その後継として1979年に現れたモデル=GSX1100E(末尾のEは当時のスズキではキャストホイール装着車を表した)が初めて付けた。GSはGrand Sportの頭文字。GSXでは4バルブヘッドとなったことから、それを表すXを加えた。
フロント19/リヤ17インチを引き継ぎながら、当...
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ブライトロジック GSX-R1000R(スズキ GSX-R1000R)オールブラックをコンセプトにしたスーパースポーツ【Heritage&Legends】
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マットブラック仕立てでまた異なる印象を作り出す
ブライトロジックによる’22年型GSX-R1000R。下で2台並びに写っている第3世代ハヤブサと同じオーナーからのオーダーで、車両コンセプトも同じオールブラックだ。
「この車両でもハヤブサと同じように、黒く出来るところは全部ブラックで仕上げています。ステップもタンデムステップステーも、ピボットシャフトも前後のアクスルシャフトも、それにそれぞれの対になるナットも」
ブライトロジック・竹中さんはこのように黒く仕立てたパートを挙げてくれる。ハヤブサ同...
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ブライトロジック HAYABUSA(スズキ ハヤブサ)全バラ再構築で作り込まれたブラック・ビューティ【Heritage&Legends】
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加工箇所の維持性にも配慮するからこその手法
2021年に登場した第3世代ハヤブサ。純正の仕様でレギュラーのメインカラーとトリムパーツ、ホイールの各カラーコンビネーションを換えられるカラーオーダープランが用意されていて、オーダー時に計21パターン(’22年型では18パターン)から選べる。
そこでこの車両だ。’22年型レギュラーカラーのグラススパークルブラック×マットブラックメタリックのようだが、少し様相が異なる。そう、カラーオーダープランでもない、フルブラックになっている。
「“全部黒くしてほ...
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ブライトロジック GS1000(スズキ GS1000)第1回鈴鹿8耐優勝のヨシムラGSを再現する実走車【Heritage&Legends】
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当時から変わらない機能性も軸に置いたひとつ
1970年代末のAMAスーパーバイクと欧州耐久選手権。前者は市販車ベースに多くのモディファイを行ったカワサキZとヨシムラスズキGS、後者はプロトタイプレーサーのホンダRCBが席巻。その両者が初めて激突したと言えるのが、1978年の第1回鈴鹿8時間耐久ロードレースだ。
当初、欧州で常勝を誇ったRCBによる凱旋レースと言われたこの場に、ヨシムラはAMAスーパーバイク用GS1000を持ち込んだ。結果は#2ウエス・クーリー/マイク・ボールドウィン組GS10...
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ブライトロジック GSX-R1000(スズキ GSX-R1000)現代車ベースでも進む経年を考慮しつつ手を入れる【Heritage&Legends】
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2009年の8耐優勝車をストリートスタイルにレプリカ
GSX-Rシリーズのカスタムでまず頭に浮かぶ油冷世代。今や旧車の域に入っているから、まず新車並みにリフレッシュした上で手を加えるという手法が増えた。でもそれは水冷のGSX-R1000シリーズでも同様に適用できることだ。この車両はGSX-R1000、K9だから2009年型。この年に鈴鹿8耐4度目の優勝を果たした、ヨシムラの#12車(酒井大作/徳留和樹/青木宣篤)をモチーフとして手を入れたものだ。
エンジンはフルに手が入り、車体側も同様にパー...
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ブライトロジック GSX-R750RK(スズキ GSX-R750RK)時代なりの良さも生かしきっちりと作り込む【Heritage&Legends】
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'86年ヨシムラ8耐レーサー仕様をRKで現代的に作る
スズキのGSX-Rシリーズはレーサーレプリカモデルと言うよりは、自らがベースとしてレースを走ってきた“そのもの”という印象がある。GSX-R750登場年度となった’85年の全日本選手権TTF-1クラスではチャンピオン(ヨシムラ/辻本 聡)を獲得。同じレギュレーション下での同年の鈴鹿8耐ではヨシムラが3位(ケビン・シュワンツ/グレーム・クロスビー)と6位(辻本 聡/喜多祥助)を獲得。海外に目を向ければル・マン24時間耐久レースで1-2フィニ...