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無敵の長距離ランナー「RCB1000」と「RS1000」【空冷耐久レーサー伝】〜日本のバイク遺産シリーズ〜
「不沈艦」の強さを引き継ぎ世界中で大活躍した名機
1976~1978年にヨーロッパ耐久選手権を中心に勝利を重ね、無敵の強さを誇った耐久レーサー・RCB1000。CB750FOURをベースにDOHC化などの大改良を施されたRCBだったが、1970年代末には使用するエンジンを市販車ベースと限定した、TT-F1クラスのレースが盛り上がりを見せつつあった。
そんな流れに合わせ、1978年にCB750FOURの後継として誕生したCB900Fをベースに、新型の耐久レーサーであるRS1000が1979年に姿を現す。
DOHC4バルブのCB900F用エンジンの排気量を拡大、RCBで培われてきた実戦のノウ...
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【EICMA 2019速報!】なんと!アストンマーティンがバイクを発表!? その名は「AMB001」
イギリスが誇る高級バイクメーカー「ブラフ・シューペリア」とのコラボ
クルマ好きな人なら一度は聞いたことのある有名ブランドの1つがアストンマーティン。イギリスが誇るスーパーカーメーカーで、あの「007」シリーズの主人公、ジェームズ・ボンドの愛車としても有名。近年ではルマン24時間レースやDTMにも参戦しています。そんなアストンマーティンがバイクを造ったら…という、夢のようなお話が今回なんと実現したのです!
それがこのバイク「AMB001」。開発・製造を担当するのはブラフ・シューペリア。こちらも歴史ある名門メーカーで「アラビアのロレンス」の主人公の愛車で有名。その高級、かつ乗り心地のよさから...
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【EICMA 2019速報!】衝撃ニュース!ビモータとカワサキのタッグで生まれた「テージH2」誕生!写真をとことんお見せします!!
両社で合弁会社を設立、ビモータ専用ユニットをカワサキが供給
EICMAも今日で2日目を迎えました。初日の衝撃もひと段落…と思いきや、とんでもないニュースが全世界に衝撃を与えました。なんと、ビモータと欧州カワサキが合弁会社を設立してタッグを結成、その第1弾ということで、H2のスーパーチャージャーユニットを搭載した「テージH2」がデビューを果たしたのです!
もう説明の必要もないかもしれませんが、ビモータの「テージ」とは、通常のステアリング機構とは異なる、センターハブステア機構とスイングアームをフロントに持つ、独創的なメカニズムのスポーツバイク。他に類を見ない、唯一無二のモデルです。
そんなテ...
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日本のホンダ公式HPでも「CBR1000RR-R FIREBLADE」のティザーサイトがオープン! 注目動画もまとめました!
イタリア・ミラノで発表された新型車のスペシャルサイトが早くも日本で公開
11月4日にイタリア・ミラノで発表された大注目の新型車「CBR1000RR-R FIREBLADE」。RR-Rなんて、名前からして、ものすごく速そうですよね。
すでにwebオートバイでは、月刊オートバイ松本副編集長が現地から速報をお届けしています。欧州では「RR-R」をトリプルアールと呼んでいるらしいですよ。
このマシンの情報についてはこちらをご覧ください。
ホンダ「CBR1000RR-R」速報 スタイリング編 - webオートバイ
ホンダ「CBR1000RR-R」速報 メカニズム編 - webオートバイ
さて、どう...
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【EICMA 2019速報!】217.6PSの史上最強ファイアーブレード、ホンダ「CBR1000RR-R」を徹底解説!①スタイリング編
RC213V-Sのノウハウも盛り込まれた「ホンダの本気」
噂の新型ファイアーブレード、CBR1000RR-Rがついにデビューを果たしました! RRに加えてさらに「R」を足した「トリプルR(欧州ではそう呼ばれていました)」はどんなバイクなのか? まずはスタイリングからじっくり見ていくことにしましょう!
今回の新型はフロントマスクが非常に独特! 大きく構えたセンターラムエアのダクトに加え、逆スラントしたツリ目のLEDヘッドライト、そして、左右に張り出した、まるでMotoGPマシンのような、ダクトウイングつきのサイドカウル! インパクトは十分以上なものです。
風洞実験を重ねて作り上げられたこの...
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「日本のバイク遺産」MOOKシリーズ<空冷耐久レーサー伝>が10/31発売! 伝説の空冷耐久レーサー「RCB1000」と「KR1000」を完全網羅した永久保存版です!
「日本のバイク遺産」<空冷耐久レーサー伝>2019年10月31日発売!
1970年代〜1980年代前半に国内外の耐久レースで活躍した伝説のレーサーマシン「Honda RCB1000」と「Kawasaki KR1000」を大特集した「日本のバイク遺産」シリーズMOOK<空冷耐久レーサー伝>が2019年10月31日に発売されます。
「Bikers Station」で掲載された伝説の耐久レーサー「RCB1000」と「KR1000」を余すところなく一冊のMOOKに再収録! 未公開写真や、新規素材も収録し、可能なかぎり写真を大きくすることで、目から得られる情報量を増やしたファンにはたまらない「完全...
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【絶版名車インプレッション】SUZUKI GS1200SS(2001年)
往年の雰囲気を湛えるかつての異端児は、時を経て、時代の寵児になろうとしているのか
今年40周年を迎えた鈴鹿8時間耐久ロードレース。本誌の読者なら、あの熱い時間を青春の思い出として心に刻んでいる人も多いと思う。過酷な長丁場にチェッカーが振られた後の、サーキット全体を包む一体感は耐久レースだけの魅力。そしてそこには「耐久レーサー」というオートバイが中心にある。
耐久レースはヨーロッパ諸国で人気のあるレース形態で、ル・マン(ブガッティサーキット)やボルドール(マニクールサーキット)といったフランスのサーキットでは1970年代後半から24時間耐久レースが開催され、たちまち世界的なイベントへと成長...
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ドゥカティの新型「Monster 821 Stealth」を詳解!「The Other Side of Red」『ゴーグル』9月24日発売
デビュー25周年経っても色褪せない モンスターならではの世界観は健在
デビュー以降変わらぬアイデンティともいえる、トレリスフレームと丸みを帯びた燃料タンク、そして潔いショートテールといった伝統的コンストラクションを引き継ぎ、ホットなパワーエクイップメントが与えらるドゥカティネイキッドマシンの代名詞「モンスターシリーズ」。
800ccから1200ccまでの幅広いバリエーションを用意して、一大ファミリーを築いている。ここで紹介する821ステルスは、マットブラックを基調に、シルバーとレッドのストライプラインを配したグラフィックモデルとなっている。
獰猛さと美しさを兼ね備えた個性的ネイキッドスタ...
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【絶版名車インプレッション】HONDA CBR250RR(1990年)
ブームの真っ最中で実現した究極のスーパースポーツ
1980年代に空前のブームとなったのが市販車ベースのオートバイで戦うロードレース。中でも改造範囲が少ないSPクラスは、市販車のポテンシャルがレースの成績に直結し、その成績が市販車のセールスを左右するとあって、サーキットでの戦闘力を高めた新型モデルが毎年のように投入された。この繰り返しが「レーサーレプリカ」の性能を凄まじい勢いで引き上げた最大の理由だ。
SPクラスは2スト250㏄と4スト400㏄が中心だったが、入門レースとして人気があったのが、4スト250㏄のSP-Fクラス。当初は単気筒のSRXや2気筒のVTが主役だったが、4気筒のヤマハF...
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【プレイバック80’s】「Suzuki RG400Γ」GPレーサーを忠実に再現したヨンヒャク・ガンマ(1985年)
ワークスレーサーRG‐Γの血を色濃く受け継ぐレプリカ
80年代半ばに登場した3台のGP500マシンレプリカ、スズキRG400/500Γ、ヤマハRZV500R、ホンダNS400Rの中で、最もレプリカ度が高いのが Γ(ガンマ)だろう。
1984年にRG500Γが、翌年に排気量のみをダウンしたRG400Γが登場したが、共にスクエア4レイアウトでロータリーディスクバルブというエンジンの基本構造はもちろん、500㏄モデルのボア╳ストローク、二軸クランクの配置などクランクケースの設計、さらに市販車では珍しいカセット式ミッションなど当時現役のGPレーサーであったRG500Γとの共通が多い。
そのほかの...