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【プレイバック80’s】Honda VFR400R〔NC30〕V型4気筒エンジン搭載のスーパースポーツ(1989年)
耐久レーサーイメージのマスクでさらにレーシーに
1989年にフルモデルチェンジされたVFR400Rの3代目モデルで、型式名はNC30。初代NC21、2代目NC27と受け継がれてきた異型ヘッドライトから、耐久レーサー・RVF750をイメージさせるデュアルヘッドライトを採用してよりレーシーさを増したスタイリングでイメージチェンジ。
メカニズム面では、熟成を重ねてきた水冷V4エンジンが、360度クランクの採用、ダイレクトロッカーアーム化されコンパクトになった新しいシリンダーヘッド、バルブ大径化に合わせた8㎜プラグ採用、吸排気ポートの形状変更などで大改良。低中速のトルクフィーリングを改善したのに...
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【憧れの名車図鑑】『YAMAHA YZF750 SP』第2世代のヤマハ製スーパーバイク
国内では限定350台のみOW‐01に代わるレース用ベースモデル
1989年にデビューしたレース用ベースマシン・FZR750R(OW‐01)は、ワークスレーサーのYZFからフィードバックされたレーサー的な造りで、保安部品を外すだけでレースを戦えるとまでいわれるほどの高性能を発揮、実際にレースでも長く活躍した。
しかしドゥカティが台頭するなどレースでのライバルたちも急速に進化してくる。
これに対抗してヤマハも、93年にOW‐01に代わる新しいレース用ベースモデル・YZF750SPを登場させた。
エンジンはOW‐01ベースだが細部を熟成すると共に、さらにレギュレーションで変更できないキャブレタ...
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「フィンガーフォロワー」とは?最新のスーパースポーツ車に採用されるロッカーアームを解説【現代バイク用語の基礎知識2019】
従来の直打式有利説を技術の進歩で覆した「フィンガーフォロワー」
【主な機能・効果】
1.バルブの運動質量の軽量化
2.高回転化に有利
カムシャフトの回転をバルブに伝えるロッカーアームには、回転軸がアームの中間にあるシーソー式と、アームの端にあるスイングアーム式の2種類あり、スイングアーム式は「フィンガーフォロワー」とも呼ばれる。
1本のカムで吸排気両方のバルブを開くOHCではロッカーアームが必要不可欠で、そのほとんどがシーソー式を採用。
一方、DOHCでは、カムが直接バルブを押す直打式とロッカーアーム式が混在。部品配置の関係から、使われているロッカーアームはフィンガーフォロワーだ。
これ...
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バイクの「クイックシフター」「オートシフター」とは? 大型スポーツモデルを中心に標準装備車が増加中【現代バイク用語の基礎知識】
シフトダウンに対応したオートシフターも増えてきている!
【主な機能・効果】
1.ロスのないシームレスな加速
2.コーナリングに余裕が生まれる
ロードレースでは、加速中にシフトアップする際のタイムロスを少しでも減らすために、アクセルを一瞬戻してシフトアップし、すぐにアクセルを開ける、いわゆるノークラッチシフトが当たり前に行なわれていた。
その「一瞬アクセルを戻す行為」を電子的に行なって、さらにタイムロスを減らそうと開発されたのがオートシフター、別名クイックシフターだ。
加速中、アクセルを開けたままペダルをシフトアップすると、それをセンサーが感知して一時的に点火をカットしてアクセルを戻したの...
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ハイエンドスポーツモデルに採用されている「エンジンブレーキコントロール」とは?【現代バイク用語の基礎知識】
減速時のエンブレ特性も自由自在! スロットルをわずかに開けてエンジンブレーキを緩和する
【主な機能・効果】
1.急減速時のリアタイヤの暴れを緩和
2.スムーズなコーナー進入をサポート
走行中にアクセルを閉じると発生するエンジンブレーキ。
適度なエンジンブレーキは制動距離を短くし、コーナーに進入するきっかけとなるが、全開走行から一気にアクセルを戻したり、それにシフトダウンが絡むと、過大なエンジンブレーキがかかってリアタイヤがハネ回り、安定性を損なうことがある。
このシチュエーションはロードレースで頻繁に発生するため、1970年代後半のロードレースシーンで、過大なエンジンブレーキをクラッチで...
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ヤマハが「YZF-R1」「YZF-R1M」の2020年モデルを発表! 2019年9月下旬から欧州で発売開始! 気になる日本での販売は……?
スーパースポーツのフラッグシップがさらなる進化を遂げた!
ヤマハは、クロスプレーン型クランクシャフトを備えた水冷気筒998ccエンジンを搭載する「YZF-R1」と上級モデル「YZF-R1M」のマイナーチェンジモデルを発表しました。
2019年9月下旬から欧州で発売を開始し、日本市場での販売は2020年秋以降と予定されています。
YZF-R1/ブラックメタリックX(ブラック)4
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YZF-R1M/ブルーイッシュホワイトメタリック2(シルバー)4
「YZF-R1」および「YZF-R1M」は、“Full control evolution of track master”をコンセプトに、...
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〈IMU〉とは何か? 近代電子制御システムの根幹となる機構を解説【現代バイク用語の基礎知識】
車体のあらゆる動きを素早く精密に把握する!
【主な機能・効果】
1.バイクの動きを正確に検出
2.すべての制御の基盤情報を提供
例えば「トラクションコントロール」の場合、単に前後ホイールの回転差からリアホイールの空転を検出し、点火時期を調整してリアタイヤのスリップを止めるものから、現在では走行状況に応じて効き具合をリニアに変化させるシステムへと進化している。
この進化の過程で必要となったのが、走行中のバイクの姿勢を正確に把握するセンシング技術だった。
バイクの動きには左右方向の軸を中心に回転する「ピッチ」、前後方向の軸を中心に回転する「ロール」、上下方向の軸を中心に回転する「ヨー」があり...
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30日間スーパーマシンを所有できて、しかも2万円分の旅行券がもらえちゃうカワサキの「Ninja ZX-10R SE モニターキャンペーン」がすごい!
最先端をゆく電子制御サスペンションを堪能できる!
近年、流行りともいえるモニターキャンペーンですが、今回カワサキが打ち出した内容はちょっとすごいですよ。
まず、モニターの対象となる車両。「Ninja ZX-10R SE」です。
スーパーバイク世界選手権で培われた技術を多分に投入した水冷4気筒998ccスーパースポーツモデル。そして、このSE仕様には、最先端の電子制御サスペンション「KECS」(カワサキエレクトロニックコントロールサスペンション)が搭載されています。
車両価格は税込265万6,800円です!
抽選で当たれば、この最新スーパーマシンを最長30日所有できるのです。
さらに、それ...