ライター
トレーディングガレージ ナカガワ GPZ900R(カワサキ GPZ900R)今の理想型と言える1078cc+フルR-Shot#Mエンジン【Heritage&Legends】
ヘリテイジ&レジェンズ 公式サイト
▶▶▶カスタムとメンテナンスのことならヘリテイジ&レジェンズ
チューニングエンジンや17インチをより生かすように
GPZ900Rのエンジンについて多くのステージメニューを用意してきたトレーディングガレージ ナカガワ(以下TGナカガワ)。後継系列各モデルのパーツを使うことでスープアップとともに弱点対策を行い、内部パーツや補機類、点火系などにもオリジナルパーツを加えてきた。もちろんそれだけでなく、加工技術や表面処理という面、組み立てという部分でも、GPZ900Rエンジンに安定した高パフォーマンスを与えるようにしてきたショップだ。
排気量はノーマル908cc...
ライター
パワービルダー GPZ900R(カワサキ GPZ900R)230psをマークしながら日常域で気軽に使えるターボ改【Heritage&Legends】
ヘリテイジ&レジェンズ 公式サイト
▶▶▶カスタムとメンテナンスのことならヘリテイジ&レジェンズ
メカチューンも過給も多彩な技法を極めた車両
’15年のスーパーチャージドモデル、Ninja H2の登場によって2輪でも過給は身近になったが、それまでは特殊だった。しかしカスタム界では、コンピュータほかの進歩によってラグ(レスポンスの遅れ)やパワーの急な立ち上がりというデメリットを払拭し、ターボやスーパーチャージャーによる充填効率向上を生かした例もすでに多くあった。パワービルダーの針替さんもその事実を自分の肌で知るひとりだ。長年4輪エンジンのメカチューンやターボチューンを手がけ、そのノウハウを...
ライター
ACサンクチュアリー GPZ900R(カワサキ GPZ900R)ベース車両のコンディションを見極めてコンプリート化【Heritage&Legends】
ヘリテイジ&レジェンズ 公式サイト
▶▶▶カスタムとメンテナンスのことならヘリテイジ&レジェンズ
要望も的確に採り入れて満足度も大きく向上する
「このところNinja(GPZ900R)のRCM(Radical Co-nstruction Manufacture。同店によるコンプリートカスタム)のオーダーは増えています。ただ、良好なベース車を探すのはだんだんと難しくなっています」
ACサンクチュアリーの中村さんはNinjaの現状をこう言う。カウル付きでオールラウンドに楽しめるモデル。パーツも豊富で自分仕様にカスタマイズする楽しみも大きい。この車両はそのNinjaをベースにした近作のRCM(...
ライター
ニンジャ系エンジンのポイントをチューニング個体の経過から見る|トレーディングガレージ ナカガワ・後編【Heritage&Legends】
現代的でいながらも比較的シンプルな構成を持つニンジャ系エンジンは、後継エンジンとの互換性も生かしたスープアップも狙える。そんなチューニングエンジンは、使用にともなってどう経過していくか、そしてどう考えればいいか。トレーディングガレージナカガワが手を入れたふたつのエンジンから、これからを生き抜くエンジン手法を知っていこう。後編は、通算で15万km、前回のオーバーホールからは3万5000kmを走ったA8ニンジャのエンジンの様子を確認した。前編のTOTレーサー用エンジンの解説はこちら!※本企画はHeritage&Legends 2021年4月号に掲載されたものです。
ライター
MCジェンマ GPZ900R(カワサキGPZ900R)多くのノウハウでさまざまなオーダーを具体化する【Heritage&Legends】
ヘリテイジ&レジェンズ公式サイト
▶▶▶カスタムとメンテナンスのことならヘリテイジ&レジェンズ
ハイチューンエンジンのトルクを生かして楽に走る
GPZ900R Ninjaに関しては幅の広いオーダーへの対応力を見せてくれるMCジェンマ。この車両の構成を聞くと、なるほどと思える部分も多い。代表・石田さんはこう説明してくれる。
「この車両は、以前のNinjaカスタムでもよく見られたように、エンジンは後継機や派生機のハイブリッド的な構成を採っています。シリンダー&ヘッドがZRX1100で、ピストンやカムがZZR1100という具合。ミッションは5速です」
改めてハイブリッドの構成を説明しておくと、...
ライター
CHIMURA SPL. GPZ900R(カワサキ GPZ900R)自ら手を入れつつNinjaの良さを味わっていく【Heritage&Legends】
ヘリテイジ&レジェンズ公式サイト
▶▶▶カスタムとメンテナンスのことならヘリテイジ&レジェンズ
エンジンベースとなったZRXからの乗り換えでを楽しむ
純正のグラフィックラインを活用しながらブラックとブルーを対比したカラーリングが印象的なニンジャ。よく見るとサイドカバーなど多くの部分にカーボンパターンも見える。
「ペイントはプロの方にお願いしているんです」と言うのは車両オーナーの千村さん。ニンジャにしてからは撮影時点で3年目だという。
「その前はずっとZRXシリーズに乗っていました。1100に1200、計6台。仕事でエンジン整備に携わっているので、バイクも自分で整備して、ブローなしです」。...
ライター
ニンジャ系エンジンのポイントをチューニング個体の経過から見る|トレーディングガレージ ナカガワ・前編【Heritage&Legends】
現代的でいながらも比較的シンプルな構成を持つニンジャ系エンジンは、後継エンジンとの互換性も生かしたスープアップも狙える。そんなチューニングエンジンは、使用にともなってどう経過していくか、そしてどう考えればいいか。トレーディングガレージナカガワが手を入れたふたつのエンジンから、これからを生き抜くエンジン手法を知っていこう。前編はTOTハーキュリーズクラスを走る#11堀江 昭さんのGPZ900Rに積まれたZRX1200Rベースのエンジンが2レースを走った後に、内部に施された加工とその使用後の様子を確認した。※本企画はHeritage&Legends 2021年4月号に掲載されたものです。
ライター
メローズ GPZ900R(カワサキGPZ900R)タンデムステップ使用前提で作り込まれる、ほど良さ【Heritage&Legends】
ヘリテイジ&レジェンズ 公式サイト
▶▶▶カスタムとメンテナンスのことならヘリテイジ&レジェンズ
メンテナンスと弱点対策からアップデートを進める
いろいろなジャンルが成立し、特化が進んだ今のバイク界。ニンジャ=GPZ900R登場当時の1984年、国内展開スタートの1991年(GPz750Rは1984年)を振り返るとそれはまだまだで、ニンジャのような車両が1台あればどのジャンルでも楽しめた。だから代わるものがなく、ずっと持っているんだというオーナーも多いだろう。そこでこの車両だ。
元々は奥さん用に購入したというものを、弱点対策やメンテナンス、トラブルが起こる前の予防的修理を重ねてきたという...
ライター
始まりは1984年のGPZ900R。以来2016年のDAEGファイナルまでの系列エンジン変遷
水冷エンジンがビッグバイクに適用され始めた1980年代前半に、ストレート吸気やハイパフォーマンスに、コンパクトなサイズを成立させるべく作られたGPZ900Rの直4エンジン。当初から見込まれた発展性を、排気量や内部パーツ変更だけでなく、ベースへの上位互換性さえを持たせて、何と30年以上も進化してきた。独特の外観さえもアイデンティティとし、多くのユーザーとファンを生んできたこの左サイドカムチェーンエンジンの系譜をあらためて振り返ろう。※本企画はHeritage&Legends 2021年4月号に掲載されたものです。