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【憧れの名車図鑑】サーキットの血が脈打つスーパーウエポン「KAWASAKI ZXR750R」
FCRキャブ、アルミタンクを装備カワサキ初の本格750レプリカ
80年代前半のカワサキはレース活動から手を引いた時期もあったため、レーサーレプリカには力を入れていなかった。
しかしバイクブームに合わせて、80年代後半にはレーサーレプリカの開発をスタート。
こうして他メーカーに比べ出遅れたカワサキ製レプリカ、初の750㏄モデルとなったのがZXR750だ。
デビューは89年、GPX750Rベースのエンジンをアルミ製e‐BOXフレームに搭載したモデルだった。
RC30やOW01のようなレース向けモデルの登場は、91年のモデルチェンジを待たねばならない。
91年モデルはサイドカムチェーンを採用し...
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『オートバイ』12月号は2020-2021新型バイク大特集! 別冊付録「RIDE」の表紙は〈ザ・クロマニヨンズ〉の甲本ヒロトさん!!
最新号はコンテンツ盛りだくさん、ぜひ手に取って深く読み込んでいただきたい2冊セットとなっております!
2019年11月1日(金)、月刊『オートバイ』12月号が全国の書店&オンライン書店で発売開始しました!
特集「新型の真相」は、これまでwebオートバイでも速報をお伝えしてきた東京モーターショー出展モデルを深掘りし、詳報を掲載しています。
さらに、11月5日(火)から始まるEICMA(ミラノショー)で初公開予定のモデルも多数、ご紹介。
一年で一番、いや二年で一番ともいえるほど、新型車が登場する一号となっています!
続く注目企画は、「青春のララバイ」。今年は『あいつとララバイ』(作:楠みちは...
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【絶版名車インプレッション】SUZUKI GS1200SS(2001年)
往年の雰囲気を湛えるかつての異端児は、時を経て、時代の寵児になろうとしているのか
今年40周年を迎えた鈴鹿8時間耐久ロードレース。本誌の読者なら、あの熱い時間を青春の思い出として心に刻んでいる人も多いと思う。過酷な長丁場にチェッカーが振られた後の、サーキット全体を包む一体感は耐久レースだけの魅力。そしてそこには「耐久レーサー」というオートバイが中心にある。
耐久レースはヨーロッパ諸国で人気のあるレース形態で、ル・マン(ブガッティサーキット)やボルドール(マニクールサーキット)といったフランスのサーキットでは1970年代後半から24時間耐久レースが開催され、たちまち世界的なイベントへと成長...
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【憧れの名車図鑑】『YAMAHA YZF750 SP』第2世代のヤマハ製スーパーバイク
国内では限定350台のみOW‐01に代わるレース用ベースモデル
1989年にデビューしたレース用ベースマシン・FZR750R(OW‐01)は、ワークスレーサーのYZFからフィードバックされたレーサー的な造りで、保安部品を外すだけでレースを戦えるとまでいわれるほどの高性能を発揮、実際にレースでも長く活躍した。
しかしドゥカティが台頭するなどレースでのライバルたちも急速に進化してくる。
これに対抗してヤマハも、93年にOW‐01に代わる新しいレース用ベースモデル・YZF750SPを登場させた。
エンジンはOW‐01ベースだが細部を熟成すると共に、さらにレギュレーションで変更できないキャブレタ...