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Suzuki GT380(1972年)<ヨンヒャク今昔物語>-Be Reborn-
愛称は「サンパチ」。ライバルとは一線を画すおおらかなキャラ
初のナナハンであるGT750を旗艦モデルに、スズキは1970年代に2ストローク3気筒のGTシリーズのフルラインアップ化を企画。水冷のGT750に1年遅れて、1972年に空冷のGT550とともにリリースされたのが、3気筒モデルの最小排気量であるGT380だ。
ラインアップの展開としては、当時カワサキのSS(H)シリーズというライバルが存在したが、スズキのGT3気筒シリーズはスポーツバイクを基本にしつつもいたずらに限界性能を追求することなく、ツーリングにも適している穏やかなキャラクターが与えられているのが特徴だった。GT550ととも...
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カワサキ「Z900RS」試乗インプレッション/元WGPワークスライダー八代俊二が解説(2019年)
カワサキらしいDNAが刻み込まれた「走りのZ」
2017年12月の販売開始以来、好調なセールスを続けているZ900RS。タイヤテストなどで何回か試乗して好感触を得ていたが、それはサーキットやテストコースといったキレイな路面での話。
今回の試乗ルートの様に、表面がボコボコに掘れた路面や、大型車の通行でわだちができている路面もある峠道でテストするのは初めてのこと。厳しいコンディションで印象がどう変化するか、興味津々で試乗に臨んだ。
走り出して改めて感じたのは、クラッチレバーが非常に軽くて操作しやすいということ。Z900RSは操作系全般が軽く、気持ちよくライディングできる。
ポジションもアップ...
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わずか54台のスペシャルCB!「CB1100RS 5FOUR」英国で登場
1980年代のCBレーサーをオマージュした特別な空冷CB!
伝統の空冷4気筒エンジンを搭載する、テイスティなヘリテイジスポーツ、CB1100RS。上質なボディの仕上げと手ごたえのあるハンドリング、そして空冷エンジンならではのサウンドで、多くのライダーを魅了する1台です。
そんなCB1100RSのスペシャルモデルが、イギリスのホンダUKから発表されました。その名も「CB1100RS 5FOUR」。車名の「5FOUR」とは、車両制作を担当するイギリスのカスタムビルダー「5FOUR Motorcycles」の名前をとったもの。CB750の50周年を祝うスペシャルモデルです。
ベースとなったのは...
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ブルートゥースインカム「B+COM」の能力を簡単に使いこなせるアプリが登場! サインハウス「B+COM U Mobile APP」
iPhone用アプリが先行配信、「B+COM SB6X」のユーザーは必ず入れたい!
国内で圧倒的な人気を誇るB+COMは2008年に初代のSB203が発売されて以来、SB213、SB213evo、SB4X、SB5Xを経て最新モデルのSB6Xへと着実に進化を遂げてきた。
当初は2台のペア通話だけだったインカム機能は最大6台でのグループ通話が可能になり、ブルートゥースチップを2個搭載することで音楽やナビの音声案内を聞きながらインカム通話も行えるなど、ハード、ソフト両面の改良で実用性と使いやすさを高めている。
ただし多機能化に伴い、ペアリングの手順や各種の設定方法を頭に入れておかないと使い始め...
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バイクへの取り付けが簡単! 高さを抑えたシンプル形状のバッグ、タナックス MOTOFIZZ「ユーロシートバッグ」をテスト!
ロースタイルのおかげで乗り降りがほぼ普段通り行なえる!
シートバッグの利点は内容物が重くてもハンドリングへの悪影響が少なく、サイズの自由度が高いので様々な形状・容量の製品が揃っていること。
プライベートでも多くの製品を使ってきたが、共通の弱点が一つだけある。リアに載せたシートバッグが、オートバイの乗り降り時に邪魔になることだ。
僕はニンジャ1000にやや高さのあるシートバッグを載せているが、脚が当たるので普通に跨がることは不可能。
ニンジャに限らず、最近のオートバイはシート後部を高くしたデザインが主流だから、乗り降り時に不自由さを感じているライダーも多いだろう。
そこで試したのがタナック...
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〈JAPAN BIKE OF THE YEAR 2019〉を発表!『オートバイ』10月号は8月30日(金)発売開始、今月は別冊付録2冊付き!!
大人気企画「ジャパン・バイク・オブ・ザ・イヤー」の結果発表号です!
月刊『オートバイ』最新号が8月30日(金)に全国の書店で発売開始されました!
今月は大人気企画「ジャパン・バイク・オブ・ザ・イヤー2019」の結果発表号となります。
「ジャパン・バイク・オブ・ザ・イヤー」は、読者のみなさまの投票により、今年の人気ナンバーワン国産車を決定するというもの。
排気量を問わない「総合クラス」のほか、「オーバー751ccクラス」「~400ccクラス」「~250ccクラス」「~125ccクラス」「アンダー50ccクラス」を発表しています。
ランクインした車種それぞれの解説も入れておりますので、じっく...
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【梅日和】未来のバイクについて【第17回】
みなさんは、未来のバイクについて考えた事ありますか?
私は、あるイベントをきっかけに、初めて未来のバイクや、バイクの歴史について考えるようになりました。
そのイベントは、6月にHondaウエルカムプラザ青山で行なわれた『CBと駆け抜けた時代』というCB60周年記念イベント。
私の愛車はCB400SFですが、今までCBの歴史について触れる事、考える事があまりありませんでした。
最近発売されたCB250RやCB1000Rを見た時に、私は「バイク」というより「未来のバイク」と感じたし、「ホントにバイクなのかな? もしかして変形して、ロボットになるんじゃないかな?(笑)」と思ったのです。
ですが...
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独自の4→1集合方式でパワー炸裂!『NOJIMA GTシリーズ DLCチタンフルエキゾースト』
高回転域の鋭いピックアップとエキサイティングなサウンドは
乗っていてゾクゾクするほど魅力的
ノジマエンジニアリング創設者の野島英俊氏は、モリワキやテクニカルスポーツのメカニックとして全日本や世界GPの第一線で数多くのライダーを支えてきたエンジニア。
特にネイキッドモデルをベースに高度なチューニングを施し、スーパースポーツ並みの性能を発揮させる手腕は高く評価されている。
その野島氏が開発したのが『スパイラルコレクター』と命名されたエキゾーストパイプの集合部。
集合部の前後パイプ径を絞ることで低回転域トルクを確保し、中~高回転域では排気を螺旋状に整流させて吸い出し効果を高め、通常の4→1集合...












































