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TOKOI SPL. RZV500R(ヤマハ RZV500R)1984年の平 忠彦YZR500を市販V4モデルで追い求める【Heritage&Legends】
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レーサーとカスタムの中間的に車両を楽しんでいく
レーサーレプリカブームが一気に膨らんだ1980年代。その象徴のひとつと言えるのが、“リアルWGP500レプリカ”の市販化だった。世界GPを走る2ストローク500ccマシンを排気量も気筒数もレプリカし、ストリートへと再現してほしい。そう望むユーザーとそれに応えるようにして、車両メーカーもいくつかのモデルを送り出した。ヤマハRZV500RはYZR500のレプリカとして。スズキRG500ΓはRGΓのレプリカとして。RG400ΓやホンダNS400R(3...
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【RG-Γ伝】Vol.6「レプリカブームを牽引した250ガンマの最終型」RG250Γ SP(VJ23A)-1996〜1999- 〜当時の貴重な資料で振り返る栄光のガンマ達〜
この分野に対するスズキの強いこだわりを感じさせた250ccГの最終型
話題と販売の双方で我が国のオートバイ市場を牽引してきた250㏄レーサーレプリカだったが、嗜好の変化や規制の強化などから1990年代中盤になると勢いが衰え、ホンダとヤマハは細かな仕様の見直しやカラー変更のみで年式を重ねていった。
そんな状況にあってスズキは、まさかの全面刷新を敢行。1996年のことである。日本において、250㏄を超える2サイクルモデルは1999年で販売をほぼ終えたから、これは大英断だったといえる。
すべてが新設計され、エンジンはワークスレーサーと同じ70度にシリンダー角を変更。車体ではフレームを刷新、湾曲...
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【プレイバック80’s】「Suzuki RG400Γ」GPレーサーを忠実に再現したヨンヒャク・ガンマ(1985年)
ワークスレーサーRG‐Γの血を色濃く受け継ぐレプリカ
80年代半ばに登場した3台のGP500マシンレプリカ、スズキRG400/500Γ、ヤマハRZV500R、ホンダNS400Rの中で、最もレプリカ度が高いのが Γ(ガンマ)だろう。
1984年にRG500Γが、翌年に排気量のみをダウンしたRG400Γが登場したが、共にスクエア4レイアウトでロータリーディスクバルブというエンジンの基本構造はもちろん、500㏄モデルのボア╳ストローク、二軸クランクの配置などクランクケースの設計、さらに市販車では珍しいカセット式ミッションなど当時現役のGPレーサーであったRG500Γとの共通が多い。
そのほかの...
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【プレイバック80’s】YAMAHA FZR400「最速のワークス・クオリティ・ヨンヒャク」(1986年)
ワークスレーサーYZF400と同時開発
FZ400Rの後を継ぐTT‐F3レーサーレプリカとして、1986年にデビューしたのがFZR400だ。このFZRは、1986年シーズンに向けて開発された新たなワークスTT‐F3マシンのYZF400と同時開発されたモデル。
ヤマハが新時代のマシン作りのコンセプトとして打ち出し、FZ750などに採用されていた「ジェネシスコンセプト」を400㏄クラスで初めて取り入れて全てを新設計されている。
最大の特徴は、シリンダーを45度前傾させ、エアクリーナーとキャブレターをエンジン真上にレイアウトすることで、車体の低重心化と前後重量配分の最適化を実現していること。さ...
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「NSR250R」<MC16> NSRシリーズ Part.1「NSR最速伝説の始まり」 -1986〜1987年-【心に残る日本のバイク遺産】2サイクル250cc史 編
レーサーと同構成の90度Vツインとアルミツインスパーで生まれた新世代レプリカ
1986 NSR250R(MC16)
<主要諸元>1986 NSR250R(MC16)
全長/幅/高:2035/705/1105mm
シート高:750mm
車軸距離:1360mm
車体重量:141kg(装)
燃料消費率:41.0km/L ※定地走行テスト値
燃料容量:16L
エンジン:水冷2サイクルV型2気筒
総排気量:249cc
最高出力:45ps/9500rpm
最高トルク:3.6kg-m/8500rpm
変速機:常時噛合式6段リターン
タイヤサイズ:前100/80R17(52H)・後130/70R18(6...