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「アダプティブ・クルーズコントロール」(ACC)とは? ドゥカティのムルティストラーダV4Sに初採用された最新装備を解説【現代バイク用語の基礎知識】
アダプティブ・クルーズコントロールを解説
前車の速度に合わせてバイクが自動で加減速する新機構
ドゥカティの新型ムルティストラーダV4Sは、バイクでは世界初となるレーダーセンサーを採用しており、サラウンドセンシングを利用したアダプティブクルーズコントロール(ACC)機能が搭載されている。
通常のクルーズコントロールと異なるのは、自動でバイクが前の車やバイクの速度に合わせてきっちり付いていくこと。その際、速度や車間距離の調整のために、レーダーが検知した情報を活用しているのだ。
レーダーセンサーはライダーの目と頭脳に代わる役割を果たしており、エンジンコントロールユニットやMSC(ブレーキ)をラ...
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スズキ「バンディット1250/S」を解説! 専用の水冷エンジンを搭載し欧州の速度レンジにも対応した大型ネイキッド【絶版バイク紹介】
スズキ「バンディット1250」「バンディット1250S」の概要
世界戦略車として、速さと扱いやすさを両立
2006年9月に油冷エンジンのファイナルモデルが発売された翌年、専用の水冷ユニットを搭載したバンディット1250が登場。
SDTV付きのインジェクションを採用した新設計の1254ccエンジンは最大トルクを3500回転で発生するトルク型のユニットで、低中回転域からの力強さが身上。これを搭載するフレームも、基本的な骨格は油冷ファイナルのものをベースに剛性アップが図られ、スポーティな走りにも対応。ハーフカウル付きのSとネイキッドのスタンダードの2種類ともABSが標準装備された。
水冷エンジ...