ライター
テクニカルガレージRUN GSX1100S(スズキGSX1100S)ノーマルの印象を維持しバージョンアップに備える【Heritage&Legends】
これから先を乗り込むためのベース作り提案
新型KATANA登場で改めて脚光を浴びる、空冷スズキGSX1100Sカタナ。今選ぶとなると弱点対策と現代化が必須だが、実際はどうするか? このテクニカルガレージRUN製カタナは、その見本とでも言える内容を持っている。RUN・杉本さんにその内容を聞いた。
「この車両はファイナルエディションがベースで、できるだけノーマルルックスを維持して状態を良くしたいというオーダーをいただいたんです。ですからフレームも無加工、ホイールもフォークもエンジンもノーマルです。STDマフラーのままが絶対条件など、ある意味厳しい制限があったんですが、こちらからの提案も織り込...
ライター
ブライトロジックGSX1100S(スズキGSX1100S)状態のいい最終型を基に足まわりをアップデート【Heritage&Legends】
現状と将来も考えつつカスタム感も満たす快調カタナ
空冷のスズキGSX1100Sカタナがコンスタントに入庫し、多くのカスタム車を製作するブライトロジック。ベース車はユーザー持ち込みもあれば、作り置きするものもある。
後者ではベースフレームをチェック→修正、必要なら加工。エンジンも同様に仕上げ、足まわりはアップグレードしてノーマルプラスアルファで製作することが多いという。その際にベアリングやシール類の新品交換ほか、車両コンディションを引き上げのポイントとなる作業を入念に行っている。
「車両製作の様子をブログでアップすると、途中でお客さんが付くケースも多くて、そこからはオーダーで好みに作り替え...
ライター
GBスズキ カタナ(スズキGSX1100S)/クラシック耐久レース用に18インチで仕立てたカタナ #Heritage&Legends
伝統の旧車、ひいてはスズキブランドを長く愛してもらうために
イギリスのスズキ現地法人、GB(グレートブリテン)スズキが、自社旧車供給プログラム強化の一環として「チーム・クラシックスズキ」を設立したのが’15年末のこと。その中で当地で人気が高まってきた、1970年代の欧州耐久選手権戦的なクラシック耐久レースシリーズに向けて、スズキGSX1100Sカタナをベースにした18インチレーサーを作り上げた。
このカタナレーサー、そのお披露目とも言える’16年のイギリス・バーミンガムショーでは、フレームやエンジンなどほぼ全バラ状態から観客の目前で完成車へと組み上げてしまうというパフォーマンスも披露。
...
ライター
10月5日(土)から〈バイカーズパラダイス南箱根〉で新旧カタナ展「KATANA TURN ME ON」を開催!!
新型KATANAの展示はもちろん、魅惑のカスタムカタナをじっくり見られるロングランイベント
ライダーの聖地・箱根に、2019年夏、新たに完成した施設「バイカーズパラダイス南箱根」。すでに訪れた方も多いかもしれませんね。
悠々とした広大な敷地に建つ、ライダーのためのドライブインです。施設内には、ソファーやハンモックがあり、旅の疲れを癒やすのはもちろん、仲間やそこで出会ったライダーとの談笑も楽しめます。
まさにその名の通り、バイカーズパラダイス。そして、10月5日(土)からは、新たな展示がオープンします。
「KATANA TURN ME ON」produced by MotorMagazin...
ライター
クォーターGSX1100S (スズキGSX1100S)/オリジナルカタナの可能性を無限に引き出す超絶カタナ#Heritage & Legends
カタナに次々盛り込む驚異的アップデート
「最新の変更点はドライカーボン製タンクへの換装と角度可変スクリーン、それからシートです。あとフロントディスクをプラスミューでワンオフ製作しました」クォーターの平田さんはこう切り出す。同店は平田さんの加工技術や整備/カスタム哲学に惹かれて、多くのリピートユーザーがカスタム化や整備を依頼する。
「タンクはドライカーボンで、カタナノーマルを元に治具を作り、そこから雌型を起こして成形し、焼き上げてもらいました。この車両はこれ以前にもアルミタンク化してましたすが、前側のカウルとのラインが微妙にずれていたりしたので、新作ではそこも補正して、違和感をなくしていま...
ライター
徹底的なこだわりでカタナ・スタイルを見事に再現「SUZUKI GSX400S/250S」#RIDE
汎用性の高さに様々なユーザーから支持を集めた
スズキ創業70周年を記念して90年に限定生産されたGSX1100Sアニバーサリーモデルは、スズキも予想しなかったほどの大きな反響を得る。
時を同じくして、中型クラスではゼファーの登場に端を発するネイキッドブームが巻き起こっており、対抗馬の投入も急務であった。
そこでスズキはカタナを中型クラスにシリーズ展開することを決定。その第一弾として1991年5月に250が送り出される。
全体のフォルムからカウル下のスポイラーまで、GSX1100Sのデザインを250ccサイズで再現。
エンジンはバンディット系の水冷4気筒ユニットで、大容量エアクリーナーや2...
ライター
写真で振り返る! “ケルンの衝撃”を生んだプロトタイプとカタナたち『SUZUKI GSX1100S KATANA』#RIDE
1980年のケルンショーで発表された衝撃の一台
優れた性能を持ちながら、デザインがいささか野暮ったいと評されていたGSX1100E。
スズキは、来たるべき80年代のフラッグシップモデルのデザインをターゲットデザイン社に託すことを決定した。
その時のターゲットデザイン社の渉外担当だったのが、かの有名なハンス・A・ムートだ。
わずか半年あまりでプロトタイプは完成。80年夏、当時の西ドイツで開催されたケルンショーで発表されたGSX1100S・KATANAプロトタイプ。
それまで見たことがない斬新なデザインと、日本刀をイメージさせる直接的なネーミングとカラーリングで登場した。
ショー会場では人だ...