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ファナティックハートZ1000LTD(カワサキZ1000LTD)大幅な加工でモダンスタイルを実現した1台【Heritage&Legends】
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LTDをスポーツ性能重視のストリートスタイルに
前後17インチでリヤ・モノショックにショートテール。こうしたスタイルだけを見てストリートファイター・カスタムのZか、と思う人も多いだろう。しかし各部の仕様を見ていくと、内容の面でもかなりの本格派であることが分かる。
この形として披露されたのは7年ほど前で、製作者は当時フレーム計測からZ用オリジナルパーツの製作などと幅広く手がけていたファナティックハート・安藤さん。
「フレームはスイングアームピボットのシャフト径をφ[16→]25mmに拡大してい...
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パワービルダーKZ900LTD(カワサキ KZ900LTD)好コンディション車が多いLTDをZベースにする【Heritage&Legends】
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極上コンディションを活かすテールキットで大変身
「LTDって、エンジンを開けてみるとかなりコンディションの良いものが多い。アメリカでもハイウェイを流して走るような人が多かったんでしょうね。Zみたいな古いバイクではやっぱりエンジンの状態がキモですから、すごく魅力的なベースです」
数々のZ、数々のエンジンを手がけてきたパワービルダー・針替さんは言う。もちろんLTDそのままでもいいが、価格がまだ他のZシリーズよりも安いという点などを生かして、スマートなZスタイルを作って楽しみたいという向きも多いは...
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【歴史】スズキ「GSX-R750」(1985年~1991年)|ひたすらに勝利を追い求めた戦うための油冷マシン
スズキ「GSX-R750」誕生の歴史
油冷GSX-R750の栄光はサーキットと共にあった
大排気量の市販4ストスポーツをベースにしたマシンで争われていたTT-F1クラスのレースは、1980年代初頭は排気量の上限が1000ccで行われ、スズキはGSX1000Sをベースにした空冷エンジン搭載のマシンで参戦。1984年からレギュレーション変更で排気量上限が750ccになると、同じく空冷のGSX750E4をベースにするようになる。
しかし、すでにライバルたちは強力な水冷エンジンを積むようになり、空冷エンジンで立ち向かうのはもはや限界だった。そんな水冷のライバルたちと真っ向から闘うために、サーキッ...
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PMC KB1(BIMOTA KB1)世界一格好いいバイクだから深く知りたかった【Heritage&Legends】
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登場当時からの憧れ、ビモータKB1を身近に置く
独創的なフレームワークのモデルを1970年代から送り出してきたスペシャルモデルビルダー、ビモータ。最近ではカワサキNinja H2エンジンを積んだテージH2やNinja1000 SXエンジンを積んだKB4を送り出し、改めてその名を思い起こさせている。
そんなビモータの名を世界に知らしめたモデルが、KB1だ。カワサキの空冷Z系・直4エンジンを積んだオリジナルコンプリート車。それでも総数1000台に満たない希少なKB1だが、PMCの代表・正本さんは...
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テクニカルガレージRUN バンディット1200S(スズキBANDIT1200S)ベース車のオールラウンド性を大きく高めるコンプリート【Heritage&Legends】
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新車を知るからこそ分かるリニューアル&アップデート
「まだまわりで走っている車両を見かけるのでそんな気もしないんでしょうが、油冷は初代GSX-R750なら35年以上、この車両、1100系最終のバンディット1200ファイナルエディションでももう15年以上経ってます。そうした時間が経っていれば、ごく普通に考えても、どの車両でも消耗品は新品にしたい、いや、してほしいです。でもいよいよ、油冷用純正パーツの廃番化がどんどん進んできました。今まで皆さんにお伝えしてきたことが、徐々にというレベルでなく、一...
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ブルーサンダース KZ1000LTD(カワサキ KZ1000LTD)ベースの自由さやZ由来という部分を生かして楽しむ【Heritage&Legends】
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後期型LTDにロング化&バンク角確保を施した“謎仕様”
エンジンは空冷Z、フレームも基本的にZそのままで、クルーザーの要素を加えながらもそちらに引っ張られすぎていないと言えるLTDシリーズ。Z自体がオールラウンドだったが、それをスポーツ方向に追わず、普段使いやリラックス性を重視して作り込んだ仕上がりにLTDの魅力がある。それを踏まえてこの車両を見ると、LTDシリーズへのカスタムのヒントも隠されているようだ。
「角型ヘッドの後期型をベースにしたカスタムです。オーナーさんは元々Mk.llに乗ってら...
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飯田レーシングファクトリー GS1200SS(スズキ GS1200SS)新しい世代の車両にも効く項目をきっちり施す【Heritage&Legends】
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カラーリングを生かした戦闘的な車体作りを行う
濃淡のあるオレンジツートーンでフロントカウルを仕立て、燃料タンクにも同系色のフレアパターンを施した外観が目を引くGS1200SS。フルブラックや’80年代スズキレーサーカラーが多い同モデルにあって、ある意味奇抜。でも、今見ると存在感と新鮮味を醸し出しているのがいい。
「このカラーリングは前のオーナーが施したもので、今のオーナーさんがその意志を継いで、このカラーを生かした戦闘的なコンセプトでということで車体作りをしたんです」
と、飯田レーシングファ...
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レッドモーターKZ1000LTD(カワサキ KZ1000LTD)前期型と後期型を混成構成ながら全体には違和感なし【Heritage&Legends】
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憧れのLTDを手に入れ、街乗りからドラッグレースまで活用
「リヤが純正で16インチ径のLTDって面白そうだなと思っていて、前からほしいバイクだったんです。それが身近な方から割安で譲ってもらえることになって、手に入れました」。
こう言うのは、レッドモーターでメカニックを務める鹿島さん。若手ながらキャブレターの整備やセットアップが好きだったり、同店で新旧多彩なバイクの作業をしたりで、Zのような旧車も現代車もフラットな目で見ているところもその背景にあるのだろう。
車両は冒頭の言葉から分かるようにノ...