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DUCATI Panigale 1299 S「美くしすぎるマシン ドゥカティ パニガーレ」【カメラマン柴田直行/俺の写真で振り返る平成の名車】第34回(撮影2015年)
撮影時のオーダーは「説明的な写真は要らないから。とにかく格好良く」
今回紹介するのは最高にフォトジェニックなバイク「ドゥカティのパニガーレ」。ファインダーを覗く自分の体温が上がるくらい美しい。世界で最も美しいバイクと呼んでも、多くの人が賛同するだろう。
何度も撮影していたドゥカティなのにこのコラムでは34回目で初登場となった。そしてこの時の撮影は30年もバイクを撮ってきた俺でも、このパニガーレのおかげで「もうひと皮向けた」ような、そんな気持ちだった。
ドゥカティというバイクメーカーは誰でも知っているだろうが、俺流で紹介しておこう。「アスファルト8」というスマフォのレースゲームがある。世界...
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ホンダ「CB-Fコンセプト」が市販化されたらどうなる? 〈スタイリング予想〉|元CB750Fオーナー太田安治のスペシャルコラム
「CB750F」との思い出。「CB-Fコンセプト」は市販されるとしたら、どのようなカタチになるのか?
思わず当時の思い出が蘇る魅惑のボディライン!
「ナナハン」という呼び方を定着させたCB750Fourの後継モデルとして、1978年12月に登場したのがCB750K。ただ、この『K』はさほど注目されなかった。同年8月に最先端スーパースポーツのCB900Fが発表され、日本市場には750㏄版が投入される、という噂が広まっていたからだ。
1979年6月に登場したCB750Fはワークス耐久レーサー『RCB』譲りのDOHC4バルブエンジンを採用していたが、それ以上に注目されたのがデザイン。長いタンク...
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九州最南端へ弾丸1500kmツーリング〈前編〉【カメラマン柴田直行/俺の写真で振り返る平成の名車】第27回 BMW「K1600GTL」(撮影2012年)
24時間で東京→鹿児島佐多岬へ行けるのか? 悪天候の中見えたBMW「K1600GTL」の超長距離ツーリング性能
平成時代の名車の数々を俺の写真でご覧いただくこのコラム。バイクの紹介と言うよりも撮影の裏話の方が多くて恐縮だが、今回もそんなヨタ話を聞いてもらおう。
本格的長距離ツーリング時代が訪れた2012年に、ゴーグル誌の名物企画となる超長距離ツーリングが計画された。このチャレンジが企画された背景にはBMW・K1600GTLの登場があった。
直列6気筒1600ccエンジンを搭載し、電動フェアリングと大型パニアケースを標準装備。高速で長距離を快適に移動できるスーパーツアラーだった。このBMW...
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ホンダ クロスカブ110 「原付二種でアドベンチャー感を出すには?」【カメラマン柴田直行/俺の写真で振り返る平成の名車】第26回(撮影2018年)
原付二種の撮影は通常都内、しかしクロスカブの場合はそうもいかない。
ゴトゴトと山路を走っていた。東京を出てから3時間くらい、山路だけでも1時間は走っているだろう。
10年以上撮ってきたゴーグル誌の撮影でも例のない原付二種の撮影だった。しかも新しい編集担当者との初めてのコンビ。まあいわゆる「空気を読む」のが難しい。そんな撮影の裏話を聞いてもらおう。
その新担当者の案内で山路を進んで行く。時間的には余裕があるので焦っているわけではないが、まだ1回もシャッターを切ってないので「林道ツーリングは楽しいね」という気持ちにはなれない。
原付二種の記事なら普通は東京都内で撮影する。でもクロスカブで山奥...