ライター
ホンダ「NSR250R」[MC21]歴史解説|フレームから足回りまで全面刷新、鈴鹿4時間耐久を2ストロークで初制覇(1990年)
ホンダ「NSR250R」[MC21]の特徴・歴史
フルモデルチェンジでポテンシャルの引き出しやすくなった
MC18の型式ながら、5角断面スイングアームや新型ロングチャンバー、前後ラジアルタイヤなどを採用し、エンジン制御も点火時期、空燃比、RCバルブ作動、オイル吐出量を総合的にコントロールするPGM‐Ⅱに進化した89年モデルを経て、1990年2月、MC21型にフルモデルチェンジ。
エンジンはシリンダーやシリンダーヘッド、クランクケース、クランクシャフトといった主要パーツは新設計されている。それまでのNSRは他の追随を許さないポテンシャルを備えていることに疑いの余地もなかったが、全ての人がそ...
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[電動2輪車の歴史 その6] あの著名"バイク用シートメーカー"は、電動世界最速にこだわり続けます!?
先日、2012年に電動バイクの速度記録を更新したライトニング・モーターサイクルズが、量産2EV最速となる時速250マイル≒402km/h超えを目指す・・・と公表したことがちょっとした話題となりました。そんなライトニング・モーターサイクルズの挑戦をアシストするのは・・・2012年に記録が破られるまで、38年間の長きにわたり電動最速車の地位をキープし続けてきた、あの有名な2輪用シートおよびアクセサリーメーカーの「コービン」です。なんでシート屋さんが? と不思議に思う人も多いでしょうが、実はコービンには長きにわたる、電動モビリティ開発の伝統があるのです。文:宮﨑健太郎(ロレンス編集部)※この記...