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エンジニアリングキヨナガSR400(ヤマハSR400)/レーサーモチーフの快速仕様をカラー変更#Heritage & Legends
カラーリング変更でイメージを現代化
前後17インチに現代スポーツのような配置のモノショックリアサスを持ったこのヤマハSRカスタム。元々はエンジニアリング・キヨナガがオートポリスでのONE&TWOフェスティバルで走らせていたSRレーサーを範に、それに近い仕様でと作られたものだった。
フロントはフォークなどにヤマハXJR400を、リヤはガルアームなどにホンダNSR250R(NC21)を活用し、走りを重視した仕様としてまとめているのはそうした背景から。
一方のエンジンはピストン変更で排気量を拡大、これにFCRキャブレターを装着するが、キック一発で軽くかかり、それこそ近場もちょっとしたスポーツツ...
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Kawasaki XANTHUS(1992年)<ヨンヒャク今昔物語>-Be Reborn-
「4ストのマッハ」として生み出された異色ネイキッド
1989年に登場したゼファーをきっかけに、1990年代初頭に起こったネイキッドブーム。空冷、鋼管フレーム、ツインショックという70年代的なオーソドックスなネイキッドモデルに注目が集まる中、1992年にカワサキが送り出したザンザスは型破りなネイキッドスポーツだった。
その基本コンセプトは「4ストマッハ」で、70年代前半に強力な2スト空冷3気筒エンジンによる強烈な加速で知られたマッハシリーズを、4ストエンジンで現代に復活させることを狙ったもの。
しかしザンザスはあくまで現代的なマッハを開発することを目指した。エンジンはZXR400用の水冷直...
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9月28日(土)・29日(日)に南信州の木造校舎で行なわれるバイクイベント「モトカフェ木沢小学校」とは?
ロングツーリングライダーに愛される、小さなイベント
2015年5月に初開催され、年々知名度を増し参加人数を増やしている「モトカフェ木沢小学校」が9月28日(土)・29日(日)に再び開催されます。
このイベントは、長野県飯田市にある旧木沢小学校で、年に2度、初夏と秋口に開催されています。
イベント自体は、ささやかなもの。じゃんけん大会やトークショーもなければ、集合写真の撮影も行なわれません。
コーヒーや軽食を販売するブースが立つのみです。
場所は、信州遠山郷、国道152号からすぐそば。と言っても、この国道は一部で「酷道」とも呼ばれている分断国道。
中央道の最寄りのインターは飯田IC。そこか...
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9月28日(土)は山梨・ふじてんリゾートへ! ヤマハファンのためのイベント「YAMAHA Motorcycle Day 2019」Eastが開催!
ヤマハファンが集う年に一度の大イベント
去る9月7日に熊本・阿蘇ミルクファームで開催され、大盛況で終了した「YAMAHA Motorcycle Day」の、今年2回目となるイベントが、9月28日(土)に山梨・ふじてんリゾートで開催します!
昨年から始まったYAMAHAモーターサイクルディは、モデルごとの垣根を超えてより多くの方にバイクでツーリングする楽しみや仲間と語りあう喜びなどを共有いただく交流イベントなんです。
当日、会場では車両展示やイベント限定グッズ販売をはじめ、コンストラクターなど多数のブース出展を予定。ツーリングの立ち寄りの場や新たな仲間との交流の場として最適なイベントですね...
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ホンダ CB400 SUPER FOUR(撮影2016年)「400ccならではの旅」【カメラマン 柴田直行/俺の写真で振り返る平成の名車】第10回
能登路をゆっくりと。大型バイクにはない魅力がある
今回の被写体はホンダCB400SF。ネイキッドのスーパーフォア。『ゴーグル』で当時行なっていた、ホンダCBでゆくツーリングインプレの連載で、舞台は能登だった。
CB400SFは中型免許取得の時に教習車としてお世話になるバイク。たぶん日本のライダーに最も多く乗られているバイクだろう。
この上なく乗りやすく、ツーリングにもぴったり。名車の多いCBシリーズの中でも、CB1300SFと共に最も長く生産されている。
ロングセラーゆえにカラーバリエーションも数え切れないほど。白赤がお馴染みだが、撮影車は2016年に追加されたチタニウムブレードメタリッ...
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T.T.RモータースCB750F (ホンダCB750F)/リビルドエンジンも加えて快適なスペンサーレプリカを構築#Heritage & Legends
レプリカ仕様のオーダーに乗りやすさと使いやすさを
ホンダを代表する名車と言えば、今年60周年を迎えた4気筒のCBシリーズが筆頭格だろう。1969年のホンダCB750Fourで国産直列4気筒の歴史が始まり、これを打ち倒そうとZ1が現れ、以後の日本車の時代が築かれる。CB第2世代としてDOHC4バルブのCB-Fが’79年に送り出されると、性能もスタイルも一気に現代化&スープアップしていく。
欧州の耐久選手権やアメリカのAMAスーパーバイクはそんな日本製4気筒車の活躍の場となり、速さを目指して数々の、今で言うカスタム的なトライが各メーカーファクトリーによって行われていった。ことAMAでは市販車...
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YAMAHA <YDSシリーズ Part.2> 「YDS-2」各部がリファインされた2代目YDS -1962〜1964年-【心に残る日本のバイク遺産】2サイクル250cc史 編
YDS-1の弱点をない、各部がリファインされた「YDS-2」
YDS-2 1962〜1964
YDS-1の弱点を補う意味で、各部がリファインされたのがYDS2である。全体のイメージは変えず、ブレーキ系やエンジンに手を加えることによって、他社のスーパースポーツをリードするまでになった。
ヨーロッパでの人気も高く、S3のデビュー後も、そのシンプルなデザインが好まれていた。ちなみに、車重は装備でS1=151kg、S2=156kgとされたが、海外のデータによると、両者とも乾燥で140kgという数値もあり、実質的に車重は同一とみてよいだろう。
加えて、ロードクリアランスも、国内では、S1=140m...
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バイク小説『風になる日』(著:山田深夜)が双葉社から発刊! 9月20日(金)から全国の書店で発売開始
数多くのバイク小説を生んできた、山田深夜氏の最新短編集!
バイク乗りなら、ぜひ読みたい小説が双葉社から刊行されました!
こちら、『風になる日』です。
作者の山田深夜氏は、これまでに『横須賀Dブルース』(寿郎社)、『千マイルブルース』(寿郎社)、『ひとたびバイクに ツーリングを愛する者たちへ』(双葉社)、『ロンツーは終わらない』(徳間書店)など、数々の〈バイクと人〉を主役とした物語をつづってきた、現代のバイク小説の第一人者ともいえる存在。
氏の代表作でもある『電車屋赤城』(角川書店)、『横須賀ブロークンアロー』(双葉社)にもバイクが活躍するシーンが数多く描かれています。
今作『風になる日』...
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ブライトロジックZ1-R (カワサキZ1-R)/最高のコンディションを完全整備+αで作るコンプリート車#Heritage & Legends
通好みを地で行くようなシブくかつ軽快な一台
フルカスタムか、スタンダードか。カワサキZシリーズのような名車を手に入れようと思う時、一度は悩むテーマではないだろうか。そう思うならぜひ注目したいのが、このブライトロジックによる車両だ。見ての通りビキニカウルを含めた外装はノーマル。
仕様を追っていくと、前後18インチのホイールは純正品を完全清掃+マットブラック塗装、ベアリング類は新品に。以下、ベアリングはステアリングもスイングアームピボットも一新。フレームは修正+カルガード塗装。エンジンもフルオーバーホールした上でワイセコピストン、TMR-MJNφ36㎜キャブとオリジナルのスチール製マフラーを...
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無類の車&バイク好き芸人「おぎやはぎ」矢作兼さんの新バイク番組「TOKYO BB」が10月からスタート!
バイク好きの、バイク好きによる、バイク好きのための番組がスタート!
■配信:U-NEXT 10 月4日(金)12:00~配信開始(毎週金曜更新)※初回無料配信
■放送:BS スカパー! 10 月 11 日(金)22:00~放送開始(隔週金曜放送)※初回無料放送
無類のクルマ&バイク好きである、お笑い芸人の「おぎやはぎ」矢作兼さんのバイク番組「TOKYO BB」が10月から動画配信サービス「U-NEXT」他でスタートします。
新番組「TOKYO BB(TOKYO BIKE BAKA)」は、初心者から通なコアファンまであらゆる世代のバイク好きが楽しめる、新たなバイク番組です。
「とんねるずの...
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スズキ Vストローム250 ABS②「オートバイの格好良いとは何か」(撮影2017年)【カメラマン 柴田直行/俺の写真で振り返る平成の名車】第9回
250で本格的なアドベンチャーを上回る個性
オートバイは「格好良い」が一番大事だと思っている。
でも格好良いという物差しは、人それぞれ目盛が違う。
スーパースポーツが好きって人もいれば、ネイキッドやクルーザーが好きって人もいる。アドベンチャーのワイルドなルックスが気になってる人も増えているだろう。
好きになっちゃえば、そのオートバイが一番格好良いってことになるけれど、そのせいかデザインについて解説するメディアは少ない。
そんな二輪メーカーでユニークなデザインを連発するのがスズキだろう。
俺的にそのスズキの中でも注目したいのが、このVストローム250だ。
シリーズの中でも1000や650を...