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バイクアクション満載、80年代テイストあふれる“読むアニメ” 笹本祐一「妖精作戦」シリーズ【バイク乗りにおすすめの本】
「妖精作戦」シリーズ 著:笹本祐一 創元SF文庫
「現役最古のラノベ作家」と自称されている笹本祐一さん、近年もアニメ化、劇場映画化もされた「ミニスカ宇宙海賊」シリーズや、「放課後地球防衛軍」などを書かれて活躍されておられますが。私的にはやはり「妖精作戦」シリーズ(と「星のパイロット」シリーズ)かなぁ。
笹本さんのデビュー作である「妖精作戦」は、1984年にソノラマ文庫から第1作が発表され、翌年にかけて全4作が刊行されたSFアクション。主人公・榊裕の通っている高校に転校してきた小牧ノブが実は超能力者だった、というのがストーリーの発端。そんな彼女を謎の組織・SFCが狙い、特殊部隊による襲撃...
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ソ連ライダーあるある本…じゃなくて冒険の旅のための1冊? J・S・ポポフ「楽しいバイクテクニック入門」
『楽しいバイクテクニック入門』 著:J・S・ポポフ / 訳:進士古径(1983年・現代教養文庫)
今はもう版元の社会思想社ごと無くなっちゃいましたが、ちょっと昔に現代教養文庫というレーベルがありました。なんせ「教養」ですから、エンタメな小説とかはあまり出してなくて、メジャー路線とかけ離れた人文科学・自然科学・歴史・思想・古典系の固い本が多いイメージ。しかし、一方では80年代に流行ったゲームブックをいち早く手がけてたりしたし、映画や演芸関係の本、古典ミステリー小説とかの全集、さまざまなジャンルの小事典、さらに硬派なドキュメンタリーから分類不能のよくわかんない読み物まで、独特なセレクトの面白...
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1984年、バイクブーム真っ盛りの「バイクまんが」シーンを見る 「まんが情報誌 ぱふ」1984年11月号
「まんが情報誌 ぱふ」1984年11月号(1984年・雑草社)
「まんが情報誌 ぱふ」は、たまに新刊情報見たくて読んでたなぁ(2011年に廃刊してたとは知らなかった!)。ここで紹介する1984年11月号は「特集 バイクまんが」! 時代はまさにバイクブームど真ん中…その影響はマニアックな漫画情報誌である「ぱふ」にまで及んでいたのですよ。
気になる中身を見ると、トップを飾ってるのは当時バイク漫画を描いてる注目の若手(!)、「ペリカンロード」五十嵐浩一さんと「バリバリ伝説」しげの秀一さんの対談「バイクにこだわらずに描いていきたい」。漫画を描くようになったきっかけとか、バイクの作画といった真面目...
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バイク小説『風になる日』(著:山田深夜)が双葉社から発刊! 9月20日(金)から全国の書店で発売開始
数多くのバイク小説を生んできた、山田深夜氏の最新短編集!
バイク乗りなら、ぜひ読みたい小説が双葉社から刊行されました!
こちら、『風になる日』です。
作者の山田深夜氏は、これまでに『横須賀Dブルース』(寿郎社)、『千マイルブルース』(寿郎社)、『ひとたびバイクに ツーリングを愛する者たちへ』(双葉社)、『ロンツーは終わらない』(徳間書店)など、数々の〈バイクと人〉を主役とした物語をつづってきた、現代のバイク小説の第一人者ともいえる存在。
氏の代表作でもある『電車屋赤城』(角川書店)、『横須賀ブロークンアロー』(双葉社)にもバイクが活躍するシーンが数多く描かれています。
今作『風になる日』...