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オートスタッフ末広 ASS-TY001(ヤマハ RZV500R)運輸省認定取得のオリジナルフレーム2ストマシン【Heritage&Legends】
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車両メーカーと同等の認定用試験もクリアした完成車
’80年代の国内バイク市場の主力は2ストローク車だった。公害や騒音の対策で1970年代末には各社とも4ストロークへの主力切り替えを行い、2ストが下火になっていたのにだ。火付け役はヤマハRZ250で、軽く速いというバイクの魅力を引き出した先にレーサーレプリカの時代が到来し、息を吹き返した。強まる規制の影響で1999年をもってその生産はレーサー以外ほぼなくなったが、未だ2ストロークの魅力に惹かれるライダーは多い。
そんな2スト愛好者から支持を集めた...
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ONE&ONE INVESTMENT “H2R REPLICA”(カワサキ 750SS H2)往年の2ストトリプルレーサーをストリート仕様で復刻 【Heritage&Legends】
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イギリス・ハリス社にフレームをオーダーして特性を一新
Z登場以前のカワサキは2ストローク車主体のメーカーで、そのトップモデルたる500SS(H1)と後に登場した750SS(H2。H1のクランクケース/クランクジャーナルに手を入れた発展版としていい)には、それぞれを元にしたレーサー、H1RとH2Rが存在した。H1が’69年、H1Rが’70年春、H2が’71年に登場した後、H2Rは’73年1月に市販が開始された。
そのH2Rを20年近く後になる’90年代当時に再現し、かつ一般公道で楽しめるように...
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レッドモーター RZ250(ヤマハ RZ250)想像と現物合わせ、その量が鍛えてくれたカスタム対応力【Heritage&Legends】
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我流で手を尽くしたことが今に至るカスタムの下地に
今ではドラッグレース関連で名前を聞くことが多いレッドモーターだが、じつは中古車販売から日常整備までと、守備範囲の広いショップだ。そしてこの車両を作った1993年頃はロードレースにも積極的だった。
このRZはそんな同店がリヤサスをカンチレバー式からリンク式に変更した上で当時のTOF=テイスト・オブ・フリーランス(現TOT)に参戦。多くの仕様変更を行っていく中で上位を走るようになったものだ。同店・中村さんは当時の経緯をこう言う。
「お店で車両販売...
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ブルドック Z1-R(カワサキ Z1-R)常に最新の手法やパーツを取り込むコンプリートの見本【Heritage&Legends】
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ブルドックのノウハウと理念が貫かれた車両の最新状態
空冷Zに現代モデルに比肩する、あるいは超えるスペックを持たせるコンプリートカスタム、GT-M(Genuine Tuning Machine)を送り出すブルドック。およそ20年前にその製作が始まり、時代ごとの最新技法や最新手法を採り入れていくという進化を果たしてきた。そしてこのZ1-RはそのGT-Mの中でも、常にその最新仕様としてのアップデートを続けている車両だ。ブルドック・和久井さんの愛車でもあり、同社の最新カタログ上では“GT-M 1260...
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クラスフォーエンジニアリング Z1000R(カワサキ Z1000R)ドラッグレースノウハウを惜しみなくストリートへ投入【Heritage&Legends】
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現在のスタイルを確立したUSテイストと太いタイヤ
’88年の開店時から長い間、横浜で活動していたクラスフォー。そのカスタムは『ヨコハマ・スタイル』などと呼ばれることが多かった。その中核は、独自に輸入したアメリカ製パーツをふんだんに使い、ドラッグレースやAMAスーパーバイクなど、アメリカをイメージさせるマシンづくり。ノーマル車と比べてぐっとカチ上げられたテールまわり、それを強調するフェンダーレスキットの装着なども、当時クラスフォーが広めた定番と言っていいだろう。
このZ1000R改はそのスタイル...
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ワンダープロダクト GSX1100S(スズキ GSX1100S)ハードも外観にも当時のカタナの概念を超える思想を【Heritage&Legends】
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17カスタムらしい外観を確実な作り込みで支える
’94年にアニバーサリーモデルが国内販売されるまで(以前は逆輸入車。このモデルから国内で普通に買えるようになった)は、GSX1100Sカタナのカスタムには手を加えたことをあまり感じさせない、純正スタイルの延長上といった仕上がりの車両が多かった感がある。独特のスタイルやカラーリングを生かす。頑丈と言われるエンジンも1074から1135ccへのスープアップとキャブレター変更で十分。足まわりは元から細身ながらアルミ角型スイングアームを持っていたから、リ...
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DAISHIN “RZ TRIPLE”(ヤマハ RZ250)自由な発想と技術から生まれた並列3気筒のRZ【Heritage&Legends】
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RZの市販直後に既に形になっていた3気筒エンジン
誰も思いつかないような発想と高度な加工、セッティング技術。これらが組み合わさっていることが、心に残るカスタムの要素だろうか。’80年代から’90年代頭にかけてのダイシン=大真工業・渡辺富士夫さんが手がけるカスタムは、その要素を備えていた。単に「今まで見たことがない形、構造をしている」のみならず、それが「技術的に計算されたバックグラウンドを持ち、しかも高いレベルで走る」。
そう知っていても、この3気筒RZには大きなインパクトがあった。クランクケ...