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カワサキ「ZRX1100/1200/DAEG」を解説! カワサキ硬派ネイキッドの永遠なる象徴【バイクの歴史】
カワサキ「ZRX1100/1200/DAEG」の解説
「最速の水冷ネイキッド」ZRXのコンセプトは不変
カワサキの4気筒ネイキッドであることを示す車両コード「ZR」に、究極を意味する「X」。究極のネイキッドスポーツとなることを願って、カワサキが世に送り出したのがZRXシリーズだ。1994年にまず400が登場。名車・Z1000Rを彷彿とさせる迫力のスタイリングで高い人気を得る。
2年後のドイツ・ケルンショーでデビューを飾ったのが、フラッグシップのZRX1100。こちらも大人気モデルとなり、2001年には第2世代のZRX1200Rへと進化する。同時に、ハーフカウルを装備してツアラー適性を高め...
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パワードショップカスタマーズZRX1100(カワサキZRX1100)/20年をともにしカラーバランスにも気を遣った1台 #Heritage&Legends
細かい部分にも配慮して愛着を高めてきた1台
パワードショップ カスタマーズに長年出入りしているという井坂さんのカワサキZRX1100。井坂さんは元々、カワサキZ400FXやホンダCB750FCを乗り継いできていて、この車両はZRX1100がデビューして割と早めの’98年からもう20年超乗り続けてきたもの。
エンジン内部も定期整備を受け、全体としては足まわりに重点を置きつつ各部パーツもアップデートされて、何よりホイールはハブまで、スイングアームは裏までというような磨き込みの効果もあってか、とても20年選手とは思えない輝きを放つ点にも好感が持てる。それを支えるのは、出入りするお店=カスタマー...
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パワードショップカスタマーズZRX1100(カワサキZRX1100)/セカンドハンドからオリジナルへの進化を味わう1台
ZRXに乗る仲間とよく知るショップが後押しして進化
「元々、ホンダNSR250RやヤマハFZ400に乗っていて、8年くらい前にリターンしたんです。カワサキZRXがいいかなって探していたら、カスタマーズのお客さんの友人が持ってるんだけど……となって、手に入れました。その後はずっとカスタマーズでお世話になってます」というオーナーのZRX1100。入手時にカスタムペイント済み、ホイールやスイングアームも換装済みではあったが、その後フロントフォークやウイリー製ヘッドカバー、ステップ等を変更している。
「施されていたペイントも、ブルー系は好きなのでわりとなじんでいます。今のコンセプトは“ピカピカ派...
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しゃぼん玉ZRX1100(カワサキZRX1100)/チューニングの効果を知ろうと手を入れ続けた20年来の愛車 #Heritage&Legends
水冷カワサキを試したくて乗り、同系車のアドバイスにつなげる
カワサキのZRXシリーズは現代国産ネイキッドの代表的モデルであり、’70~’80年代の旗艦的バイクが持っていたオールラウンド性能を持ち合わせた、今となっては希有なモデルとなった。
街乗りにも長距離にも高速道路にも使えて、タンデムしても荷物を積むにしても使いやすい。さらにはGPZ900R系という系列互換性の高さを含む豊富なパーツ群によって、自在にカスタム化できてしまう。
そして、シリーズも1100/1200/DAEGと3系統があり、それぞれに特徴を持つ。だからいじり方、使い方は本当にさまざまだが、それゆえに、何をどうすればいいのか...
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しゃぼん玉ZRX1100 (カワサキZRX1100)/自由度の高い初代1100を元にお勧めメニューをパッケージ#Heritage & Legends
オリジナルも社外品も駆使してたどり着いた形
しゃぼん玉は大型洋・用品販売店の顔を持つ一方で、カスタムショップとしての一面も持ち、カワサキの水冷ZRXシリーズ、空冷ゼファーシリーズについて多くの車両を手がけてきた。ZRXについては代表・滝川さんも1100に長く乗る中でオリジナル製品も多数用意し、後継の1200やDAEGと比較する中で各車の特徴を見抜きつつ(1100ならエンジンも楽しめる、1200ならキャブ換装でのダイレクト感を、オールラウンド性ならDAEGを、等々)、各車にお勧めの仕様とでも言うべき案を作り上げた。
このZRXはそんな同店のお勧め仕様をパッケージングした、まずはの見本とでも...