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ブルドック Z1(カワサキ Z1)確たる作り込みが支えるオーナーごとの仕様違い【Heritage&Legends】
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オーダー内容も細かく配慮してバランスする
空冷Z純正のタイガーパターンをきっちり施す一方で、そのベースカラーにメタリックオレンジを使って、軽快感と深みを外観からも印象づける車両。ブルドックのコンプリートカスタム、GT-M(Genuine Tuning Machine)による1台だ。
「エンジンの仕様は排気量がいわゆる1170cc、ピスタルレーシングの鍛造ピストンを使っています。ミッションは当社オリジナルの5速クロスでTSSスリッパークラッチも入っています。ダイナモキットもマッコイ。ひと通りの...
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【絶版名車解説】スズキ「GSX-R1100」(1986年~1995年)|レーサーのテクノロジーが実現した当時世界最速のスーパースポーツ
スズキ「GSX-R1100」誕生の歴史
圧倒的なスピードと存在感で一世を風靡したフラッグシップモデル
空冷時代の最後を飾るスズキのフラッグシップスポーツはGSX1100EFだった。しかし1985年、サーキット最速を目指した新世代の油冷スーパースポーツ・GSX-R750が登場したのに続いて、レースのレギュレーションに縛られずにひたすら公道最速を目指す、新たなフラッグシップスポーツとして誕生したのがGSX-R1100だ。
油冷直4エンジン、アルミ合金製のダブルクレードルフレーム、レーサーそのままのデザインのフルカウルスタイルなど、GSX-R1100の基本的なメカニズムやスタイリングは、ほぼG...
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ACサンクチュアリー GSX1000S(スズキGSX1000S)車両もオーダーもアメリカからという500番目のRCM【Heritage&Legends】
40年間そのまま、から現代17インチコンプリートへ
最新の17インチ・ハイグリップタイヤを履いて楽しめるようにする。そんなコンプリートカスタムとして作られるサンクチュアリーのRCM。この車両はそのひとつの節目、キリ番となるRCM-500。大胆に現代の車両のようなシングルシートを装着した状態や塗装からは、今まで見てきたRCM各車とは少し趣が異なる感じがある。
「この車両は、アメリカのDiazさんからのオーダーだったんです。彼はRCMのファンだということでした。日本にも仕事で来る機会が多く、当社が東京・江戸川区にあった当時(’00年夏〜’15年春)から、来日のたびに来店していたんです。今では...
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サンクチュアリー コウガ GPz1100(カワサキ GPz1100)以後可能性のある換装も見越した作りのリヤまわり【Heritage&Legends】
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面倒になりそうなパートを先回りして考える
Z1に始まった空冷Zシリーズの最終進化モデル、GPz1100がベースの1台。すっきりしたテールまわりやスイングアームからはきっちりとしたカスタムの感覚が伝わってくるが、フロント18/リヤ17インチのホイールはGPzのノーマルを履いている。手を入れたサンクチュアリー コウガ・立入さんのコンセプトはどうなのか。
「オーナーさんは元々Zに乗ってらして、このGPzもいずれ乗ろうと持っていたんです。それで乗り換えのタイミングがやってきたんですが、この先も手を入...
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モトレガシー SB5(BIMOTA SB5)レアな車両だからこそという出会いと販売の背景【Heritage&Legends】
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車両取引で出会えた好コンディション車の歴史をつなぐ
初期ビモータの最強モデルとも言われたSB5。スズキGSX系空冷直4の最終形となるGSX1150EFの1135cc4バルブエンジンを、ビモータ製モジュラーシステムフレームに積んだモデルだ。このモジュラーシステムフレームはヘッドパイプからスイングアームピボットをほぼ一直線につないで理想化を図り、かつアンダーループを分割式として各社旗艦のエンジンを積めるようにしたのが特徴だ。
当時車両輸入を担ったうち、福田モーター商会が作った国内向けカタログには...
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ブルドックZ1(カワサキZ1)排気量選択に合わせて各部仕様もハイバランス【Heritage&Legends】
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コンプリートのノウハウをノーマルルックに投影
きれいなノーマルルックのZ1。ブルドックが手がけたと聞けば、納得と同時に、その先が気になる。同店・和久井さんに聞こう。
「この車両は“1000(cc)でワイヤスポークホイール、ノーマルチックに”というオーダーを受けたものです。でも、中身はGT-M」
GT-Mと言えば前後17インチ化を軸にしたZ系のコンプリートカスタムとして、各部のパーツ使いをはじめ、ハイグレードな仕様が思い浮かんでくる。この車両ではどんな風に盛り込まれているのだろう。
「エンジン...
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クラスフォーエンジニアリングZ1000LTD(カワサキZ1000LTD)カスタムベースの良好な個体として捉えてみる【Heritage&Legends】
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オリジナルにこだわらないベースとしてのLTDをカスタム
「Z1からMk.llといったモデルは、もうビンテージの域に入って来てるんですよ」。クラスフォーの横田さんは、もう10数年前からそう言い続けてきた。無理もない。1980年代終盤に起こった、Zを中心としたカスタムブームからももう30数年。長らく豊富だったように思えたベース車は減少どころか枯渇、高騰している。
そこでこの車両だが、まだ今よりも状況は良かったが、ZやMk.llの価格が上がり始めた頃、10年近く前に作られたものだ。
「Z系を買おうと...