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【絶版名車解説】カワサキ「ボイジャー」の系譜|直列6気筒エンジン&豪華装備のロングツアラー
カワサキ「ボイジャー」の歴史
GTR誕生で短命に終わったボイジャーはのちにZEPHYR1100に転生!
ホンダ・ゴールドウイングのライバルモデルとして、いち早く呼応したのがヤマハとカワサキだった。ヤマハがベンチャーシリーズを発表した1983年、カワサキもボイジャーシリーズを発表。初期モデルは、Z1300の水冷並列6気筒エンジンを転用したツアラーだった。
ホンダのCBXとともに「6気筒エンジン」としてセンセーションを浴びたZ1300は、やはりそのウルトラスムーズなエンジン特性が評価されたモデルで、その特性を生かすべく、ボイジャーに搭載されたのだろう。
しかし1986年には、専用設計の4気筒...
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安田商会 CB750F(ホンダ CB750F)エンジン組み直しをきっかけに各部確認と手直しを図る【Heritage&Legends】
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今のうちにしたい消耗品交換と再構築も行う
’70年代末に登場し、’80年代序盤までのホンダの旗艦となったホンダCB-Fシリーズ。既に登場から40年以上が経つが、この車両にはそんなCB-Fに今乗るためのヒントが多く込められている。
「オーナーさんが自ら作ってきた車両だったんです。エンジンオーバーホールも、レストアもして長く乗ってらしたんですけど、オイルポンプのギヤを割ってしまってエンジンブロー。本人さんも“次に大きな作業が出たときはプロショップに出そう”と考えておられたこともあって、入庫された...
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ACサンクチュアリー GSX1000S(スズキ GSX1000S)17インチを前提にして自由なパーツや色をアレンジ【Heritage&Legends】
海外からのオーダーを前後17インチホイール化で反映したカタナカスタム
往年のスズキ・ワークスレーサーを感じさせるライトブルーのカラーリングが施されたカタナ。ACサンクチュアリーのコンプリートカスタム、RCM(Radical Construction Manufacture)の近作(シリアルナンバーは588が付けられる)で、’22年の東京モーターサイクルショー・江沼チェンブースに展示されたRCM-500(これもカタナだった)に続く海外からのオーダー車だ。
「台湾で大型スポーツバイクを扱うショップ・CH MOTO経由でのオーダーで、オーナーさんはCB900FのRCMも持っている方。つまり2台...
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マシンヘッドモーターサイクル CB1100R(ホンダ CB1100R)1981年型AHMレーサーをモチーフに多彩な工夫を凝らす【Heritage&Legends】
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パーツ集めにも多くの時間を割いて深まった作り込み
ホンダCB-Fが現役だった頃のアメリカ、AMAスーパーバイク・シリーズはスズキGS750/1000にGSX1000S、カワサキZ(KZ1000Mk.IIやZ1000J)など日本製空冷4気筒市販車を元に仕立てられたレーサー群が激闘を繰り広げた頃。いきおい、各車のチューニングにも次々と新手法が現れ、同時にパーツも進化していった。
CB-Fはホンダの現地法人、アメリカンホンダモーター(AHM)が’80年からレースに投入し、CB-Fとルーツを同じくす...