ライター
カワサキ「ZXR400」1989年|レプリカ戦線に本格参入した意欲作!【絶版名車解説】
カワサキ「ZXR400」特徴
高いポテンシャルでライバルをゴボウ抜き
各社がレプリカモデルを続々と登場させていたのを横目に、GPZ400R、GPX400Rというスポーツツアラーを展開していたカワサキも、1988年のZX-4でレプリカ路線についに参入。翌1989年には、ライバル達を凌駕する戦闘力を備えた、ワークスレーサーと同じ車名のZXRを投入した。
クラス初採用の倒立フォーク、フレッシュエアをエアクリーナーに送るK-CAS採用のエンジンはサーキット走行を重視した特性。さらにSP仕様はクロスミッションにハイカム、FCRキャブレターの一人乗り専用モデルで、街乗りなどまったく考えていない割り切...
ライター
ヤマハ「FZR250」1986年|レーシーなスタイルで人気を博したフルカウルレプリカ【絶版名車解説】
ヤマハ「FZR250」特徴
迫力があってカッコいいレプリカとして人気に
ヤマハは自社初の250cc4気筒モデルとしてFZ250フェーザーを1985年に投入。しかし、レプリカを求める市場の声は凄まじく、翌1986年にはフェーザーをベースとしたレプリカモデルのFZR250をデビューさせる。
エンジンや車体の基本はフェーザーのものを踏襲していたが、丸目2灯を備えた大きなカウルの採用で、スタイルは一気にレーシーになり、これがファンの心を掴んだ。400にも負けない風格に、前後17インチ化による素直なハンドリングで、扱いやすくカッコいいバイク、と若者が飛びついたのだ。結果としてFZR250はクラスト...
ライター
スズキ「GSX-R250R」1989年|スパルタンな「ダブルR」誕生【絶版名車解説】
スズキ「GSX-R250R」特徴
レーシーさを一層高めて人気となった3代目!
250にも4気筒レプリカを、という市場の声に押され、各社から4気筒レプリカが続々と誕生する中、スズキも1987年にGSX-R250を投入。しかし、ライバルに比べおとなしいルックスもあり、人気は思うように上がらず、翌1988年にはフェイスリフト。さらに1989年には、レーシーさを高めたGSX-R250Rへとモデルチェンジを果たす。
待望のアルミツインスパーフレームを採用し、エンジンも吸気系を一新。何より、兄貴分の400にも負けないレーシーなスタイルが評判となった。同時に用意された、クロスミッション装備のSPは期待...
ライター
テクニカルガレージRUN GSX-R750RK(スズキ GSX-R750RK)内容を見直した上で軽さや質を高めたコンプリート【Heritage&Legends】
ヘリテイジ&レジェンズ 公式サイト
▶▶▶カスタムとメンテナンスのことならヘリテイジ&レジェンズ
一度きちんとした状態を作って整備や劣化に配慮
初代GSX-R750の登場(1985年)から40年弱、最終モデルとなるバンディット1200/S(2006年)ですら生産終了から15年を超えた油冷モデル群。明らかに旧車と言える時間を経ているが、機能やルックスの先進性がそれを感じさせない。まだまだ車両を見かけることが多いのは、それを裏付けだろう。
ただこの先、乗り続けるのが難しくなっている。車両を維持、あるいはリフレッシュするのに不可欠な純正パーツの廃番が進むことや、残ったパーツも価格上昇しているこ...
ライター
ブライトロジック GSX-R750RK(スズキ GSX-R750RK)“本物よりも本物”というこだわりの'86年8耐レプリカ【Heritage&Legends】
ヘリテイジ&レジェンズ 公式サイト
▶▶▶カスタムとメンテナンスのことならヘリテイジ&レジェンズ
現役時代の要素を再現しながらカスタムらしさも取り込む
1985年のGSX-R750を皮切りに登場したスズキ油冷モデル。水冷よりも簡素で軽く、空冷よりもパワーを引き出すという思想は当時の4ストローク・レースシーン事情にもマッチし、GSX-R750は登場年にル・マン24時間耐久レース優勝、全日本TTF-1でチャンピオンを獲得する。当時TTF-1規定下にあった鈴鹿8耐にも投入されて、’85年は3位と6位。’86年には#12ケビン・シュワンツ/辻本 聡組が3位を得た。
その’86年ヨシムラ8耐マシン...












































