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しゃぼん玉ZRX1100 (カワサキZRX1100)/自由度の高い初代1100を元にお勧めメニューをパッケージ#Heritage & Legends
オリジナルも社外品も駆使してたどり着いた形
しゃぼん玉は大型洋・用品販売店の顔を持つ一方で、カスタムショップとしての一面も持ち、カワサキの水冷ZRXシリーズ、空冷ゼファーシリーズについて多くの車両を手がけてきた。ZRXについては代表・滝川さんも1100に長く乗る中でオリジナル製品も多数用意し、後継の1200やDAEGと比較する中で各車の特徴を見抜きつつ(1100ならエンジンも楽しめる、1200ならキャブ換装でのダイレクト感を、オールラウンド性ならDAEGを、等々)、各車にお勧めの仕様とでも言うべき案を作り上げた。
このZRXはそんな同店のお勧め仕様をパッケージングした、まずはの見本とでも...
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【車名の歴史】カワサキ「ZRX」のルーツとは?|日本の道路事情に合わせた質実剛健スポーツブランド
硬派なルックスにスポーツ性も高い乗り味
89年にゼファー400が登場してネイキッドブームが起こったわけだが、その当初こそ懐古的なスタイルや雰囲気が重視されていたが、徐々に各メーカー間の開発競争は加熱。
ネイキッドスポーツでも、パワーやハンドリングといったスポーツバイクとしてのパフォーマンスの高さが求められる時代があっという間にやって来た。
しかしゼファーはといえば、400と750は70年代末に開発されたZ-FX系の空冷2バルブエンジンを搭載していたし、1100も新しいエンジンだったとはいえ、あえて2バルブが採用されていた。
いずれも高性能を追い求めるには限界があったため、カワサキはゼファ...