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スポーティな旋回性能を発揮するクルーザー用タイヤ‼「METZELER CRUISETEC(メッツラー クルーズテック)」
長寿命や耐候性に加え熱い走りも実現する‼
ハーレーやインディアンといった所謂アメリカンクルーザーに乗る一部のライダーに、チョットした異変が起きている。ヘルメットをフルフェイスにし、ワインディングでスポーツライディングを楽しんでいるのだ。
Vツインエンジンはハイパワー化し、倒立フォークやモノショックを備えるモデルも登場。カスタムもエンジンや足まわりに及び、スポーツバイクに施すものと同じ内容になってきた。
そんななかメッツラーは、クルーザー用のハイグリップタイヤが求められていることを市場調査で知る。そこで新開発されたのがクルーズテックだ。
試乗会はイタリア・シチリア島にて開催。技術説明会で開...
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【まぼろし〜!!】RE-5だけじゃない!! ロータリーエンジン搭載カワサキ「X-99」ってご存知ですか!? 第2話
大排気量のカワサキらしく!!
カワサキが1975年の開発凍結以来、しっかり保管していた「X-99 プロトタイプ」。たいへん貴重な車両を目の当たりにすることができましたが、なんと、ロータリーエンジン搭載車なのです。
バイクでロータリーエンジンは馴染みがありませんが、四輪ではマツダがコスモスポーツからRX-8まで長らく採用し、その仕組みや構造はネットを検索すれば動画で見れたりしますので、よりわかりやすいと思いますので説明は割愛させていただきますが、国産のオートバイではスズキが1974年に「RE-5」(水油冷シングルロータ式497cc)を発売しています。ちなみにヤマハも「RZ201」というネー...
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復活を遂げた名車、ヤマハ「セロー250」。旅装備が充実した最新型「ツーリングセロー」を走行インプレッション!
手の内にある車体とエンジン。だから「攻め」の走りもできる
アドベンチャーというカテゴリーが250㏄でも過熱化するなか、ヤマハはマウンテントレールと謳う生粋のオフロード車、セロー250およびツーリングセローという布陣で、冷静に対抗する状態が続いている。
1985年登場のロングセラーモデルだが、2005年に車体をトリッカーベースに刷新し、空冷SOHC2バルブ単気筒エンジンも排気量を225→250㏄化。改良を重ねつつ、いつの時代も根強くファンに支持されてきた。
排ガス規制によって2017年に一旦生産終了となっていたが、昨夏レギュレーションをクリアさせて再デビューしている。
新型はロングタイプの...
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ようやく帰って来た新生W【KAWASAKI W800 STREET/CAFE】 #ベストヒット番付2019
まだまだその魅力は色褪せない
青木タカオ
W1SA(1971年式)を25年間愛車とする熱烈「W」ファンとしては、カワサキの由緒正しきブランドがラインアップにないのは許せないこと! まずは「よく帰ってきてくれた‼」と言いたい。そしてなにより嬉しいのが、美しい冷却フィンの刻まれたバーチカルツインに大きな手を加えず、空冷・ロングストロークのまま受け継いでいること。
ストリートとカフェの2本立てだが、オールドファンも惹かれること間違いなしなのがストリートのアップハンドル。その堂々たるライポジはさぞかし爽快だろう。また、スワローハンドルを装着し、前傾姿勢でW800に乗るというカフェの新しい提案も、...
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ミニエイプバーを握りしめ3輪で風を切り開け!【HARLEY-DAVIDSON FREEWHEELER[FLRT]】(2017年)
ツーリングファミリーの豪快なフィーリングがクルマの免許で立ちゴケの不安なく満喫できる!
不等間隔爆発を生むシリンダーバンク角45度のVツインエンジンの鼓動を感じつつ、走行風をまともに受け止めて走る。駆動輪がアスファルトを蹴り飛ばすような力強さといい、このワイルドな感覚は紛れもなくハーレーダビッドソンそのものであり、タイヤがひとつ増えても楽しさは決して変わらない。
むしろ優れる点がたくさんある。足で車体を支える必要がないから立ちゴケの心配は要らないし、電動バックギヤのおかげで取り回しも自由自在。体力や体格に自信がなくても、ハーレー・ツーリングファミリーの豪快なフィーリングがちゃんと味わえる...
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小径ホイールでスポーティな走りを実現 欧州車のようなオシャレなスタイリング【Thai HONDA MOOVE】(2015年)
前後12インチで低重心化走りも足つき性も◎
原2スクーターにまた新しい選択肢が増えた。タイホンダがリリースしたニューモデル「MOOVE」だ。
エンジンはDio110と同じ空冷「eSP」を搭載するが、前後足まわりは大径14インチのDioに対し、こちらは12インチ。ヒラヒラと軽快感の強いDioよりもタイヤの接地感が強く、落ち着きのあるハンドリング。
コーナーでは狙ったラインを外さないし、低重心化によって足着きがさらに良くなっているのも見逃せない。また、740㎜のシート高はDioよりも10㎜ほど低い。
パワーフィールも元気だ。
アクセル全開での加速感は125並みで、140㎞/hまで目盛りが刻ま...
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気怠く都会を突っ走れ!70'Sの不良っぽさが全身から漂う正統派チョッパー【HARLEY-DAVIDSON SEVENTY-TWO】(2015年)
サイズ感や細さを考えるとスポーツスターが最適
70年代のチョッパーを現行機種で見事に再現!
ミニエイプバーと呼ばれるアップライトなハンドル、フロントエンドを強調する大径21インチホイール、そしてとにかくスリムで装飾を省いた車体…。
これぞ正統派と言わんばかりのトラディショナルチョッパー、それがセブンティーツーだ。
軽快な走りをウリにしているスポーツスターなのに、なぜゆえにチョッパー…⁉ って思う人もいるが、スポーツスターだからこそチョッパーに仕立て上げるのに相応しい。
まずチョッパーは細くなければいけない。
そんな定義を誰が決めたかって聞かれても、昔からそうなのだ。
目一杯長く細く見せよ...
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オールドハーレーの姿と心地良さをそのまま現代に受け継ぐ誇り高きレジェンド【HARLEY-DAVIDSON HERITAGE SOFTAIL CLASSIC】(2015年)
この道が続く限り、ずっと走り続けたくなる
そんな味わい深さがあるソフテイルの定番モデル
ドッシリとした落ち着いた車体は見るからに重そうで手強そうだが、跨ってみるとそうでもないことに気づく。
車重は341㎏もあるのに低重心化され、両足がベッタリと地面に届くから取り回しは意外とラク。
オートバイの扱い方としては基本に則っていないが、押し引きは跨ったままの方がしやすい。
エンジンは大排気量Vツインらしく、潤沢なトルクを極低回転域から発揮。
クラッチを繋いだところから、スルスルッと車体が動き出し、走り出せばもう重さを感じさせない。
最大トルクをわずか2750回転で発揮することからも分かるとおり、...
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漆黒のストリートファイター ファットボーイは定番の人気モデル【HARLEY-DAVIDSON FAT BOY/LO】(2015年)
流行のダークカスタムでルックスにこだわったが
クルーザーとしての資質は失われていない
装飾やクロームパーツを惜しみなく注ぎ込むゴージャス路線が、ハーレーにおけるカスタムでは王道とされてきたが、昨今、若者を中心に熱い視線を集めているのが『ダークカスタム』だ。
アンチクロームとでも言いたいほどに全身をブラックアウトし、反逆心あふれる精悍なフォルムを演出。
その代表格のひとつが、このファットボーイローである。
かつてのホットロッドやチョッパーがそうだったように、発祥はやはりアメリカ西海岸。カスタムシーンを見逃さないハーレーは、若者が生み出したこのトレンドを根強い人気があるファットボーイに採り入...