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Kawasaki XANTHUS(1992年)<ヨンヒャク今昔物語>-Be Reborn-
「4ストのマッハ」として生み出された異色ネイキッド
1989年に登場したゼファーをきっかけに、1990年代初頭に起こったネイキッドブーム。空冷、鋼管フレーム、ツインショックという70年代的なオーソドックスなネイキッドモデルに注目が集まる中、1992年にカワサキが送り出したザンザスは型破りなネイキッドスポーツだった。
その基本コンセプトは「4ストマッハ」で、70年代前半に強力な2スト空冷3気筒エンジンによる強烈な加速で知られたマッハシリーズを、4ストエンジンで現代に復活させることを狙ったもの。
しかしザンザスはあくまで現代的なマッハを開発することを目指した。エンジンはZXR400用の水冷直...
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【俺たちのレーシングレジェンド】「エディ・ローソン」と「KAWASAKI KZ1000S1」(1982年)
最強の名を欲しいままにした 空冷Z・最高のスペシャルマシン
カワサキの4ストロークビッグバイク「Zシリーズ」が、品質過多とまで呼ばれるほどチューニングへの耐久性が高いといわれた神話は、もちろんヨーロッパ耐久選手権や、AMAスーパーバイクでの活躍に裏打ちされている。
耐久選手権への挑戦は70年代中盤から。72年発売のZ1をべースに参戦し74~75年には耐久王者に輝き、カワサキ本社もレースサポートという形でマシン製作にタッチ。その活動がアメリカにまで波及したのがAMAスーパーバイクでの活動だった。
そして、カワサキ本社が関与した頃のエースが、このエディ・ローソン。80年にAMAスーパーバイク...
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Yamaha FZ400R(1984年)<ヨンヒャク今昔物語>-Be Reborn-
F3のチャンピオンレーサー、FZRレプリカ!
1983年にデビューしたXJ400ZはXJ400/Dの後継モデルで、空冷から水冷となり、最高出力も45PSから55PSにまでにパワーアップ。しかし当時、激戦となっていた400㏄クラスの国内レースでの戦闘力向上のために、84年に初代全日本TT‐F3チャンピオンとなったワークスマシン・FZR400と同時開発されたのが、FZ400Rだ。
スチール製角パイプフレームにセミエアフォーク、ニューリンク式モノクロスサス、フロント16インチ・リア18インチのホイールを装着。丸目2灯のヘッドライトが特徴のハーフカウルを組み合わせる。搭載されるエンジンは、XJ4...
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Kawasaki ZZR400(1990年)<ヨンヒャク今昔物語>-Be Reborn-
ZZRの血統を受け継ぐ正統派ミドルスポーツツアラー
メガスポーツの元祖ともいえる初代ZZR1100がデビューした1990年、1100のコンセプトを400㏄クラスに持ち込んだミドルサイズのスポーツツアラーとして同時にデビューしたのがZZR400だ。
このZZR400、カワサキがZ400FXやGPZ400Rなど、過去の400㏄モデルの開発で多用してきた500〜600㏄モデルの排気量縮小という形で開発されていて、ベースとなったのは輸出モデルのZZR600だった。
そのため400㏄クラスとしてはやや大柄な車格となっているが、その代わり安定感の高さや防風効果の高いカウルなどによって、スポーツツアラ...
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【プレイバック80's】「Honda NS400R」ワークスマシンNS500の市販車レーサーレプリカ(1985年)
フレディ・スペンサーが駆ったGPレーサー、NS500レプリカ
400㏄を超える大排気量2ストスポーツは70年代も半ばになると排気ガス規制などの影響で姿を消した。
しかし水冷化や排気デバイスなどで2ストが復権した80年代、折からのレプリカブームの盛り上がりと共に当時世界GPの最高峰で2ストが主流だったGP500マシンのレプリカを求める声が高まり、1984年にはスズキRG400/500Γ、ヤマハRZV500Rが相次いで登場。
これらに追随するように1985年、ホンダもNS400Rをリリースした。もちろんそのモチーフは、1983年にフレディ・スペンサーの手で世界チャンピオンを獲得したNS500...
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9月28日(土)は山梨・ふじてんリゾートへ! ヤマハファンのためのイベント「YAMAHA Motorcycle Day 2019」Eastが開催!
ヤマハファンが集う年に一度の大イベント
去る9月7日に熊本・阿蘇ミルクファームで開催され、大盛況で終了した「YAMAHA Motorcycle Day」の、今年2回目となるイベントが、9月28日(土)に山梨・ふじてんリゾートで開催します!
昨年から始まったYAMAHAモーターサイクルディは、モデルごとの垣根を超えてより多くの方にバイクでツーリングする楽しみや仲間と語りあう喜びなどを共有いただく交流イベントなんです。
当日、会場では車両展示やイベント限定グッズ販売をはじめ、コンストラクターなど多数のブース出展を予定。ツーリングの立ち寄りの場や新たな仲間との交流の場として最適なイベントですね...
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Suzuki GT380(1972年)<ヨンヒャク今昔物語>-Be Reborn-
愛称は「サンパチ」。ライバルとは一線を画すおおらかなキャラ
初のナナハンであるGT750を旗艦モデルに、スズキは1970年代に2ストローク3気筒のGTシリーズのフルラインアップ化を企画。水冷のGT750に1年遅れて、1972年に空冷のGT550とともにリリースされたのが、3気筒モデルの最小排気量であるGT380だ。
ラインアップの展開としては、当時カワサキのSS(H)シリーズというライバルが存在したが、スズキのGT3気筒シリーズはスポーツバイクを基本にしつつもいたずらに限界性能を追求することなく、ツーリングにも適している穏やかなキャラクターが与えられているのが特徴だった。GT550ととも...
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SUZUKI「ハスラー250」"スクランブラー"から"オフローダー"へ -1970〜-【心に残る日本のバイク遺産】2サイクル250cc史 編
ハスラー250からみるスズキオフロードの系譜
1970 HUSTLER 250(TS250 2型)
オンロードバイクをベースにしたストリートスクランブラーしかなかった1960年代の日本にあって、初めて本格的なオフロードモデルとして造られたのが、ヤマハが1968年に発売した2サイクル250㏄のDT-1だ。
しかし、世界モトクロスGPで活躍していたスズキも、その技術を生かした同じく2サイクル250㏄のハスラー250を1969年1月に投入。開発期間を考えると、DT-1の発売以前にスズキも同様の構想を練っていたと考えられる。
その後、ハスラー250は1971年にプライマリーキックとEPI点火を採...
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バッテリー電圧や充電状態をスマホで確認『Batt Check バッテリーチェッカー』#GEARSTEST(2019/10)
診断機能と記録機能が付加されていることがポイント
オートバイはエンジンから車体まで電子制御化が進み、加えてETCやスマホナビ、グリップヒーターといった電装アクセサリーが一般的になったことでバッテリー管理の重要性は増すばかり。
メーター内に電圧を表示する車種もあるが、全体から見ればまだまだ少数派。
そこでスマホ画面でバッテリー状態を確認できるアイテムをテストしてみた。
取り付けはバッテリー端子に接続するだけ。
本体は38㎜×27㎜×18㎜とコンパクトで、重量も僅か22・2g。
しかも防水構造だから装着場所に困ることもない。
テスト車のKATANAはシート下にちょうどいい隙間があったので、取...
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YAMAHA <YDSシリーズ Part.2> 「YDS-2」各部がリファインされた2代目YDS -1962〜1964年-【心に残る日本のバイク遺産】2サイクル250cc史 編
YDS-1の弱点をない、各部がリファインされた「YDS-2」
YDS-2 1962〜1964
YDS-1の弱点を補う意味で、各部がリファインされたのがYDS2である。全体のイメージは変えず、ブレーキ系やエンジンに手を加えることによって、他社のスーパースポーツをリードするまでになった。
ヨーロッパでの人気も高く、S3のデビュー後も、そのシンプルなデザインが好まれていた。ちなみに、車重は装備でS1=151kg、S2=156kgとされたが、海外のデータによると、両者とも乾燥で140kgという数値もあり、実質的に車重は同一とみてよいだろう。
加えて、ロードクリアランスも、国内では、S1=140m...













































