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【絶版名車解説】カワサキ「W1SA」1971年|ビッグバイク時代の幕開けに輝いた一台
カワサキ「W1SA」特徴
スポーティなルックスと豪快な走りで大ヒット
1960年代に川崎航空機と合併を果たしたメグロ(目黒製作所)のマシン・メグロK1(スタミナ)をルーツとするビッグバイク、650W1が登場したのが1966年。当時最大排気量のモデルだったことや、独特のパルス感やサウンド、豪快なパフォーマンスで、国内はもとより北米市場でも好評を博し、Wはカワサキを代表する本格的な世界戦略車として発展していくことになる。
1970年代に入ってもW人気は堅調で、キャブトンマフラーやショートフェンダーを備えたW1S、国内仕様のW1スペシャルが好評だったが、主たるマーケットであるアメリカで、左チェ...
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ブライトロジック GSX1100S(スズキ GSX1100S)オーソドックス・イズ・ベターの見本的18インチカタナ【Heritage&Legends】
ヘリテイジ&レジェンズ 公式サイト
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車両を軽く感じられ、飽きないから長く付き合える
しばらくは17インチと18インチが混在していたカタナ・カスタムだが、このところの主流と言えるのは、前後18インチのようだ。この車両もその18インチスタイルで作られている。
「このくらいの構成がオーソドックスな感じだと思います。前後17インチのフルカスタムでももちろんいいんですけど、普通にやるのならこれかな」
ブライトロジック・竹中さんはこのカタナの全体感をこのように教えてくれる。確かに見た目も各部仕様とも、普通。言い換えればどこかが突出したよう...
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しゃぼん玉 ゼファー1100RS(カワサキ ゼファー1100RS)ワイヤスポークホイール仕様に合う足まわりと制動性を【Heritage&Legends】
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注力する機種に対するショップの提案を反映
ゼファー1100にバリエーション設定されていたワイヤスポークホイール仕様のゼファー1100RS。これをベースにしゃぼん玉が手を入れた1台だ。とくにゼファー1100/750やZRXシリーズ、GPZ900Rやカタナといった’80〜’90年代ネイキッドにはフルカスタムを施すという印象もあるしゃぼん玉だが、この車両はそうした印象とは少し異なるノーマル寄せだ。
「H&Lで紹介していただく車両には確かに、お客様から要望をいただいて、当店の提案も加えながら反映していくフ...
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【絶版名車解説】カワサキ「Z1000Mk-II」1978年|時代を創った美しき“角Z”
カワサキ「Z1000Mk-II」特徴
全てを見直し、一新してZの新たな魅力をアピール
排気量の拡大こそあったものの、Z1が登場してからしばらくの間、Zシリーズは基本設計はZ1のものを引き継ぎ、大きな変更をせずに継続してきたが、1979年にエンジン、車体ともに大きな手直しを受けることになる。それがZ1000Mk-IIだ。
エンジンはボア×ストロークこそZ1000と同様だったが、ピストンやクランクなどのムービングパーツを一新。トランジスタ点火やキャブレターの変更などと合わせ、パワーは実に93PSに向上。これに合わせて車体も強化、フレーム剛性もアップされた。
前年に登場した派生モデルのカフェレ...
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テクニカルガレージRUN GSX1100S(スズキ GSX1100S)サーキットも走れるGTという方向に振ったコンプリート【Heritage&Legends】
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純正ルックで乗るのに不可欠な部分を補完する
フロント19インチの星型キャストホイール、ツートンのシート。左右出しのメガホンエンドマフラーも備えるなど、カタナのノーマルらしさをしっかりと残したこの車両。テクニカルガレージRUNによる近作で、冒頭のように外装やハンドルほか多くのコンポーネントが純正のままだ。だが、押し回しすると明らかに純正と異なり軽く、かっちりとした動きが感じられる。どんなオーダーを受け、どう作られたのかを同店・杉本さんに聞いた。
「“ノーマルイメージをできるだけ崩さない”という...
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ACサンクチュアリー Z1000Mk.II(カワサキ Z1000Mk.II)現代的なパーツ選択で作り出す新たな18インチスタイル【Heritage&Legends】
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固定観念に囚われない新しい需要に応えた見本
「オーナーさんの要望が“18インチホイールのノスタルジックな印象でありながら、現代的なポテンシャルを存分に持たせてほしい”というものでした。それで新たに18インチ用のE×Mパッケージを製作し、φ43mmフロントフォーク仕様で作りました」
こう言うのはACサンクチュアリーの中村さん。E×Mパッケージ(エクスチェンジモードパッケージ)とは、同店の母体であるノーブレストによるオーリンズ・フロントフォークのボルトオンキット。日本扱い元のラボ・カロッツェリア...