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【絶版名車解説】カワサキ「Z1000Mk-II」1978年|時代を創った美しき“角Z”
カワサキ「Z1000Mk-II」特徴
全てを見直し、一新してZの新たな魅力をアピール
排気量の拡大こそあったものの、Z1が登場してからしばらくの間、Zシリーズは基本設計はZ1のものを引き継ぎ、大きな変更をせずに継続してきたが、1979年にエンジン、車体ともに大きな手直しを受けることになる。それがZ1000Mk-IIだ。
エンジンはボア×ストロークこそZ1000と同様だったが、ピストンやクランクなどのムービングパーツを一新。トランジスタ点火やキャブレターの変更などと合わせ、パワーは実に93PSに向上。これに合わせて車体も強化、フレーム剛性もアップされた。
前年に登場した派生モデルのカフェレ...