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スズキ「RGV-Γ 250SP」1996年|レプリカブームの終わりに登場した本気の250cc・2ストロークモデル【絶版名車解説】
スズキ「RGV-Γ 250SP」特徴
2ストレプリカ最後の星!
1983年のRG250Γから本格化したレプリカブームも、1990年代後半には衰退。そんな中でスズキは思い切ったフルチェンジを敢行、1996年にRGV-Γ 250SPが登場する。
新設計70度VツインエンジンはワークスマシンのXR95と同様のシリンダーレイアウトを採用、アンダーチューブを廃した新作のアルミツインチューブフレームを持つ車体も大幅にコンパクト化され、抜群の速さを発揮。レプリカブームのトリを飾るにふさわしい高性能ぶりを誇った。
スズキ「RGV-Γ 250SP」注目ポイント
スズキ「RGV-Γ 250SP」主なスペック...
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カワサキ「ZRX」1994年|ゼファーとはまた異なる魅力を持つ400ccネイキッド【絶版名車解説】
カワサキ「ZRX」特徴
熱い走りと“角Z”フォルムが自慢!
ゼファーの大ヒットで400ccスポーツクラスにネイキッドブームを起こしたカワサキだったが、強力なライバルの台頭を受け、ゼファーとは違う魅力を備えたモデル、ZRXを1994年に投入する。
角形ヘッドライトにビキニカウルを備えたスタイリングはローソンレプリカ・Z1000Rを思わせるもので、エンジンもZZ-R400系の水冷ユニットを採用し、ハイレベルのパフォーマンスを実現。走りに重点を置いたネイキッドとして高い人気を博した。
カワサキ「ZRX」注目ポイント
カワサキ「ZRX」主なスペック
シート高 785mm
車両重量 185kg(乾...
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ヤマハ「XJR1200」1994年|ネイキッドブームの流行に乗って登場! 1188cc・空冷4気筒エンジンを搭載【絶版名車解説】
ヤマハ「XJR1200」特徴
スタイリッシュで迫力あるビッグネイキッド
弟分のXJR400登場から1年、1994年にヤマハは大型ネイキッドのXJR1200をデビューさせる。1990年からの国内販売自主規制撤廃を受けて、市場ではCB1000SFやゼファー1100がすでに人気を築いており、XJRは後発組だったが、国内専用機種ということで日本の道をダイナミックに楽しめるパワー特性、標準装備のオーリンズサスが生み出すしなやかな乗り味、そして400同様の精悍なスタイリングで瞬く間に人気モデルの仲間入りを果たした。
ヤマハ「XJR1200」注目ポイント
ヤマハ「XJR1200」主なスペック・当時価格...
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ホンダ「RVF」1994年|レプリカブームのトリを飾った400ccハイメカV4スポーツ【絶版名車解説】
ホンダ「RVF」特徴
よりレーシーさを増したパッケージ
1994年、TT-F1がスーパーバイクに移行したタイミングでVFR400R(NC30)はフルモデルチェンジ。車名もワークスレーサー同様の「RVF」となった。
360度クランク採用のエンジンは吸排気系を徹底して見直し、V4らしいダイレクト感を追求。フレームは剛性バランスにこだわり、メインビーム部の構造やエンジンハンガー形状まで一新したもの。待望の倒立フォークも装備し、スタイリングもよりワークスマシン然としたものとなった。
1991年でTT-F3カテゴリーが終了し、400ccスポーツクラスの人気もネイキッドに移っていったが、最先端テクノ...
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ヤマハ「XJR400」1993年|新開発の空冷4気筒エンジンを搭載してネイキッドブームに参戦【絶版名車解説】
ヤマハ「XJR400」特徴
空冷4気筒最速の400!
ゼファーやCB400SFが登場した後の1993年、満を持してヤマハからXJR400がデビュー。空冷でクラシカルな所はゼファー的だが、XJRはスポーティな走りにこだわり「空冷最速」を目指したモデルだった。
空冷直4エンジンは新開発で、4バルブを採用して最高出力は当時の規制値一杯の53PS。動作性に優れる前後サスペンション、懐古調なだけではないシャープなスタイリングなど、妥協を廃した造り込みでライダーの心を掴んだ。
ヤマハ「XJR400」注目ポイント
ヤマハ「XJR400」主なスペック・当時価格
全長×全幅×全高 2075×735×108...
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カワサキ「ゼファー1100」1992年|排気量の上限撤廃直後に誕生したゼファーシリーズのトップモデル【絶版名車解説】
カワサキ「ゼファー1100」特徴
威風堂々のフラッグシップ
1990年に国内販売の排気量上限が撤廃されると、各社はこぞってビッグバイクのニューモデルを投入していく。この時流に合わせてカワサキが1992年に投入したのがゼファー1100だった。すでに400が大人気だったゼファーシリーズのフラッグシップである。
大型ツアラーのZG1200ボイジャー用のエンジンを空冷に改修して搭載、伸びやかなボディワークはZ1の血統を感じさせるもので人気を博し、2007年まで販売されるロングセラーとなった。
カワサキ「ゼファー1100」注目ポイント
カワサキ「ゼファー1100」主なスペック
全長×全幅×全高 2...
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ホンダ「CBR250RR」1990年|250cc初のダブルアールは超高回転型4気筒エンジンを搭載【絶版名車解説】
ホンダ「CBR250RR」特徴
超高回転エンジンが咆える!
RRの名を冠したホンダ初のモデルCBR400RRの発売後、250ccにもRRが登場する。それが1990年に登場した「CBR250RR」だ。
「スーパーレスポンス・クォーター」をキーワードとして開発されたCBR250RRはレッドゾーン入口1万9000rpmという驚異の超高回転型エンジンを採用。これを剛性バランスに優れたアルミ製LCGツインチューブフレームに搭載。スムーズにどこまでも吹け上がるエンジンと素直なハンドリングの組み合わせで、幅広い層のライダーから支持された。
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