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<試乗インプレ>BMW G310GS(2017年)
GSのDNAを感じさせるスタイルと万能な走りっぷり
バルセロナの試乗会場に置かれたG310GSを見て、驚いた。基本はG310Rと同じはずなのに、別物のような存在感があって、スタイリングはまさにGSそのものであったからだ。前輪が17インチでなく19インチで、サスストロークが伸びて車高が高くなっているとは言え、フレームもスイングアームも共通と聞いて、ますます驚きである。
それだけに、34PSの最高出力に不安も覚える。考えてみたら、交通の流れが速いヨーロッパで、これまで僕は600㏄以下のバイクには乗ったことがない。これで普通に楽しめるのだろうか。
でも、走ってみれば、何のことはなかった。このG...
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<試乗インプレ>BMW K1600B(2017年)
サイズと重さを忘れるほど軽快でスムーズな走り!
新たに登場したこの「K1600B」、ジャンル的にはアメリカでバガーなどと呼ばれるタイプ。シンプルなクルーザーに必要最低限のツーリングバッグを取付けた、機動性のいいロングツアラーだ。
ベースとなるのは並列6気筒の幅広いエンジンと長大な車体を持ったK1600GT。あのバイクもそうだったが、このBも、見た目の鈍重さとは裏腹に、街中で身軽にフットワークし、素直にワインディングを駆け抜ける。こんなバイクはかなり珍しい。
ド迫力のバガースタイルで魅力を増した独創の直6クルーザー!
6気筒エンジンは低振動で、全回転域での強烈なパワーと粘りを両立したフレキ...
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<試乗インプレ>KTM 390DUKE(2017年)
スタイルも走りも際立つ文句なしに楽しい1台!
「KTM、やるなあ!」思わず声に出た。ひたすら速いとか、とにかく快適というモデルは珍しくないが、乗っているだけでワクワクするオートバイは久しぶり。今回は峠道中心の試乗だったが、時間が許せば一日中走り回っていたいと思った。
新型390DUKEが楽しい理由はいくつもあるが、核となるのは軽量な車体と元気いっぱいのエンジン特性だ。125、250と基本的に共通のコンパクトでスリムな車体は装備重量で160㎏程度と軽いうえに44馬力のエンジンだから、動力性能の高さは推して知るべし。単にパワー・ウエイトレシオが小さいだけではなく、「ファンライド」というフレー...
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トライアンフのサポートで大型二輪免許をとるチャンス
トライアンフは、11月1日から大型二輪免許取得サポート キャンペーンを開催中。
これは、この期間中にトライアンフの新車を成約・登録した方を対象に、以下の条件に該当する場合は大型二輪免許取得費用相当分として8万円(税別)を車両購入時にサポートするというもの。
【以下の条件を満たしている人が対象】
・2017年11月1日(水)~12月31日(日)の期間に全国のトライアンフ正規販売店にてトライアンフ新車を成約・登録した方。
・2017年7月1日以降、大型自動二輪MT免許を取得された方、または2018年1月31日までに取得する方。
対象車種は、トライアンフの新車全モデルだから、大型免許を取得して...
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ハーレーが選んだ次世代へのアプローチ ソフテイルの進化と挑戦 HARLEY-DAVIDSON FAT BOB[FXFB]
フレーム&サスペンションを変更し大きく進化したソフテイル
秋を迎える頃になると次の年のイヤーモデルを発表するハーレーダビッドソン。基本的には毎年オールラインアップを更新していく中で、その年の”目玉”と言えるモデルやシリーズがあり、ハーレーダビッドソンの魅力を知っている人にとっては、それが楽しみなのであるが、今年はさすがに驚いた。ビッグツインモデルでも軽快でスポーティな走りを楽しめるツインショックのダイナファミリーがなくなり、日本でも人気のローライダーなどを代表とするFXD系モデルはソフテイルファミリーになっていたからだ。
ダイナシリーズとはスタイルの考え方が根本的に違う。「見える2本サス...
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【EICMA2017】BMWからスポーティな ミドルスクーター・C400Xが登場!
随所にBMWらしさが散りばめられた個性派モデル
BMWにはスクーターファミリーの「Cシリーズ」があり、
ダイナミックな走りが魅力のC650スポーツ、グランドツアラー指向の
C650GTの2機種と、電動モデルのCエボリューションをラインアップしていますが、
この400はそれに続くニューモデル。その名前の通り、400クラスに参戦する
BMW初のスクーターということになります。
全長2200mm、全幅835mmという車体は、400クラスで考えるとコンパクトな部類。
シート高は775mmなので、欧州仕様のままでも我々日本人にもマッチしそうです。
車重は204kg、燃料タンク容量は12.8リットル...
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【EICMA2017】スクランブラーの旗艦が3機種登場! DUCATI SCRAMBLER 1100/SPECIAL/SPORT
ついにリッタークラスにもスクランブラーが登場!
ミラノショーのドゥカティブース、パニガーレV4とならんで
大きな反響を呼んでいるのがスクランブラーシリーズに加わった
トップモデルの1100.空冷の1079cc・L型2気筒ユニットを搭載する
スクランブラーシリーズのトップモデルです。
スタイリングはシリーズ共通のイメージで、独創的なDRL(デイタイム・ランニングライト)
を採用した丸形ヘッドライトが、ひと目でスクランブラーだとわかる個性を演出。
メーターは最上級モデルにふさわしい、オールデジタルメーターを新採用。
その形状もユニークですが、今回からギアポジション表示やライディングモード表示...
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【EICMA2017】驚異の214PSで登場! ドゥカティの旗艦・パニガーレV4デビュー!
新開発1103cc・V4ユニットに新設計フレームで
ライバルに差をつける劇的進化!
ミラノショー最大の目玉である、地元ドゥカティのカンファレンスが開催され、
ついにパニガーレの新世代モデル、V4が登場しました。
先に「デスモセディチ・ストラダーレ」というネーミングでV4エンジンが公開されましたが、
いよいよバイク本体も華々しいデビューを飾ったわけです。
スタイリングはVツインだった従来のパニガーレの延長線上とも言えるデザインで、
V4エンジン採用で、若干マッシブになった印象。V4になって車重も重くなったのでは?
と思う人も多いかと思いますが、従来型と比較してもわずか5.5kg増(Sの場合...
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「DUCATI モンスター821 」イタリアから試乗速報!
ニュー・モンスター821
この新型「モンスター821」は我々、日本のテスターにとってEURO4に対応した初めての821となる。欧州では既に現行モデルのEURO4対応モデルは販売されているが、日本ではまだ発売されていない。
大きく変わったエクステリアだけでなくEURO4対応のエンジンを搭載したモンスター821を紹介します。
大きく変わったのは、その外観で、基本フレームはこれまでの821とほぼ同じだが、タンクは初期型モンスター900をオマージュしたエッジの効いたものを載せている。これは現行モンスター1200とほとんど同じもの。それと強度アップを狙ってステップ周りの構造も少し変った。吸排気系も...