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皆川るみ子のホンダ「CBX400F」/『あいつとララバイ』のオートバイを解説!【第10回】
完結30周年を迎えた不朽の名作『あいつとララバイ』(楠みちはる)。その作中で登場するオートバイを紹介していきます。
©楠みちはる/講談社 ※全ての写真及び記事の無断転載を硬く禁じます。
第10回/皆川るみ子のホンダ「CBX400F」
研二の高校に転校して来た皆川るみ子の最初の愛車、CBX400F。
80年代初頭、ホンダだけが4気筒400㏄モデルをラインアップせず、他メーカーの4気筒車が大人気を博する中、ホンダは持てる技術のすべてを結集してライバルを蹴散らすべく新型車を開発。
その結実が、CBX400Fであり、発売と同時に爆発的人気を博した。
最初にるみ子はCBX400Fで研二に挑んだ。
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ライター
【プレイバック80's】「Honda CBX400F」ホンダの持てる技術を全て投入した新型400㏄4気筒(1981年)
満を持して投入された、ホンダ渾身の4気筒ヨンヒャク
CB400FOURが期待よりも売れなかった理由を、ホンダは暴走族問題や環境問題など、当時は2輪車には厳しい状況だったゆえ、と分析していた。
そして後を継いだホーク系2気筒は、免許制度改定で生まれた400㏄クラスのマーケットで成功と呼べるレベルの売り上げを記録した。
だが400㏄クラスのマーケットにカワサキがZ400FXを投入し、続いてヤマハXJ400、スズキGSX400Fが登場した結果、このクラスで初の4気筒を手がけたホンダだけが、そのコマを持たない状況になってしまったのである。
他メーカーの4気筒車が大人気を博するなか、ホンダは当時の...
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オレたちのCB!〜ミドルクラスの5世代たち〜#CB THE ORIGIN
アニキたちのナナハンオレたちのヨンヒャク
ナナハン、500に続いて72年に発表されたCB350で、ホンダ4気筒ラインアップは完成。
しかし、その末弟である350フォアは、期待したほどの反響を得られずじまい。
サンゴーの地味なスタイリングに対して、新たに誕生した400フォアは、カフェレーサースタイルを採用。
市販車で初めて採用された集合マフラー効果もあって人気モデルとなったが、翌75年10月に免許制度が改正され、408㏄のヨンフォアは大型免許枠となり、急きょ398㏄版を追加発売。
これがコスト上昇へとつながり、生産中止となってしまう。
ホンダはヨンフォアに代わって、ホークシリーズを発売した...
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400㏄戦争に一撃 今もなお熱狂的な人気!【昭和56年 HONDA CBX 400 F】
幾多の名車・ヴィンテージが生まれた昭和と
技術革新でオートバイが急速に進化を遂げた平成。
しかし、もうすぐ新元号。新しい時代に突入する前に
歴史に残る名車烈伝をお送りします。
いつまでも忘れない、今でも乗りたい珠玉の名車たち。
あまりの人気に再版されたレアケース
昭和44年のナナハン登場以来、4気筒エンジンへの憧れが、確かに身近になった。けれど、後に免許改正によって、中型二輪免許枠が新設。ナナハンに乗るためには、合格率1%といわれ、「東大入試よりも難しい」という難関の限定解除試験をパスしなければならなくなった。
そんな中で中型免許の少年にも4気筒への夢を見せてくれたのが、昭和47年発売の...