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<試乗インプレ> 爽快な走りが自慢のネオスポーツカフェ! HONDA CB250R/ABS(2018年)
スポーツバイクの面白さを堪能できる快速ネイキッド
新世代CBシリーズとして125、1000に続いて登場したCB250R。DOHC単気筒エンジンはCBR250R由来だが、スチールパイプとプレートを組み合わせたフレーム、倒立フォーク、鋼板スイングアームなど、車体は完全に新設計されている。最初にそのメリットを感じるのは125㏄車のような軽さ。取り回しが楽なのでビギナーや非力なライダーが安心できるし、ベテランなら数値上の軽さよりもマスの集中化が生む運動性の軽さを体感できるはずだ。
エンジンは27馬力を9000回転で発生する。数値的にはCBR250Rよりも2馬力低いが、体感ではこちらの方が力強い。...
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シートバッグがボックスリュックに変身?【ゴールドウイン X-OVER REAR BAG】
使い勝手は非常に良好! ツーリング好きは要チェック!
ちょっとした荷物を運ぶときはタンクバッグを載せる、というのは過去の話になりつつある。ガソリンタンク形状の複雑化でタンクバッグが載せにくくなり、樹脂製カバーを採用した車種だと簡単に着脱できる磁石固定タイプも使えないからだ。代わりにシェアを伸ばしているのがシートバッグ。街乗りにちょうどいいものからキャンプツーリングに対応するものまで、さまざまなデザインと容量の製品が揃っている。
そうした中で登場したユニークな製品がゴールドウインから発売されたばかりの『クロスオーバーリアバッグ』。一見するとスタイリッシュな薄型シートバッグだが、底面に収納さ...
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<試乗インプレ>待望の初試乗‼ 大注目の“アソビの天才” HONDA MONKEY125/ABS(2018年)
125になっても愛らしさや楽しさは健在!
モンキーというオートバイは不思議な存在だ。独特のライディングポジションと走行特性で乗る人を笑顔にするし、オートバイに関心のない人でもその愛らしいデザインを見ると思わず微笑む。1967年に発売されてから50年間も人気を保ち続けたのは、オートバイというよりも小動物のような愛くるしさを持っていたからだろう。「ユーザー」ではなく「飼い主」の愛に支えられていたのだ。
だから、新型モンキー125を見て、これまでのモンキーファンが、まるでヨチヨチ歩きの子供が突然成人したような驚きを感じても無理はない。参考出品された東京モーターサイクルショーの会場でも「こんなの...
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立体縫製でライディング時もフィット!【WORKMAN AERO STRETCH 4D冷感アイスパンツ CS004】
動きやすくポケットの数が多いのも◎
僕が夏場に着る頻度が高いのはワークマンのストレッチパンツ。プロテクター類が一切ないのでライディングウエアとして推奨することはできないが、薄手の生地で涼しく、伸縮性も高いので履き心地が軽くて快適だ。
新製品の『4D冷感アイスパンツ』はパンツのパーツを4つに分けて立体的な縫製によって足を開いた姿勢にもフィットすることが特徴。しゃがむ姿勢になることの多いバイクのメンテナンス時やクルマの洗車時は迷わず穿いているし、ポケットが多いので工具やパーツを一時的に入れておけることも気に入っている。軽くて小さく畳めるし、乾きやすいので旅行にも便利。2900円という価格も大...
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ピュアスポーツタイヤならではの強力な旋回性とグリップ力を堪能せよ‼【IRC 井上ゴム工業 RX-03 SpecR】
完全新設計モデルとして登場した「RX-03 SpecR」!
250㏄クラスに続いて125㏄ロードスポーツモデルの人気も急速に盛り上がり始めた。こうした本格的スポーツ性能を備えたモデルが揃ったことで、スポーツライディング指向のライダーも増えている。となれば気になるのがオートバイの性能を余すところなく引き出し、ライダーの操作に応えて走りのレベルを大きく引き上げるスポーツタイヤ。
サーキット走行やモタードレース、ジムカーナ競技などで最強のバイアスタイヤと評されているのがIRCのRX-01SPEC R(以下01R)だが、その後継となるのがRX-03SPEC R(以下03R)。01Rの改良版ではな...
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アライの定番オープンフェイスが大幅進化!「arai VZ-Ram」
安全性と快適性が高レベルでバランス!
オープンフェイスヘルメットは開放感と視界の広さ、被り脱ぎのしやすさで街乗りからツーリングまで幅広く支持されている。アライの定番オープンフェイスといえばSZシリーズだが、その後継となりそうなのが完全新設モデルのVZ−Ramだ。
開発にあたっての最重要課題は安全性の向上。そこでシールド取り付け位置をSZ比で14㎜下げて転倒時や衝突時に衝撃をかわす性能を高め、帽体にも同社のフラッグシップモデルRX−7Xと同じ樹脂を使って強靱さと軽さのバランスを最適化。剛性的に不利なオープンフェイス構造ながら、世界で最も厳しいとされるスネル規格をクリアしている。
ユーザー視...
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<試乗インプレ>上質さと先進性に 磨きをかけた第3世代!【HONDA PCX】(2018年)
2021年モデルのPCXシリーズのインプレはこちら!
「PCX」「PCX160」インプレ・解説(2021年) - webオートバイ
「PCX e:HEV」インプレ・解説(2021年) - webオートバイ
ホンダ「PCX」通勤インプレ(2021年) - webオートバイ
抜群の完成度に加えて燃費も良くなった優等生!
原付二種のスクーターは各種の交通規制で利便性が薄れた50ccスクーターや、
大柄な車体で機動性を欠く250ccスクーターからの乗り換え需要もあって
好調なセールスを続けている。その多くは取り回しやすい小柄な車体と
加速力を重視した動力性能を備え、通勤・通学のような短距離移動を...
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【試乗インプレ】ホンダ「CB125R」クラスを超えた存在感と走りの新世代スポーツCB!(2018年)
ホンダ「CB125R」試乗インプレ・車両解説(太田安治)
迫力のフルサイズながら車体は軽量、フットワークも俊敏
このCB125Rは、タイホンダで製造されるグローバルモデル。アジア諸国ではスクーターや実用車然としたアンダーボーンフレームモデルが依然として主流だが「趣味としてのオートバイ」という意識の高まりを受け、前後17インチホイールのフルサイズ車体+6速マニュアルミッションを装備したスポーツ車が注目されている。
CB125Rの開発コンセプトは「バイク本来の乗る楽しさ」。抽象的なフレーズだが、スクーターや実用車とは一線を画すスポーツ性と、ライダーの技術や経験を問わない扱いやすさの表現なのだ...
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【タイヤレポート】スポーツ性能を維持する新発想タイヤ! 「DUNLOP スポーツマックス・ロードスポーツ2」(太田安治・その2)
ミドルクラス以上に標準装着されているタイヤは、大きく分けてツーリング指向、スポーツ指向、サーキット指向の3タイプがあるが、難しいのがスポーツタイヤのキャラクター設定。コーナリング性能とクルージング中の快適性、ウエットグリップ、耐摩耗性など、守備範囲の広さに合わせて相反する要素をバランスさせなければならないからだ。
『スポーツマックス・ロードスポーツ2』もそうしたスポーツタイヤ。最大の特徴は新開発コンパウンドと2層トレッド構造をリアタイヤに採用したこと。2種類のコンパウンドを重ね、ゴムの発熱を促進してグリップを高める手法はレース用タイヤにも使われているが、ロードスポーツ2の場合はスポーツタ...
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<試乗インプレ>精悍なマスクに生まれ変わった快速マジェスティ!【YAMAHA MAJESTY S XC155】(2018年)
鋭い眼光に進化したマスクとダイレクト感ある走りが魅力
軽二輪スクーターは250㏄のフルサイズ車から150㏄程度のコンパクトサイズ車へと人気の中心が移ってきた。このクラスで高速道路に乗り入れるユーザーは少ないから、軽く小さな車体で取り回しやすく、価格も抑えられたコンパクト車に魅力を感じる堅実なユーザーが増えているということだ。
そうしたコンパクト車の中でも高い評価を得ているのがマジェスティS。18年型はLEDヘッドランプとLED導光式ポジションランプの採用、ウインカーデザインの変更などでフロントカウル回りのデザインを一新。フロントポケットにも12V電源ソケットを装備するなど、細かくアップデ...
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<試乗インプレ>エンジンと車体を一新して快適性能UP!【YAMAHA TRICITY 125/ABS】
ヤマハの意気込みを感じる使い勝手の良さ
リバーストライク(前2輪、後1輪)構造が生む抜群の安定性と高い制動力が優れたコミューター適性を発揮し、加えてオートバイらしい旋回性も備えているのがトリシティ。14年の発売以来、着実に支持者を増やしているが、18年モデルはエンジンから車体に至るまで大きなアップデートを受けた。
エンジンは吸気バルブ作動を切り替えるVVA(可変バルブ機構)付き4バルブに進化。クラッチのミートタイミング、オートマチック変速の最適化で、発進加速性能は12馬力・約160㎏という数値からは想像できないほどスムーズで力強い。80㎞/hを超えると速度の伸びが鈍化するが、高速道路を走...
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大雨にも耐える高耐水仕様!「DAYTONA ブラックカバーウォーターレジスタント」
バイクカバーの役割は外装を劣化させる紫外線や埃を遮り、雨や雪で濡れることを防ぎ、盗難やイタズラを抑止すること。自転車用を大きくしたようなペラペラのカバーでも最低限の機能は備えているが、耐久性や防水性能、使い勝手を重視するなら、オートバイ用にしっかり作り込まれた製品お勧めする。
今回テストしたデイトナの新製品は、一般的なバイクカバーの20〜30倍という耐水性能を持つアウターカバーと、車体を傷付けないソフトな生地のインナーカバーを組み合わせた二層構造。アウターは耐水圧30000㎜の生地に加えて縫い目に止水処理を施したことで、大雨にも耐える圧倒的な防水性を備えているうえ、ブラック仕上げなので夜...