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「SUZUKI GSX-R750」油冷エンジンのナナハンスーパースポーツ(1985〜1991年)【R750 二夜連続公開 第一夜】
ひたすらに勝利を追い求めた「戦うための」の油冷マシン
80年代半ば、サーキットでの速さ、レースでの勝利を追い求めたスズキの出した回答がGSX-R750。
単純にして困難なハードルを、油冷エンジンなど独自のアプローチで実現、ロードレース史に大きな足跡を残した「戦うための」マシンだ。
ここでは世界から賞賛されながら、やがてサーキットから退場するまでを振り返ってみたい。
油冷GSX-R750の輝ける栄光はサーキットと共にあった
大排気量の市販4ストスポーツをベースにしたマシンで争われていたTT-F1クラスのレースは、80年代初頭は排気量の上限が1000ccで行われ、スズキはGSX1000Sをベ...
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【絶版名車インプレッション】YAMAHA RD350(1973年)
軽くて速くて曲がって… 操作の面白さはピカイチ
エンジンのパワーバンドを使った走り方。スロットル、クラッチ、シフトの連携。意図的な逆操舵によるコーナリングなど、オートバイを「操る」という面白さ、難しさを16歳の僕に教えてくれたのが73 年型のRD350。
逆に「オートバイとはこういうものだ」と刷り込まれたのかもしれない。いまだにライダーの意志に素早く反応するハンドリングや、回転によって表情を変えるエンジン特性が好みなのはRDから受けた影響が大きいのだろう。
僕がRD350を選んだのは、たまたま程度が良くて安く買える車両があったからで、ヤマハ党だったわけでも、2ストファンだったわけでもない...
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【絶版名車インプレッション】KAWASAKI 500SS(1969年)
驚くべき加速性能と乗り手を選ぶハンドリング
1966 年に登場した250cc のA1(サムライ)、1967 年の350ccA7(アベンジャー)の北米市場における成功を収めたカワサキは、絶対的な加速を誇る高出力車の開発に着手。空冷2 ストローク並列3 気筒エンジンを搭載する500SS マッハIII がそれである。
1969 年はじめには対米輸出用の生産を開始した500SS は、日本国内では北米よりやや遅れて1969 年9 月より販売されている。
発売当時のアメリカでは、まだ大きな燃料消費及びオイル消費、猛烈な白煙などには寛大であり、1000 ドル以下といいうリーズナブルな車両価格や、0 →...
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ビジネスバイクこそEV化!「BENLY e」と「GYRO e」を東京モーターショー前に徹底チェック!【東京モーターショー2019速報 Vol.4】-Hondaブース出展車両-
ビジネスバイクも電動の時代が到来!
いよいよ来週に迫った東京モーターショー2019。プレスディの10月23日に初披露となる「GYRO e:(ジャイロ イー)」と「BENLY e:(ベンリィ イー)」の情報も公開となりました!
この2台は、すでに実用化されている「PCX エレクトリック」のバッテリーやノウハウを使い、ビジネスモデルのジャイロとベンリーをEV化したモデルになります。
業務用車両に求められる魅力はそのままに、電動化によって環境性能や静粛性を高めているのが特徴です。今回はEVビジネスモデルとして大注目の「BENLY e:」と「GYRO e:」の詳細をご紹介します!
着脱式バッテリ...
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【絶版名車インプレッション】KAWASKAI ZXR250(1989年)
直4クォーターいちばんの元気印
当時、GP250クラスや大人気のTT-F3クラスでワークスとしてのレース活動を行なっていなかったカワサキ。大阪のビートレーシングや社内チームのチーム38が孤軍奮闘するも、キットパーツなどの販売がなく支援体制も整っていなかったことから、アマチュアレーサーの間に浸透することはなく、レーサーレプリカセグメントにおいては完全に出遅れてしまった。4スト250cc戦線ではさらに顕著で、ライバルメーカーが次々に4気筒モデルを投入する中で、長らく2気筒モデルで苦戦を強いられて来た。
そんなカワサキが本腰を入れて来たのは80年代後半になってから。
89年2月にZXR400/...
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【絶版名車インプレッション】YAMAHA FZ250 PHAZER(1985年)
4気筒マルチの革命児
1万8000回転のエキゾーストノートを聴け!!
2スト250ccのレプリカ化、400ccクラスの4気筒化が一段落すると、次は4スト250ccの4気筒モデルにスポットがあたり始める。83年3月にスズキが先陣を切ってGS250FWをリリースするが、36PS/11000rpmというスペックからも伺えるように、性能よりもまずは「4気筒の250」を具現化することが目的となっていた。その殻を突き破り、性能的に大きな一歩を踏み出したのが、このFZ250フェーザーであった。当時のクラス上限となる45PSを14500rpmという超高回転で発生するスペックは、明らかに性能、走りを追い求...
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【絶版名車インプレッション】HONDA CBR250RR(1990年)
ブームの真っ最中で実現した究極のスーパースポーツ
1980年代に空前のブームとなったのが市販車ベースのオートバイで戦うロードレース。中でも改造範囲が少ないSPクラスは、市販車のポテンシャルがレースの成績に直結し、その成績が市販車のセールスを左右するとあって、サーキットでの戦闘力を高めた新型モデルが毎年のように投入された。この繰り返しが「レーサーレプリカ」の性能を凄まじい勢いで引き上げた最大の理由だ。
SPクラスは2スト250㏄と4スト400㏄が中心だったが、入門レースとして人気があったのが、4スト250㏄のSP-Fクラス。当初は単気筒のSRXや2気筒のVTが主役だったが、4気筒のヤマハF...
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【速報】ヤマハも東京モーターショー出展車両「18モデル」をドーンと発表!EVマシンが目白押しだ!【YAMAHA東京モーターショー2019】
ホンダやスズキが東京モーターショーの出展車両を続々とリリースする中、ついにヤマハ発動機からも東京モーターショー2019の出展車両情報が届きました!
毎回、趣向を凝らしたユニークな仕掛けや出展内容でモーターショーを盛り上げているヤマハですが、今回は「人はもっと幸せになれる ~ART for Human Possibilities〜」というテーマに、モーターサイクルや電動コミューター、自律ソリューションビークルなど「18モデル」を一気に発表しました!
市販車だけでなく、トライアル世界選手権の電動バイククラスでランキング2位を獲得したスペシャルマシンなども参考出展される予定です。
また、東京モ...
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【Z H2】ティザー動画第3弾を公開!NEWスーパーチャージドZ「全体のディテールまであきらかに!」【動画あり】
10月10日(水)カワサキが公式YouTubeチャンネル「Kawasaki Motors」に、スーパーチャージド「Z」の動画第3弾がアップされました!
カワサキ公式YouTubeではこれまで、第1弾、第2弾と、スーパーチャージドエンジンを搭載する「Z」シリーズの新型モデルに関するティザー動画を公開てきましたが、今回は全体のディテールが鮮明に描かれています。
ストリートファイタースタイルで確定!名称は「Z H2 Supercharge」か?
発表はやはり東京モーターショープレスデーとなる10月23日!?
やはり動画の最後に「October.23」の文字! 東京モーターショープレスデーの10...