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<試乗インプレ>ダカールマシンのDNAを受け継ぐ生粋のデュアルパーパスツアラー【HONDA CRF250 RALLY/ABS】
ダートでの走りはダントツだが、それ以外のシーンでも活躍できる
単気筒エンジン搭載のトレールバイクベースとあって、オンロードでの走りは2気筒モデルに差を付けられてしまうものの、高速クルージングもそつなくこなし、ウインドプロテクションも文句の付けようがない。
視線が高く、ハンドル切れ角も大きいから街乗りでの機動力は高く、Vストロームより33㎏、ベルシスより20㎏も軽いのもセールスポイント。取り回しがしやすいのは、どんなシーンでもありがたい。
得意なのはなんと言ってもダート。2気筒モデル勢が「意外といける」次元なら、CRFはまさにこれこそが「自分のフィールド」。フロント21インチの安心感と走破...
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<試乗インプレ>ニンジャ譲りのパワーと充実装備が魅力のオールラウンダー!【KAWASAKI VERSYS-X250/TOURER】
クラスをリードするクルーズ性能とダートでも安心感のある足回り
結論から言ってしまうが、アドベンチャーを「オンロードでの高い快適性と力強い走り、そしてダートもそこそこ行けるバイク」という視点から評価するなら、このヴェルシス―Xはクラスで頭ひとつ抜けている。ライバルがトレールバイクやロードモデルがベースなのに対し、ヴェルシスは専用設計フレームを採用。完成度も非常に高いのだ。
高速道路でのクルージング性能はクラスを超えたもので、33馬力を発揮する先代ニンジャ譲りのパラレルツインと剛性の高いシャシーで、ライバル車より高い速度域をキープして走り続けることができる。トップ6速での100㎞/h巡航は7...
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【試乗インプレ】BMW G310GS(2017年)
GSという「名門」の高いハードルをクリア‼
G310GSは普通自動二輪免許で乗れるBMWの第2弾。ネイキッドスポーツG310Rをベースにしたアドベンチャー仕様だ。
もし他社なら、ネイキッドの次はフルカウルスポーツ、となったかもしれない。しかしBMWにはGSシリーズという看板モデルがあり、それは大型自動二輪免許を持たない人にとっては憧れの存在。第2弾にSSルックではなく、GSを選んだのも納得がいく。
アドベンチャーというカテゴリーのモデルたちは、高速道路で一気に距離を稼いで移動し、ダートも気にせず山あいに奥深く入っていく、という使い方を得意としている。だから、高速巡航が得意で、オフロード性...
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世界へ羽ばたけ日本のジュニア世代! 若き5名がFIMジュニア モトクロス チャンピオンシップ(エストニア)に参戦!!
若きモトクロスライダーたちが日の丸を背負って…、いや日の丸を被って世界に挑戦します!
5人のティーンエイジャーたちが手にしているのは、アライヘルメットより贈られたお揃いのヘルメット。彼らは7月29〜30日、エストニアにておこなわれる「FIMジュニア モトクロス チャンピオンシップ」に参戦するライダーたちでして、これは7月9日(日)に開かれた壮行会での模様です。
「FIMジュニア モトクロス チャンピオンシップ」は、言うなればプロ モトクロス界への登竜門で、ケン・ロクスン選手やイーライ・トマック選手らを輩出してきたジュニア世代のビッグレースなんです。
BOSSレーシング 元木龍幸氏(元国際...
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スピードワゴン井戸田さんが禁断のネタバレ!? ハーレー登場の『ブラッド・ファーザー』に「メチャクチャだろっ!!」とツッコミ
本日6月1日、ハーレー好きで知られるバイク芸人、スピードワゴンの井戸田 潤さんが、ハーレーダビッドソン『ヘリテイジソフテイルクラシック』の前で軽妙なトークを繰り広げた。
これはメル・ギブソン最新主演作『ブラッド・ファーザー』が、6月3日(土)より新宿武蔵野館他にて公開するのに合わせたメディア向けイベントでの出来事。昨年のカンヌ映画祭を賑わせた話題作で、劇中ではハーレーダビッドソンでの激しいバイクチェイスが見どころのひとつになっている。
映画宣伝ライダーに就任された井戸田さんは、会場となったハーレーダビッドソンジャパン本社内を見渡し、「カッコイイなぁ。ここは...
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ワークスマシン譲りの最先端デバイス「S-HAC」を新型RM-Z250/450で試してみた!
いまや電子制御デバイス全盛の時代。
最新型のスーパースポーツには、トラクションコントロールやウイリーコントロールなどが当たり前のように採用されてますが、その波はオフロード車にも来ているのです。
ということで、2017年型のスズキ・RM-Z250/450に採用された「スズキホールショットアシストコントロール(S-HAC)」という最新デバイスを、試乗しながら試してみましょう!
レースのスタート時に絶大な威力を発揮する電子制御システム!
「スズキホールショットアシストコントロール(S-HAC)」とは、レースで重要なスタート時に良いダッシュがキメられるよう、点火タイミングを電子制御し、有効なトラ...
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男たちよ、旅に出よう!頼りになる相棒の誕生だ!
血が騒ぐドゥカティらしさがダートライディングでも健在!
これまでならダートでは弱気にならざるを得なかった大排気量アドベンチャー。しかし、ムルティストラーダの新型「エンデューロ」では、オフロードエリアでのアクティブなライディングを目当てに旅へ出られる! 未知の領域へ突入だ‼
自分の住む街から遠く離れたエリアを目指して高速道路で一気に距離を稼ぎ、ひとっ飛び。もちろん途中のハイウェイクルージングやワインディングも快適にこなし、ダートに入ったって走破できる。ざっくり言うと、これがアドベンチャーモデルの特権だと思うが、カバーする守備範囲が広いだけに、各モデルでどこに重点を置いているかにはバラツキが...
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ZERO ENGINEERING ロードホッパー【Type5 EVO】
屈強な者に捧ぐリアルチョッパー
ロー&ロング際立つ、グースネックフレーム
正真正銘のリジッドフレームのオートバイが新車で買える。現代ではにわかに信じられない話だが、ロードホッパーでは可能。段差を乗り越えようとも、リアタイヤは上下動せずフレームに直付けされたまま。なんとハードなスタイルなのだろう、この佇まいとそんな屈強な精神に魅了される者は少なくない。
そもそもリアショックを持たないことになぜゆえ、それほどまでにこだわるのか…。答えは理屈だけで語り尽くせるものではない。車体は軽量かつコンパクトに仕上がり、クラシカルでシンプル極まりないルックス。路面からの衝撃を吸収すると同時に、アクセルを開...
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ZERO ENGINEERING ロードホッパー【Type9 EVO】
知るほどにやみつき、究極の鉄馬
果たしてナニ者…⁉ 初めて見る人にとっては多少の驚きと戸惑いを感じるはず。エンジンはハーレーのようだが、スプリンガーフォークにフロントフェンダーさえも付いていない。新車で購入でき、車検にも対応するロードホッパーだ‼
こだわりの前後サスを備えつつ、美しいフレームワークを再現
異彩を放つ佇まいは、見る者に強烈なインパクトを与えると同時に、好き嫌いがハッキリと分かれるところかもしれない。特にいままで現代の国産スポーツバイクにしか興味がなかった人は、強烈なインパクトに、その魅力を掴みかねているかもしれない。
しかし、チョット待って欲しい。このオートバイの見どころを...
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<タイヤTEST>アドベンチャーモデルの、さらなるオフロード性能を引き出す!【MICHELIN ANAKEE WILD(アナーキーワイルド)】
テールスライドが自由自在! オフロードで攻めて楽しめる
アドベンチャーモデルでのオフロード走行は「控えめ」「抑え気味」となるものだが、これほどにまでアグレッシブに楽しめるとは驚きとしか言いようがない。リアタイヤが滑り出し、フロントタイヤをカウンター気味に当てるような走りをしても冷静にコントロールしていられる。アクセル開度とテールの流れるイメージが一致し、大柄な車体を忘れさせてくれるほど夢中になって楽しめるのだ。
試乗車はフロント19インチのKTM1190アドベンチャー。ダートランに対する資質がクラストップレベルに高いのは疑いようがないが、21インチを履く「R」にくらべると、コーナーではフ...
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ハーレーダビッドソン ファットボーイS(FLSTFBS) 2016年
ファットボーイはこれまで、ダークカスタムのファットボーイローをバリエーションモデルに持ち二枚看板としてきたが、2016年モデルでは最上級機種として「S」が仲間入り。1801ccエンジンの実力を早速チェックしてみよう。
CVOの最強エンジンはさすがにダイナミック!
1990年のデビュー以来、四半世紀にわたってラインアップに名を連ねてきたベストセラーモデル、ファットボーイ。2010年モデルからはローダウンサスを用いて足着き性を向上し、全身をブラックアウトするダークカスタム仕様のファットボーイローも加わって2本立てとしてきたが、2016年式ではその上級仕様となる「S」シリーズが新たに加わり3兄...