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「このエンジンを見ているだけで、青春時代にタイプスリップできる」『HONDA CB1100/EX』(2014年)
日本人が日本人のために造った空冷四発エンジン
繊細な組み方のスポークホイールやアルミ地を活かしたエンジン、シンメトリーなマフラーなどによるトラディショナルなルックスと、体全体に響く図太い排気音がEXの魅力。
スタンダードのCB1100と共通の車体ディメンションだが、2本マフラーとスポークホイールの採用で車体重量が約13㎏増加したことに加え、ホイールのジャイロ効果と重量バランスが微妙に異なることでハンドリングの落ち着きが増し、路面のうねりや横風の影響も受けにくい。
クイックな進路変更や切り返しではリアが遅れて反応するような粘りがあるが、この落ち着いたフィーリングはEXの堂々としたキャラクタ...
ライター
脈々と流れる空冷4気筒の血統【HONDA CB】#ROOTS of BRAND
量産初の4気筒エンジンで世界を席巻したマイルストーン
50〜60年代にかけ、世界最高のオートバイといえばトライアンフやノートンなどイギリスのメーカーによる、650cc前後の空冷並列2気筒エンジンを搭載したモデルだった。
60年代すでに世界GPでその名を轟かせていたホンダは市販車での世界最速も目指し、65年に初の大排気量車としてCB450をデビューさせる。
CB450も空冷並列2気筒だが、排気量の小ささをDOHCによる高回転化で補うという意欲的な設計だった。
しかし性能でライバルを大きく越えられず商業的には失敗。
この苦い経験がホンダにCB750Fourを開発させた。
69年にデビューした...
ライター
空冷を“味わう”2つの上質なCB #CB THE ORIGIN
いつまでも眺めていたい丁寧な仕立ての空冷CB
現代に受け継がれる空冷CBの末裔がCB1100シリーズ。
EXは、オートバイが持つ機能美をとことん磨いて、上質さにこだわった「本物を知る」大人のCBである。
目に入るもの、手に触れるもの、すべてのパーツが丁寧に仕上げられているのがこのEXの魅力。
フランジレスタンクは思わず触れてみたくなる造形とし、シルバーの空冷エンジンやエアクリーナーカバーは、金属の持つ素材感を最大限に引き出した仕上げを誇る。
各所のパーツにも美しいメッキが施され、バイクというより、職人が生み出した工芸品の趣となっている。
「鷹揚」をキーワードとした、ゆとりにあふれた走りと...
ライター
鷹揚”コンセプトを受け継ぐ上質テイストを極めた進化!【HONDA CB1100EX】(2017年)
70~80年代を受け継ぐ名車たち
全てを一からつくり上げたニューモデルもあれば、過去のモデルからイメージ、デザイン、技術を受け継いだオートバイもある。このページでは、70〜80年代のオートバイから「何かを」受け継いだオートバイの例を少しだけ紹介してみよう。
豪華なルックスだけでなくサウンドも大きな魅力
悔しいが、乗っている本人よりも周りで聞いている人たちのほうが、かつてのCB750Fourのような低音域が響く、ドロドロした少し濁った大型マルチエンジンの排気音を楽しめる。それを回せば「咆哮」といった感じになる。乗っていても「いい音してるな」と思ってはいたが、他人が走っている音を聞いたとき、...
ライター
【HONDA CB1100】時代を彩った空冷CBフラッグシップ烈伝【ノスタルジックコレクション】
70~80年代を受け継ぐ名車たち
全てを一からつくり上げたニューモデルもあれば、過去のモデルからイメージ、デザイン、技術を受け継いだオートバイもある。このページでは、70〜80年代のオートバイから「何かを」受け継いだオートバイの例を少しだけ紹介してみよう。
CB1100に流れる名車のDNA
ホンダが誇る空冷4気筒のCB1100シリーズには、時代をリードして来た数々の名車のDNAがしっかりと受け継がれている。ホンダCBの歴代名車をプレイバックだ‼
公式サイト
CB1100 車種カタログ
空冷・4ストローク・DOHC・直列4気筒1,140ccエンジンを搭載したロードスポーツモデル「CB1100」
ライター
【HONDA CB1100 EX TypeⅠ/CB1100 RS】「RS」と「EX」2つのCB1100を鋭く分析!【ロングラン研究所】
もともと18インチだったフロントを17インチ化…
その“クセ”を前後足まわりのセティング変更で克服
実はCB1100を、公道で乗るのはこれが初めてなんです。最初のモデルが登場したころ、テストコースでちょっと乗ったことがあるくらいで……。その時の印象ですか? そうですね、なんと言ったらいいのかな。昔の味を残しつつ今風にしたオートバイ、という感じですかね。昔のCBナナハンのイメージを感じさせますが、装着するタイヤが18インチというのも、そういう風に思わせる一因かもしれません。また若者向けというより、CB1100はオジサン向けにも思えますね。まぁ年齢のことを言うと、自分もオジサンさんなんですけ...
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CB1100シリーズの最新モデルが2019年1月11日から発売開始!
各車カラーリングを変更!「RS」にはエンブレムまで黒いシックなモデルが登場
2010年の登場以来、伝統的な外観と力強く扱いやすい出力特性の空冷DOHC直列4気筒エンジンで人気を博すHonda CB1100シリーズの最新モデルが発表された。
カラーリング変更とともに各部を熟成し、全車通じて標準装備されていたETC車載器がETC2.0車載器にバージョンアップされた。
【CB1100】123万1,200円(消費税8%込み)1月28日(月)発売予定
CB1100は、減衰力特性に優れたショーワ製SDBV(ショーワ・デュアル・ベンディング・バルブ)フロントフォークを新たに採用。従来モデルは容量14L...
ライター
<試乗インプレ>HONDA CB1100 RS/EX(2017年・伊藤真一)
もともと18インチだあったフロントを17インチ化…
その“クセ”を前後足まわりのセティング変更で克服
実はCB1100を、公道で乗るのはこれが初めてなんです。最初のモデルが登場したころ、テストコースでちょっと乗ったことがあるくらいで……。その時の印象ですか? そうですね、なんと言ったらいいのかな。昔の味を残しつつ今風にしたオートバイ、という感じですかね。昔のCBナナハンのイメージを感じさせますが、装着するタイヤが18インチというのも、そういう風に思わせる一因かもしれません。また若者向けというより、CB1100はオジサン向けにも思えますね。まぁ年齢のことを言うと、自分もオジサンさんなんです...