スポーツヘリテイジという自由な舞台に集った4台。GSX-8T/TT、CB1000F、XSR900GP――それぞれの「らしさ」と世代感が交差し、今だからこそ選びたい1台が見えてきた。小川勤が4台の本質に迫る。
文:小川 勤 写真:赤松 孝、南 孝幸、松川 忍
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CB1000F SE・GSX-8T/GSX-8TT・XSR900 GP ABS|総合評価

小川 勤の最終評価

画像5: 【比較インプレ】最新ヘリテイジスポーツ4機種|スズキ「GSX-8T/GSX-8TT」/ホンダ「CB1000F SE」/ヤマハ「XSR900 GP ABS」|概要・スポーツ性能チェック・総合評価(小川 勤)

足取りも心も軽くなるGSX-8T、ストーリーを気にせず走り出す

画像: CB1000F SE・GSX-8T/GSX-8TT・XSR900 GP ABS|総合評価

各メーカーの考える過去と現代の接点を気負うことなく、自由に楽しみたい!

スポーツ・ヘリテイジのカテゴリーは、メーカーの自由な表現を見ることができてとても楽しい。そこには時代を超えて愛させるブランドフィロソフィーもあり、1980年代バイクブームを経験していない僕でも、自分なりの思いを馳せて走らせることもでき、我を忘れて楽しんでしまった。僕はこの自由な表現を、自由に楽しみたいと思った。

そんな時に一際足取りが軽かったのがGSX-8TとTTである。CB1000FやXSR900GPのようなストーリーがない分、純粋に走りに没頭できたのかもしれない…。GSX-8TとTTは走り出した瞬間から扱いやすく、GSX系の素性の良さはヘリテイジスタイルになってもしっかりと継承。

面白かったのは、TとTTで少し乗り味が異なること。カウルのないTはハンドリングが軽快で、バーエンドミラーによるミラーステーのない開放感のある視界は心も軽くしてくれる。当然、風の当たり方もダイレクトだが、かといって高速道路の移動がストレスになる程でもなかった。

総合評価
※評価項目の採点は
①エンジン爽快感、➁エンジンパワー③ハンドリング、④Fun to Ride、⑤乗り心地、5項目を各10点満点で評価し、合計50点満点で評価。その後、マシンパフォーマンスを寸評。

CB1000F SE:22点
(①5点➁8点③3点④3点⑤3点)
先進さやスポーティさはなかったが、キャリアの浅いライダーが乗りやすく感じるのは良いこと。ベテラン目線で見ると、走るほどに湧いてくるのはカスタム欲だ。


GSX-8T:36点
(①8点➁6点③8点④8点⑤6点)
ライダーへの気遣いの高さはスズキならでは。難しいことを考えなくても予測しやすいハンドリングも魅力。CBやXSRと比較すると自己顕示欲が少なめなところも良い。


GSX-8TT:34点
(①8点➁6点③7点④7点⑤6点)
ライダーへの気遣いの高さはスズキならでは。難しいことを考えなくても予測しやすいハンドリングも魅力。CBやXSRと比較すると自己顕示欲が少なめなところも良い。


XSR900 GP ABS:28点
(①7点➁6点③5点④5点⑤5点)
WGP熱狂時代を思わせるカラーから当時に思いを馳せ、コスプレ感覚で楽しみたくなるが、気軽に乗れるバイクではない。ただし、コーナリング時の手応えは唯一無二。

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    CB1000F SE
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    XSR900 GP ABS
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    GSX-8T
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    GSX-8TT
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    CB1000F SE
    14
    2
  • 画像11: 【比較インプレ】最新ヘリテイジスポーツ4機種|スズキ「GSX-8T/GSX-8TT」/ホンダ「CB1000F SE」/ヤマハ「XSR900 GP ABS」|概要・スポーツ性能チェック・総合評価(小川 勤)
    XSR900 GP ABS
    36
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    GSX-8T
    36
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  • 画像13: 【比較インプレ】最新ヘリテイジスポーツ4機種|スズキ「GSX-8T/GSX-8TT」/ホンダ「CB1000F SE」/ヤマハ「XSR900 GP ABS」|概要・スポーツ性能チェック・総合評価(小川 勤)
    GSX-8TT
    14
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CB1000F SE・GSX-8T/GSX-8TT・XSR900 GP ABS|4台スペック比較表

スペックCB1000F SEGSX-8TT/8TXSR900 GP ABS
全長×全幅×全高2135×835×1170《1125》mm2115×775×1160/1105mm2160×690×1180mm
ホイールベース1455mm1465mm1500mm
最低地上高135mm140mm145mm
シート高795mm810/815mm835mm
車両重量217《214》kg203/201kg200kg
エンジン形式水冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒水冷4ストロークDOHC4バルブ並列2気筒水冷4ストロークDOHC4バルブ並列3気筒
総排気量999cc775cc888cc
ボア×ストローク76.0×55.1mm84.0×70.0mm78.0×62.0mm
圧縮比11.712.811.5
最高出力91kW(124PS)/9000rpm59kW(80PS)/8500rpm88kW(120PS)/10000rpm
最大トルク103N・m(10.5kgf・m)/8000rpm76N・m(7.7kgf・m)/6800rpm93N・m(9.5kgf・m)/7000rpm
燃料タンク容量16L(無鉛プレミアムガソリン)16L14L
変速機形式6速リターン6速リターン6速リターン
キャスター角25°00′25°25°20'
トレール量98mm104mm110mm
乗車定員2名2名2名
ブレーキ形式(前・後)Φ310mmダブルディスク・Φ240mmシングルディスクダブルディスク・シングルディスクダブルディスク・シングルディスク
タイヤサイズ(前・後)120/70ZR17M/C 58W・180/55ZR17M/C 73W120/70ZR17M/C 58W・180/55ZR17M/C 73W120/70ZR17M/C 58W・180/55ZR17M/C 73W
燃料消費率 WMTCモード値17.9km/h(クラス3-2)<1名乗車時>23.4km/L(クラス3、サブクラス3-2) 1名乗車時21.1km/L(クラス3、サブクラス3-2) 1名乗車時
製造国日本日本日本
メーカー希望小売価格(消費税10%込)159万5000円《139万7000円》138万6000円/129万円8000円143万(ホワイト)/146万円3000円(イエロー)
※《》はCB1000F

CB1000F SE・GSX-8T/GSX-8TT・XSR900 GP ABS|4台比較 写真

文:小川 勤 写真:赤松 孝、南 孝幸、松川 忍

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