文:小川 勤 写真:赤松 孝、南 孝幸、松川 忍
▶▶▶写真はこちら|最新ヘリテイジスポーツ4機種比較
CB1000F SE・GSX-8T/GSX-8TT・XSR900 GP ABS|総合評価
小川 勤の最終評価

足取りも心も軽くなるGSX-8T、ストーリーを気にせず走り出す

各メーカーの考える過去と現代の接点を気負うことなく、自由に楽しみたい!
スポーツ・ヘリテイジのカテゴリーは、メーカーの自由な表現を見ることができてとても楽しい。そこには時代を超えて愛させるブランドフィロソフィーもあり、1980年代バイクブームを経験していない僕でも、自分なりの思いを馳せて走らせることもでき、我を忘れて楽しんでしまった。僕はこの自由な表現を、自由に楽しみたいと思った。
そんな時に一際足取りが軽かったのがGSX-8TとTTである。CB1000FやXSR900GPのようなストーリーがない分、純粋に走りに没頭できたのかもしれない…。GSX-8TとTTは走り出した瞬間から扱いやすく、GSX系の素性の良さはヘリテイジスタイルになってもしっかりと継承。
面白かったのは、TとTTで少し乗り味が異なること。カウルのないTはハンドリングが軽快で、バーエンドミラーによるミラーステーのない開放感のある視界は心も軽くしてくれる。当然、風の当たり方もダイレクトだが、かといって高速道路の移動がストレスになる程でもなかった。
総合評価
※評価項目の採点は
①エンジン爽快感、➁エンジンパワー③ハンドリング、④Fun to Ride、⑤乗り心地、5項目を各10点満点で評価し、合計50点満点で評価。その後、マシンパフォーマンスを寸評。
CB1000F SE:22点
(①5点➁8点③3点④3点⑤3点)
先進さやスポーティさはなかったが、キャリアの浅いライダーが乗りやすく感じるのは良いこと。ベテラン目線で見ると、走るほどに湧いてくるのはカスタム欲だ。
GSX-8T:36点
(①8点➁6点③8点④8点⑤6点)
ライダーへの気遣いの高さはスズキならでは。難しいことを考えなくても予測しやすいハンドリングも魅力。CBやXSRと比較すると自己顕示欲が少なめなところも良い。
GSX-8TT:34点
(①8点➁6点③7点④7点⑤6点)
ライダーへの気遣いの高さはスズキならでは。難しいことを考えなくても予測しやすいハンドリングも魅力。CBやXSRと比較すると自己顕示欲が少なめなところも良い。
XSR900 GP ABS:28点
(①7点➁6点③5点④5点⑤5点)
WGP熱狂時代を思わせるカラーから当時に思いを馳せ、コスプレ感覚で楽しみたくなるが、気軽に乗れるバイクではない。ただし、コーナリング時の手応えは唯一無二。
【アンケート】あなたはどのモデルが好きですか?
お好きなモデルをポチっとお選びください。投票後、集計結果をご覧いただけます。
ご投票ありがとうございました。
CB1000F SE・GSX-8T/GSX-8TT・XSR900 GP ABS|4台スペック比較表
| スペック | CB1000F SE | GSX-8TT/8T | XSR900 GP ABS |
| 全長×全幅×全高 | 2135×835×1170《1125》mm | 2115×775×1160/1105mm | 2160×690×1180mm |
| ホイールベース | 1455mm | 1465mm | 1500mm |
| 最低地上高 | 135mm | 140mm | 145mm |
| シート高 | 795mm | 810/815mm | 835mm |
| 車両重量 | 217《214》kg | 203/201kg | 200kg |
| エンジン形式 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ並列2気筒 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ並列3気筒 |
| 総排気量 | 999cc | 775cc | 888cc |
| ボア×ストローク | 76.0×55.1mm | 84.0×70.0mm | 78.0×62.0mm |
| 圧縮比 | 11.7 | 12.8 | 11.5 |
| 最高出力 | 91kW(124PS)/9000rpm | 59kW(80PS)/8500rpm | 88kW(120PS)/10000rpm |
| 最大トルク | 103N・m(10.5kgf・m)/8000rpm | 76N・m(7.7kgf・m)/6800rpm | 93N・m(9.5kgf・m)/7000rpm |
| 燃料タンク容量 | 16L(無鉛プレミアムガソリン) | 16L | 14L |
| 変速機形式 | 6速リターン | 6速リターン | 6速リターン |
| キャスター角 | 25°00′ | 25° | 25°20' |
| トレール量 | 98mm | 104mm | 110mm |
| 乗車定員 | 2名 | 2名 | 2名 |
| ブレーキ形式(前・後) | Φ310mmダブルディスク・Φ240mmシングルディスク | ダブルディスク・シングルディスク | ダブルディスク・シングルディスク |
| タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17M/C 58W・180/55ZR17M/C 73W | 120/70ZR17M/C 58W・180/55ZR17M/C 73W | 120/70ZR17M/C 58W・180/55ZR17M/C 73W |
| 燃料消費率 WMTCモード値 | 17.9km/h(クラス3-2)<1名乗車時> | 23.4km/L(クラス3、サブクラス3-2) 1名乗車時 | 21.1km/L(クラス3、サブクラス3-2) 1名乗車時 |
| 製造国 | 日本 | 日本 | 日本 |
| メーカー希望小売価格(消費税10%込) | 159万5000円《139万7000円》 | 138万6000円/129万円8000円 | 143万(ホワイト)/146万円3000円(イエロー) |
CB1000F SE・GSX-8T/GSX-8TT・XSR900 GP ABS|4台比較 写真
文:小川 勤 写真:赤松 孝、南 孝幸、松川 忍







