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防水ツーリングブーツ「ALPINESTARS MULTIAIR XCR」
車種を問わずにマッチするデザインも秀逸!
街乗りではライディングシューズ、ツーリングでは革製のブーツというようにTPOに合わせて選ぶライダーが多い。フットウエアは走る環境に合った機能を備えていることが最も重要だが、ウエアとのコーディネートも大事。僕がプライベートツーリングとロードモデルやアドベンチャーモデルでの誌面撮影用に約一年履いているのがアルパインスターズのマルチエアーXCRだ。
このブーツを選んだのは第一にミドル丈であること。スネ部分のプロテクション性能はエンデューロブーツに劣るが、エンデューロ用はバックルが多くて履き脱ぎが面倒だし、足首からスネまでガッチリ包むのでバイクを降りたと...
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【RIDE特選コラム】SUZUKI GS1200SS(9月号別冊「天涯孤高のバイクたち」より)
往年の雰囲気を湛えるかつての異端児は、時を経て、時代の寵児になろうとしているのか
今年40周年を迎えた鈴鹿8時間耐久ロードレース。本誌の読者なら、あの熱い時間を青春の思い出として心に刻んでいる人も多いと思う。過酷な長丁場にチェッカーが振られた後の、サーキット全体を包む一体感は耐久レースだけの魅力。そしてそこには「耐久レーサー」というオートバイが中心にある。
耐久レースはヨーロッパ諸国で人気のあるレース形態で、ル・マン(ブガッティサーキット)やボルドール(マニクールサーキット)といったフランスのサーキットでは1970年代後半から24時間耐久レースが開催され、たちまち世界的なイベントへと成長...
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走りながらスマホを操作!「Y'sGEAR Moto SmaCon(ワイズギア・モトスマコン)」
今や多くのライダーがスマホのナビアプリや音楽プレーヤーを使う時代。ただし走行中にハンドルから手を放してスマホを操作することは現実的に難しいし、なにより危険。スマホとブルートゥースで接続するリモコンも何種類か市販されているが、基本的に自動車で使うことを前提に設計されているのでライダーには操作しにくい。そこで試してみたのが、ヤマハ系の用品会社ワイズギアがライダーのために作ったモトスマコン(価格:6750円・税別)だ。
対応するスマホはiphoneがiOS8・3以降、アンドロイドは4・4以降。スマホにコントロールアプリの「スピンクリック」とスピンクリックに対応したナビアプリなどをインストールし...
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【インプレ】カワサキ「エストレヤ ファイナルエディション」(2017年)
美しさを愛で、慈しむオーナーの喜びは不変
新排ガス規制が9月1日から施行されることを受けて生産終了となった車種は数多いが、中でも「惜しまれつつ」というフレーズがぴったりな1台がエストレヤだ。
初代のデビューは92年。レーサーレプリカブームが終息し、250~400㏄クラスはネイキッドやアメリカンが人気の中心になっていた。そんな中、60年代風のルックスと、性能よりもテイストを追求した単気筒エンジンのエストレヤは、当時は異端の存在。業界関係者の多くは本格的な作り込みに関心しながらも、バブル期のキワモノモデルと同様、短命に終わるだろうと思っていた。
だが、エストレヤの人気は着実に高まっていった。...
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グリップラバーを保護&イメージチェンジ「キジマ Grip Shrink Tube」※動画アリ
コストパフォーマンス抜群のカスタムアイテム!
ライダーとオートバイの最重要接点であるハンドルグリップは、常に握る力と捻る力が掛かるため徐々に摩耗する。グリップラバー自体はさほど高いものではないので新品に交換してもいいが、交換作業はやや面倒。そこで試したのがグリップシュリンクチューブ。摩耗の補修だけではなく、手軽なドレスアップ用としても注目されている。
装着はグリップに被せてから熱を加えてチューブを収縮させるだけで、工具や接着剤は一切不要だから所要時間は左右両方で10分以下。ただしチューブを完全に収縮させるには120℃の熱が必要なので家庭用ヘアドライヤーでは熱量が足らず、電気配線用シュリン...
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キャンプ道具も収まる長尺・大容量!「HenlyBegins キャンプシートバッグ」
底面にアルミパイプフレーム、横面にワイヤーフレーム、上面以外にインナーフレームを入れたトリプルフレーム構造!
キャンプツーリングを楽しむライダーにとって悩ましい問題が荷物の積載。テントやマット、シュラフといった長尺のキャンプ道具は荷崩れしやすいので、ツーリングネットやロープに頼った固定では不安。かといって一般的なシートバッグやサイドバッグでは長尺物が収まらない……。といったユーザーの声に応えてヘンリービギンズブランドから登場したキャンプシートバッグを紹介しよう。
目を惹くのは長尺物を収めやすい横幅700㎜というサイズ。バッグが細長くなると形が崩れやすくなってしまうが、この製品は底面にアル...
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音質向上&グループトークがさらに簡単便利に!「B+COM SB6X」
通話性能と音質の良さに加え、日本のユーザー向けに開発された使いやすさと手厚いサポート体制で圧倒的な国内シェアを持つBTインカムがサインハウスのビーコムシリーズ。最新技術を採り入れながら進化し続けているが、その最新モデルがSB6Xだ。
最大の特徴は「B+LINK(ビーリンク)トーク」と呼ぶグループでの通話機能。従来品もグループ通話は行えたが、複数台のペアリングに手間がかかり、距離が離れて通信が切断されると再び接近した時に接続操作を行う必要があった。
対して6Xは4台が集まったら同時にペアリング操作を行うだけ。30秒もあれば全員のペアリングが済み、すぐにグループ通話を始められる。通信が途切れ...
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高品質マフラー〝WYVERN(ワイバン)〟に、250cc用スリップオンが登場! サウンドも公開!
WYVERN HONDA CBR250RR Slip-On Type S
CBR250RRは純正マフラーの完成度が素晴らしく高い。凝った形状からも、厳しい音量規制に対応しながらライバル車を圧倒するパワーを稼ぐための苦労が伺える。それだけにスリップオン仕様で性能アップを果たすのは至難の業だ。
実際、8000回転以上でスロットルを開閉した時のレスポンスは若干シャープになっているが、中回転域からの全開加速ではパワー差を感じ取れなかった。それよりも違いがあるのは6000回転以下。純正だと大きく響く吸気音と速度の乗りがマッチしないが、ワイバン装着車は吸排気と排気音のバランスが取れた力強いサウンドを...
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日中でも画面が見やすいシェード付き!「HenlyBegins スマホタンクバッグ」
スマホの使いやすさを重視したタンクバッグ!
スマホのナビアプリをオートバイで使うときに問題になるのは3点。ハンドル回りへの固定方法、車体側電源やモバイルバッテリーとの接続、日中の見やすさ確保だ。
僕は短時間ならハンドルバーにクランプ装着するホルダーを使い、ツーリングで長時間使う場合はスマホをタンクバッグのマップケース部分に入れてモバイルバッテリーと接続している。この方法だとスマホを落とす心配がなく、急な雨でも慌てずに済むが、マップケースがほぼ水平になるため、明るい日差しを受けると画面が見にくいのが難点。
この「スマホタンクバッグ」は、製品名のとおりスマホの使いやすさを重視したタンクバッ...
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<試乗インプレ>SUZUKI V-STROM 250(2017年)
タンデムやロングランで快適さを堪能できるタフギア
250ロードスポーツはエントリーユーザーの支持が多く、アドベンチャーはベテランに人気。今回Vストローム250に試乗して伝わってきたのは、250スポーツとアドベンチャー、それぞれの魅力を両立させるための割り切った作り。現実的な使いやすさを優先しつつ冒険心をくすぐる装備を与え、独自のジャンルを開拓したという印象だ。
ベースはGSR250シリーズのハーフカウル版「S」だが、今回ほぼ全ての外装パーツが専用品となり、タフなアドベンチャースタイルに大変身。イメージだけではなく、スクリーンやナックルカバー、キャリア、センタースタンドまで標準装備だから、...
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<試乗インプレ>APRILIA TUONO V4 1100 FACTORY(2017年)
クラス中最も過激で辛口! まさにスーパーバイクそのまま
リッタークラスのスーパーネイキッドは数多く存在するが、その中で最も過激なのが新型トゥオーノ1100。一言で表現するなら「凄まじい」オートバイだ。
アップハンドルやライダーをアシストする電子制御を見て勘違いしてはいけない。このオートバイは乗り手を選ぶ。少なくとも加減速や体重移動を使った荷重コントロールをスムーズに行えるライダーでなければ、ポテンシャルを引き出すどころか、楽しく走らせることすら難しいだろう。
トゥオーノはワールドスーパーバイク選手権で大活躍した、RSV4RFの兄弟車だが、レギュレーションに捉われないため、V4エンジンは排...
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軽くて履き脱ぎもラクだから、ツーリングにも最適!「EXUSTAR WPショートレーシングブーツ〔SBR2141W〕」
ツーリングからスポーツライディングまで対応のショートブーツ
ライダー用フットウエアは軽くて歩きやすいナイロン素材のシューズタイプが人気だが、履いているだけで安心できるのが革製のブーツタイプ。転倒時の耐摩耗性と指先や足首のプロテクション性能は確実にナイロン素材のシューズよりも優れていて、耐久性も高い。
とはいえ本格的なブーツは重量があるうえに歩きにくく、履き脱ぎにも手間がかかるので街乗りやツーリングで気軽に履く気にはならない。ということで、手軽なシューズと本格的ブーツのいいとこ取りで作られているのがショートタイプのブーツ。中でも今回試したエグザスターの新製品はツーリングシーンにマッチした製...