スズキ「GSX-R1000R」各部装備・ディテール解説


シャープなノーズからタンク、テールへつながるコンパクトなフォルムは、GSX―Rらしい機能美を継承。40周年記念グラフィックとエンブレムを配し、カラーは青×白、赤×白、黄×マットブルーの3色をラインアップする。

ドライカーボン製ウイングレットは、高速域でダウンフォースを生み、フロントの浮き上がりを抑制する。新型GSX-R1000Rでは純正アクセサリーとして用意され、価格は片側18万7000円、左右セットで37万4000円となる。

フル液晶メーターは、黒基調のネガティブ表示で視認性を確保。速度、回転数、ギアポジションに加え、SDMS、トラクションコントロール、燃費、航続距離などの情報を集約する。


シート形状も見直し、ライディング時のホールド性とサーキット走行での体重移動のしやすさを追求。日本仕様にはETC2.0車載器を標準装備し、高速道路を使うツーリングの利便性も高められている。ETC車載器はメーター内のインジケーターで作動状態を確認できる。

ELIIY Power製の軽量なリチウムイオンバッテリーも採用。温度による性能のばらつきを抑制し、車両重量の軽量化とマスの集中化にも大きく貢献する。

エンジンはインジェクターからクランクまで主要部品を刷新。最高出力は202PSから190PSへ下がったが、規制適合のための単純なデチューンではない。圧縮比を13.2から13.8へ高め、燃焼室、ピストン、カム、噴射系を総合的に最適化し、高回転での応答性、排気浄化、耐久性を両立。現代のリッタースーパースポーツに求められる環境性能と走りを磨き上げた。


排気系の形状と触媒配置も刷新し、EURO5+対応と高出力を両立。エキゾーストパイプ径を拡大しつつ、チタン製サイレンサーは従来モデルから小型化した。細長くスリムな外観とし、触媒前後のO₂センサーで浄化性能も監視する。従来のSET-A可変排気バルブは廃止された。

フロントには、路面追従性と減衰安定性に優れるショーワ製BFF倒立フォークを採用。ブレーキはφ320mmフローティングディスクとブレンボ製モノブロック対向4ポットキャリパーを組み合わせ、強力かつ繊細な制動力を実現する。
スズキ「GSX-R1000R」主なスペック・燃費・価格
| 全長×全幅×全高 | 2075×705×1145mm |
| ホイールベース | 1420mm |
| 最低地上高 | 130mm |
| シート高 | 825mm |
| 車両重量 | 203kg |
| エンジン形式 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒 |
| 総排気量 | 999cc |
| ボア×ストローク | 76.0×55.1mm |
| 圧縮比 | 13.8 |
| 最高出力 | 140kW(190PS)/13200rpm |
| 最大トルク | 108N・m(11.0kgf・m)/11000rpm |
| 燃料タンク容量 | 16L(無鉛プレミアムガソリン指定/E10ガソリン対応) |
| 変速機形式 | 常時噛合式6段リターン |
| キャスター角 | 23°20′ |
| トレール量 | 95mnm |
| ブレーキ形式(前・後) | Φ320mmダブルディスク・Φ220mmシングルディスク |
| タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17M/C(58W)・190/55ZR17M/C(75W) |
| 乗車定員 | 2名 |
| 燃料消費率(WMTCモード値) | 14.7km/L(クラス3、サブクラス3-2)<1名乗車時> |
| 製造地 | 日本 |
| メーカー希望価格 | 234万6000円(消費税10%込) |
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