快適性か、軽快さか、それとも唯一無二の個性か―どれを軸にするかで評価は大きく分かれる。フィジカルの変化を感じながらも、ずっと旅と走りを楽しみ続けたいベテランライダーに、この4台はどんな答を返してくれるのだろうか。太田安治が一刀両断する!
文:太田安治 写真:赤松 孝、南 孝幸、松川 忍
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CB1000F SE・GSX-8T/GSX-8TT・XSR900 GP ABS|4台 総合評価

画像5: 【比較インプレ】最新ヘリテイジスポーツ4機種|スズキ「GSX-8T/GSX-8TT」/ホンダ「CB1000F SE」/ヤマハ「XSR900 GP ABS」|エンジン&サス・スポーツ性能チェック・総合評価(太田安治)

CB750F直系の“カッコよさ”に惹かれて「一台持ち」なら「エフ」が最有力!

画像: CB1000F SE・GSX-8T/GSX-8TT・XSR900 GP ABS|4台 総合評価

パワーは現代、味つけは往年。CB1000Fで甦るCB750Fの記憶

僕は「カッコいい!」を最大の理由として1982年型のCB750Fに乗っていたので、CB1000Fのデザインには強く惹かれる。やたらと前側が重そうだったり、尻が跳ね上がっている今風のデザインだとどうにも落ち着かないし、ライディングポジションが楽なことも長距離ツーリング頻度が増えている身にはありがたい。エンジンパワーは文句ないし、開け始めのレスポンスが穏やかで扱いやすい。

ただ、位相カムシャフト採用によるゴリゴリ感の演出は過剰で不自然に感じる。かってのCB750Fも、その前のCB750Fourもここまでのバラツキ感はなかったし…。これは社外のフルエキゾーストマフラーに交換するとかなり抑えられることを体感しているから、大きすぎるハンドル、やや前寄りのステップと合わせてさっさと交換するだろう。

そうしたアフターパーツ類の選択肢が多いこともCB1000Fの優位点。「なんとかレプリカ」には惹かれないので、自分の好みと用途でカスタムします。

総合評価
※評価項目の採点は
①エンジン爽快感、➁エンジンパワー③ハンドリング、④Fun to Ride、⑤乗り心地、5項目を各10点満点で評価し、合計50点満点で評価。その後、マシンパフォーマンスを寸評。
CB1000F SE:31点
(①4点➁8点③6点④4点⑤9点)
渋滞路走行からロングツーリングまで、どんなシチュエーションもソツなくこなす。刺激がないという見方もできるが、今の僕にはこの緩さが合っている。


GSX-8T:32点
(①8点➁7点③8点④6点⑤3点)
トラディショナルなルックスにまとめられているが、中身はストリートファイター的。ただ、サスペンションはGSX-8Rのようにしなやかな動きを望む。


GSX-8TT:34点
(①8点➁7点③8点④6点⑤4点)
ヘッドライトカウルの効果で高速走行では走行風圧が減り、フロントの落ち着きが増す。ただ、市街地やツーリングでは8Tとの差はほとんど実感できなかった。


XSR900 GP ABS:36点
(①9点➁8点③8点④8点⑤3点)
スポーツライディングの楽しさはピカイチ。ただしライディングポジションと硬めの前後サス設定で長距離、長時間のツーリングには向いていない。

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    CB1000F SE
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    XSR900 GP ABS
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    GSX-8T
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    GSX-8TT
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    CB1000F SE
    23
    11
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    XSR900 GP ABS
    31
    15
  • 画像12: 【比較インプレ】最新ヘリテイジスポーツ4機種|スズキ「GSX-8T/GSX-8TT」/ホンダ「CB1000F SE」/ヤマハ「XSR900 GP ABS」|エンジン&サス・スポーツ性能チェック・総合評価(太田安治)
    GSX-8T
    10
    5
  • 画像13: 【比較インプレ】最新ヘリテイジスポーツ4機種|スズキ「GSX-8T/GSX-8TT」/ホンダ「CB1000F SE」/ヤマハ「XSR900 GP ABS」|エンジン&サス・スポーツ性能チェック・総合評価(太田安治)
    GSX-8TT
    35
    17

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CB1000F SE・GSX-8T/GSX-8TT・XSR900 GP ABS|4台スペック比較表

スペックCB1000F SEGSX-8TT/8TXSR900 GP ABS
全長×全幅×全高2135×835×1125《1170》mm2115×775×1160/1105mm2160×690×1180mm
ホイールベース1455mm1465mm1500mm
最低地上高135mm140mm145mm
シート高795mm810/815mm835mm
車両重量214《217》kg203/201kg200kg
エンジン形式水冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒水冷4ストロークDOHC4バルブ並列2気筒水冷4ストロークDOHC4バルブ並列3気筒
総排気量999cc775cc888cc
ボア×ストローク76.0×55.1mm84.0×70.0mm78.0×62.0mm
圧縮比11.712.811.5
最高出力91kW(124PS)/9000rpm59kW(80PS)/8500rpm88kW(120PS)/10000rpm
最大トルク103N・m(10.5kgf・m)/8000rpm76N・m(7.7kgf・m)/6800rpm93N・m(9.5kgf・m)/7000rpm
燃料タンク容量16L(無鉛プレミアムガソリン)16L14L
変速機形式6速リターン6速リターン6速リターン
キャスター角25°00′25°25°20'
トレール量98mm104mm110mm
乗車定員2名2名2名
ブレーキ形式(前・後)Φ310mmダブルディスク・Φ240mmシングルディスクダブルディスク・シングルディスクダブルディスク・シングルディスク
タイヤサイズ(前・後)120/70ZR17M/C 58W・180/55ZR17M/C 73W120/70ZR17M/C 58W・180/55ZR17M/C 73W120/70ZR17M/C 58W・180/55ZR17M/C 73W
燃料消費率 WMTCモード値17.9km/h(クラス3-2)<1名乗車時>23.4km/L(クラス3、サブクラス3-2) 1名乗車時21.1km/L(クラス3、サブクラス3-2) 1名乗車時
製造国日本日本日本
メーカー希望小売価格(消費税10%込)159万5000円《139万7000円》138万6000円/129万円8000円143万(ホワイト)/146万円3000円(イエロー)
※《》はCB1000F

CB1000F SE・GSX-8T/GSX-8TT・XSR900 GP ABS|4台比較 写真

文:太田安治 写真:赤松 孝、南 孝幸、松川 忍

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