独創的なデザインと、スポーツバイクに引けを取らない走行性能をもつドゥカティのクルーザー「Xディアベル」が2025年モデルで進化。新たにV4エンジンを搭載した新型Xディアベルは、エンジンそのもののフィーリングが心地よい、ワイルドな走りを楽しめるモデルだ。
文:小川 勤/写真:DUCATI
▶▶▶写真はこちら|ドゥカティ「XディアベルV4」全体・各部・走行シーン(15枚)
文:小川 勤/写真:DUCATI
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ドゥカティ「XディアベルV4」各部装備・ディテール解説

V4エンジンからフレームやスイングアームが生える車体構成もパニガーレを継承。どんなモデルもスポーツ性を追求するドゥカティらしさに溢れている。

カラー液晶で視認性の高いメーター。トラクションコントロールやウイリーコントロールなども搭載。クルーズコントロールも標準装備。

スーパーバイク直系のV4グランツーリスモエンジン。パニガーレからボアを2mm拡大し排気量をアップ。中速寄りの味付けに。

サイレンサーエンドがV4エンジンをアピール。不等間隔爆発のV4サウンドは、マイルドだがスーパーバイクならではの迫力も持つ。

フルアジャスタブルタイプの倒立フロントフォークに、ブレンボモノブロックキャリパーを組み合わせる。まるでスポーツバイクのような装備だ。

片持ちスイングーアムと240の極太タイヤの組み合わせが、ディアベルらしい迫力のリアビューを約束。タイヤはピレリ製ディアブロ・ロッソ3。

ザックス製のリアショックはフルアジャスタブル。クルーザーにもかかわらず、きちんと調整機構を搭載するのもドゥカティらしい。

小柄なライダーやフォワードコントロールに違和感があるライダーは、オプションのミッドステップがおすすめ。いわゆるディアベルV4に近いポジションになる。

Xディアベル1260Sよりも厚みを増したシート。パッセンジャー側は厚みを増すだけでなく、幅が30%広くなり、奥行きが50%も延長された。
ドゥカティ「XディアベルV4」主なスペック・価格
ホイールベース | 1620mm |
シート高 | 770mm |
車両重量 | 229kg(燃料除く) |
エンジン形式 | 水冷4ストロークDOHC4バルブV型4気筒 |
総排気量 | 1158cc |
ボア×ストローク | 83×53.5mm |
圧縮比 | 14.0 |
最高出力 | 124kW(168PS)/10750rpm |
最大トルク | 126Nm(12.8kgf・m)/7500rpm |
燃料タンク容量 | 20L |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 29° |
トレール | 124mm |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17・245/45ZR17 |
ブレーキ形式(前・後) | Φ330mmダブルディスク・Φ265mmシングルディスク |
メーカー希望小売価格 | 333万5000円(消費税10%込) |
文:小川 勤/写真:DUCATI